第979話
土魔法で細かい砂を作り出し風魔法で巻き上げる。視界を奪うことができた。おそらく隠れることができたのだから、隠密を発動させる。これで一応認知はできなくなったはずだ。分身体を3体作り出し、全ての分身体に隠密を発動させた。
人数は有利だ。俺は背後に回るために移動を始め、分身体は左右を挟むことで待機させる。風魔法を消し剣を持っている右手側の分身体に隠密を解除させ、攻撃を仕掛けさせる。その反対側にある分身体を進ませながら、その手を背後から切り落とす。
武器差があったため分身体の刀で受け止めることができず、殺されてしまった。最初の予定であれば、受け止めたところに魔法を当てるつもりだった。魔法を至近距離で受け止めた時に、魔法は消されるが威力は残っているためノックバックが発生する。
そして、後ろに飛んだ時に分身体と入れ替わって攻撃を仕掛けようと思っていた。コンボを発動させることはできなかったが、武器を落とさせることに成功した。あとは魔法に気をつけるだけだと思っていた。たが、その武器が持ち主のところに戻っていく。そして、剣をしっかりと握られていた腕が合体し握ったり開いたりしている。完全に攻撃の効果はなかったようだ。
再生持ちか・・・。アンデットだから持っているとは思っていた。けどなー。ここでかよ。首は正面からしか狙うことができない。後ろから攻撃をしようとしていた時に首に金属製の何かを巻いていた。首を切られることを恐れていたのだろう。
殺すためなら魔法になるのか?近寄らせないように、霊炎の魔法を使い攻撃を仕掛けてくる。アンデットということなら、光魔法を使うか・・・?あと火なら水が効くだろう。ウォータージャベリンとライトジャベリンで魔法に当てたところ、簡単に破壊することができた。
アンデット属性が追加されていたようだ。あの魔法に弱点として、光魔法が追加されたようだ。水魔法は、凍りつき地面に落下をしていた。その時に魔法も消えていたためこっちも効果があることがわかる。
完全に火魔法とは違っているようだ。火魔法の形をした氷属性を持ったアンデット的な考えでいいだろう。魔法の分析も終わった。完全な弱点は光だ。いつも使っている火魔法が使えなくなったと勘違いして、慌ててしまった。落ち着いていればもっと早く殺すことができていただろう。
分身体にライトジャベリンを放ってもらい、空中に逃げたところをライトジャベリンで貫き殺すことができた。魔法は専門外なのと、魔法の効果が予想できなかったのか、他の召喚獣は戦闘に参加してこなかったようだ。
ドロップはアンデットが使っていた剣だ。効果は魔法防御上昇、物理防御上昇、帰還、持ち主に風魔法付与だった。この能力なら武器破壊を狙っても良かったのかもしれない。そして、呪いとしての効果でスピード減少と書かれていた。
空中に浮いていると関係はなさそうだ。人間って空中に受ける人は少ないから、このデバフは大きいだろうな。
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