第326話
夏休みが終わった。結局、火魔術のレベルは9で止まった。銃を使うことを思いつかなければ、いけたのだろう。だが、後悔なんてしていない。銃こそロマンだ。相手が一般人の場合銃の方が優れている。魔法のほうがためが必要だ。
戦争になった場合多くの敵を殲滅するのであれば、範囲魔法を使えばいい。だが、一般人相手に戦うのであれば、銃を使えばいいな。魔法だと脅しに使いにくい。銃の方が兵器というのが見るだけでわかる。毎回脅すためだけに魔法を見せるより、銃を構えていた方が魔力の無駄もないな。
9月に入りました。文化祭にの準備です。準備をする以前に受験としての勉強を開始し出す時間だ。教室に入るだけで空気が変化している。なんというか重い?ピリついている?そんな感じだ。いつも大声で会話をしている人たちの手には英単語の本があり、ゲームをしている人は数学の問題を解いている。そんな空間に大学も決まって勉強する必要のない俺がいる。
すごく気まずいわ。話しかけて勉強の邪魔をしてはならない。自分の席に座り、机に伏した。先生が来るまでそう時間もかからず、寝ることもできずぼーっとしている。ただ、時間を無駄にしたな・・・。と感じるだけだ。明日から、ギリギリに来るか暇つぶしできるものを持ってこないとな。
今週は早くも模試がある。参加しない俺にとっては、ただの休日に変わるだけだ。自己採点とかで盛り上がるのだろうな。それ以前に文化祭が今月末に始まる。正直、俺ら3年生にとって点数がやばい人ほどこの行事を恨みそうだな・・・。
トーナメントは予定通りに行われる。だが、問題もあった。それは3年からの参加者がいないことだ。俺が参加をしているが、それ以外の参加者がいない。俺が出るのを止めると言った瞬間何人か参加の意志を示していた。
悲しい話だ。今回も審判と回復役に回るつもりだ。性格は腹黒だが、しっかりと部活にはきていた元勇者パーティーの回復職の人も参加してくれるようだ。魔力の消費も少なくてすみそうだな。
2年の方も準備は終わっており本番を待っているだけだ。まあ、結果は分かりきっている。
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文化祭が終わった。3年の結果は元勇者パーティーの盗賊の人だ。2年はいつも通り刀を使う人、1年の方は激闘だった。魔法を魔力が続く限り出して気絶し粘り勝ちをした人が多かった。というか参加したのがほとんど魔法職だったということだ。
1年の中に自称賢者がいたのだが、魔法で攻め立てていてみている方でさえ爽快感がある戦い方だった。だが、技量はほとんどなく、粘り勝ちが多かったのが残念なところだ。雑魚相手に魔法の数でゴリ押しをしていたのが目に浮かぶな・・・。
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