前のエピソード――第854話

　どんな職業があるかな？そう思いながら、スラスラっと職業の種類を見ている時だった。その職業を見つけた。あるゲームではレベル100まで、その職業を上げることで特殊な職業が発動するもの。そう遊び人だ。そしてその職業をセットし、1日でレベルを25まで上げることができた。

　だがスキルの数を見ていると20が最高レベルのようだ。まあまあ、誤差だ誤差、そこは許そう。最初にステータス欄をメモをしていた。その能力の上がり幅を見ていこう。筋力±0、賢さー5、魔力＋5、魔法防御力±0、物理防御力-15だ。この時点でわかる。クソみたいな職業だ。

　まず、レベル0のスキルはカード職人だ。よくあるトランプで野菜を切るようなものや投げたものが壁に刺さるとかの上位互換だろうそう思いながら、効果を確認する。そこに書かれていたものは、ショットガンシャッフルの成功率アップだ。いや、あれが難しいのはまだわかるよ。

　パサーってなって全部のカードが落ちるとかもよくあるし、この職業で手に入っていいものじゃないだろ！頑張って練習して習得しろよ。ショットガンシャッフルを習得して、練習しないと戦闘スキルを得ることができないとか、終わっている。

　そして、レベル5の時に得たスキルは、性病防止だ。ありがたいのか？まあ今広まっているから、ありがたいのだろう。横にレベルが書いてなければな・・・。レベルが上がる時ってなった時だよな？なった証明にもなるし、ステータスを他人が閲覧できるときになれば恥ずか死ぬ自信がある。

　そして、次のレベル10は状態把握だ。耐久値とか敵の状態とかわかるのかな？そう思っていた。だが、わかるのは馬の状態と、機械の状態だ。これはただのギャンブラーだ。なんだ？この職業は、競馬とパチンコに全てをかけているのか？それで金を稼いで次の職業に行こうとかそんな感じなのだろう。

　馬の状態がわかるのはまだマシだ。レベルを上げていけばスキルレベルが10になった時に化けるのかもしれない。・・・鑑定と被っているよな・・・。いらねー。15レベルには、ギャンブラーのスキルだ。もう隠す気がない。運に勝つことが多くなるそんなスキルだ。もちろん負ける時もあるよ。と補足説明が書かれている。もう、名前だけで何も作用していないスキルと言っても過言ではない。

　最後にレベル20だ。いつもなら、ここでいいスキルが出て逆転する時がやってくるのだろう。そう期待していた。読心術（弱）だ。おっ強そう。そう思っていた。スキルのところに弱ということもあり、使えるけど強力ではない。そんなスキルかな？

　そう思っていた。効果は、1つ目はコミュ力増加。この時点で閉じそうになった。だが、①とかかれていたことで閉じたい気持ちを抑える。2つ目は相手が表面的に思っていることを感じることができるようだ。と書かれている。どういうこと？と思ったが、ご飯が食べたいやむかつく。と言った気持ちを感じることができるようだ。

　読心術（強）になれば、その気持ちが言葉としてはっきりと聞こえるようだ。こっちがよかった。そして3つ目は、嫌悪感を抱かれにくい。最後は関係なさそうだな。ヒモになるための能力かな？ヒモになって職業パチカスとして生きていくための職業かな？

　いらないし、デメリットでしかないものだ。使い方次第では何にでも行けるけど、しばらくは雑音になりそうだから、状態把握以外全部スキルの発動をオフにしておく。時間と労力を無駄にした気分だ。