第60話

 しばらくはオーク狩りになりそうだ。親もこの肉は美味しいといっており、多く狩ってくるようお願いされた。そのため、狩っているのだが、全く出ない。武器ばかりしかでない。




「物欲センサーめ!!」




 というか、ラック上昇くんは何をやっているのだろうか。今は君の出番なのに働いてくれていない。1個か落ちただけで、それ以上は落ちてこない。というかレア個体と合わないだけまだマシか・・・。今日出会ったのは、片手剣かステゴロだ。そのためバックの中には、魔石がゴロゴロところがっている。




「脂も美味しかったら、ラーメンも美味しいのでは?」




 なんだか、とんこつラーメンが食べたくなってきた。流石にもうすぐ夏になるので、鍋はしない。そのため、ラーメンが真っ先に思い浮かんだ。というか、骨って落ちるのか?スケルトン系からは落ちることはわかっているだが、衛生的にアウトだと思っていて、使われることがない。




 諦めるか・・・。今日も召喚ガチャをしてきた。召喚で、ゴブリン系の場合、リーダーとかメイジはあたり枠だ。そのため、魔力が余っている寝る前とかはガチャを引いてから寝ている。最高レアは、キング系だ。もちろん、スライムにもあたり枠がある。




 今回召喚するのは、コボルトシーフだ。おそらく、この個体が、一番苦しめられた個体だ。そのため召喚をし、先制攻撃をしてもらう。そうすることで、そちらに100%ヘイトが行く。そこを横から叩いて、勝利をしている。もちろん簡単に勝つことができない時もあるが、よほどのことがない限りは一撃だ。




「火魔術使いになったことの恩恵が凄すぎる。」




 やっとのことで、魔法の向きを変えれるようになったのだが、1回のみだった。だが、進化したことで火魔法の操作ができるようになってしまった。もちろん、何回もだ。そのため、避けてドヤっているオークに背中から刺すこともできる。さらに貫通させ、銃で撃たれたように蜂の巣にすることもできるようになってしまった。




 さらに問題は、魔法のレベル7のスキルだ。そのスキルは、エンチャントだ。そのため、一撃一撃が、無属性攻撃だったのだが、それに属性を帯びさせることができるようになった。魔法に魔法を重ねることはできないのが、残念だったが、ロマンに近づいてきている。




 そして、家に帰る頃には、オーク肉は、3個になっていた。まあ、及第点だろう・・・。

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