第671話
ダンジョンに行く授業ではちょうどイベントの時期と被ってしまった。辺り一面が階段状になり、お茶畑のような感じになっている。そうドロップがお茶の種類に変わってしまったのだった。もちろん抹茶もドロップすれば、ほうじ茶もドロップするといった仕様だ。
その茶葉がドロップするといったものだ。おそらく、みどりの日と八十八夜をかけたものかな?八十八夜は、その時に摘んだ茶を飲めば不老長寿になれる縁起物とされているらしい。モンスターがの外見も変わっており、全て緑色になっている。
その同化している体をその茶畑に隠し、奇襲をするようになっている。その姿は見えないが気配が分かりやすく隠していないため簡単に防ぐことができる。だが、前もって攻撃しようとしても置かれている茶葉に魔法が吸い寄せられ防がれてしまう。
オブジェクト判定で、ダンジョンの侵入者の攻撃は無効化されるが、ゴブリンは入ることができるといった感じだな。この中に遠距離持ちがいれば無敵の要塞だろうな・・・。そんなクソフィールドにするわけもないから、今回は遠距離持ちはいないだろう。
出てくるモンスターは頭からチョークの粉をかぶったような感じだ。完全に見た目はエイリアンだな。そいつらからは煎茶やほうじ茶がドロップした。お湯を入れるだけで作ることができるのだから、まだマシだな。ここで抹茶の粉がドロップしてもその道具は買う必要が出てくる。
いっそのこと全てセットにしてドロップしてくれればいいのに・・・。そして5階層のオークだ。いつもならここで何らかの変化がやってくる。今回もオークが変化を表す犠牲になったようだ。その見た目は西洋?みたいな感じだ。
フィールドは古い建物が立ち並んでいる。だが、通行人は誰もおらず不気味な空間になっている。ヨーロッパとかかな?なら紅茶だな。紅茶飲めないんだよな・・・。そんな中、店が1つ用意されている。周りの建物は薄暗い色を使っているのに対し、この店の色は明るくここにボスがいるよとアピールしている。
店の外で優雅に新聞を片手にコップを口に当て飲んでいるオークが1体これがボスのようだ。紳士のように、黒くスーツのような服を着ている。イベントということもあり弱かった。そのドロップはコーヒーだ。
まあ、理解はできるよ。ヨーロッパといえばコーヒーか紅茶だからね。でもコーヒーって原産地は熱帯とかだよな。それなら紅茶がくると思っていたのだけどな・・・。紅茶が出てくるよりはマシだな。そのパッケージに書かれているのはカフェインレスコーヒーだ。健康までしっかりと配慮されていた。
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