第134話

 残り3体相手にどう戦うのか見ものだ。そう思いながら木の上で観察を続ける。それだが、一瞬で決着がついてしまった。まず、こちら側は魔術師、コマンダー、騎士、狼の4体だ。そのため決着が長引きそうだな・・・。と考えていた。だが実際には違っておりまず、剣士相手にコマンダーと騎士が対面にたち、時間を稼ぎ近づかせないようにしている。


 その間に、狼と魔術師がその後ろにいるアーチャーを魔法で撃っている。もうそれはかわいそうなほどだ。足に怪我をしているので避けることもできないので、魔法に対して、それより発動速度の劣る弓だ。もう結果がわかっている。そのまま押し切り魔法部隊が勝ってしまった。


 決着がついた瞬間。魔術師が何かを言った。耳まで強化をしていなかったのでなんと言ったのかは理解できなかったがおそらく弓は殺したよとかそんな感じだろう・・・。


 その言葉が出た後戦闘は激化した。持っている剣を騎士が叩きおりそのまま、手刀で首を切り落とした。その後騎士はゆっくりじっくりと戦闘をしているが急に空中に攻撃を避けた。その瞬間そこにアイスランスが飛んで行きそのゴブリンの首に当たる。その背後から首を押すことで、刺さっていたアイスランスがもっと深くに刺さる。


 そのまま倒れ込んでドロップへと変わっていった。残っているのは、荷物持ちとされていたゴブリンだ。それに近づくと、何やらこちらの方に近づいてくる。そこを首を刎ねた。


 そいつも光だし、ドロップへと姿を変えた。それはスキルブックで限界突破のスキルだった。


「これなら使える」


 あんな毒吐きとかに比べると、こっちの方がまだ使いやすく、わかりやすい。ラノベあるある。だいたい限界突破あるでしょ問題がこれで解決した。そのほかのドロップだが、弓が1つ落ちたぐらいだ。これは今後使うかもしれないので、そのままバックに放り込み肥やしにする。


 杖を体に結びつけ、回復をさせながら、探しては殺すことを何度も繰り返し行っていると時間がきたので、家に帰った。寒くなってきているので、なかなか外に出る機会が減ってきているように感じる。そのため、ダンジョンに行って運動することが日課になりそうだな・・・。


 新年1発目のダンジョンは2周目の土日になるかな・・・。実家帰りもあるし、このぐらいになりそうだ。


 _____________

 後書き

 限界突破:職業の限界レベルが上がる。

 レベルごとのスキル付与はなくなるが、ステータスが永遠に伸び続けるのと等しい。

 少し設定の変更、新しい職業の発生条件を、職業レベルマックス→レベルの設定に

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