第7話 ペットの世話はしっかりしよう

「つぅ……」



体に鈍い痛みを感じて目を覚ます。



「あ、起きた?」



傍らから声を掛けられてそちらを向くと若い白衣を来た少女がいた。


セミロングの茶髪をポニーテールでまとめている制服を着たスレンダーな人だった。



「……ここは?」



視線をさまよわせると、見覚えのない天井と壁があった。


しかし、どうにも雰囲気や匂いは馴染む。



「医務室よ」



「医務室………………――っ!


時計、今何時! 英里佳は!」



「あ、こら、まだ病み上がりなんだからあわてないの」



壁に掛けてある時計が視界に入り、それで時刻はもう21時を過ぎていることを知る。


迷宮に入ったのが午前の11時前くらいで、その後のゴタゴタを考慮すると少なくとも9時間眠っていたということになる。



「ほら動かな、いっ」



「いったぁ!?」



腕の包帯を巻かれている部分を叩かれて思わず大声を出してしまった。



榎並英里佳えなみえりかさんなら君よりずっと早く起きてもう寮に帰ったわよ」



「帰った……? つまり、無事なんですか?」



「無事も無事。むしろ君の方が重傷だったわよ。


肋骨は折れてるし手足にもヒビが入ってたし、目とか網膜剥離しかけてたし」



呆れたような口調で説明を受けるが、正直そんなのは耳に入らず僕はただ英里佳が無事であることを安堵した。



「よ、よかったぁ……」



「ふぅん……随分と彼女のことが大事なのね? 彼女?」



「いえ、友達です」



「……なんかあっさりしてるわね。まぁいいわ。


とりあえず明日の昼休みにもう一度ここに来て。


治療はもう終わったけど、一応検査はしておかないと」



「え? もう治ってるんですか、僕? かなり大怪我だったんですよね?」



「そりゃね。


私の職業ジョブは“クレリック”だから治療魔法使えるのよ。


細かいのは残ってるけど、大怪我はもう完璧よ」



「治療魔法……」



本当にゲームみたいだな、怪我も魔法で治るなんてな……



「今日は原因理事長だし、治療費その他諸々は理事長請求だけど次回からは有料だから気を付けてね」



「金取るんですか?」



「当然でしょ、これ保険適応外の治療方法なんだから全部自腹よ」



世知辛せちがらっ」



「そんなものよ。


ああ、自己紹介遅れたわね。


私は2年の迷宮救命課めいきゅうきゅうめいか所属のみなと雲母きららよ」



「あ、どうも。


歌丸うたまる連理れんり、1年です」



「ええ……とりあえず、そこの隅で隠れてる子はちゃんと連れ帰ってね」



湊先輩が指さした方向を見るとそこには真っ白いもこもこの塊がいた。



「……シャチホコ?」



もしやと思って名を呼ぶと、そのもこもこはピクッ反応を示し、目にもとまらぬ速さでこちらに接近した。



「きゅきゅぅ!」



「おわっと」



こちらに飛びついてきたのを咄嗟に受け止める。



「ふぅん……やっぱりエンぺラビットなのね。


この子、私たちにすごい怯えてたけど君の傍からは絶対に離れようとしなかったのよ。


臆病だけど、かなり忠誠心が高いのね。意外だわ」



「そう、なんですか……ありがとなシャチホコ」



「きゅぅ~」



僕に頭を撫でられて満足げに鳴く。



「あ、一応その子にこれ着けてあげてね」



「……なんですかこれ?」



湊先輩から手渡されたのは小さな輪っかだった。



「テイムした迷宮生物モンスターだっていう証明書みたいなものよ。


迷宮の外に迷宮生物が出てたら基本討伐されちゃうからその防止のためよ」



「ああ……つまり飼い犬の首輪と同じなんですね、保健所に連れていかれないようにするっていう。


シャチホコ、これ着けてもいいか?」



「きゅう」



「どうぞ」とでも言うかのように、僕の膝の上に座って首を前に差し出すシャチホコ。


僕はシャチホコの首に輪っかを嵌めてあげると、カチッという音とともに首輪が付けられた。



「きゅきゅっ」



「うん、似合ってる似合ってる」



僕の言葉にシャチホコが満足そうにしていると、隣で見ていた湊先輩が不思議そうな様子で見ていた。



「……会話できるの?」



「え、あ、いえ全然。ニュアンスでやり取りしてるだけです」



「ふぅん……テイムした迷宮生物でもここまで感情的なのっていないからてっきり会話できるのかって思っちゃったわ。


でも本当に可愛いわね」



「きゅぅ~」



湊先輩に褒められたのがわかったのか「どやぁ」と言うかのように胸を張るシャチホコ。



「とりあえずありがとうございました。


今日のところはもう帰ります」



ベッドから降りると、シャチホコが僕の頭に飛び乗った。


どうもこいつにとってはそこが定位置になったようだ。



「そう、道わかる? 送ってくわよ」



「いえ、大丈夫です。朝荷物置くときに寮に行ったので」



「そう? お大事にね」



医務室を出て外へと向かう。


ここは僕たちの教室とは別棟にあるが出口は一緒だったはずだ。



「いてて……」



歩くたびに衣擦れで痛い。


擦り傷や痣などはそのままみたいだ。



「きゅ……?」


「心配してくれてるのか?


でも大丈夫だよ。痛いけど、別に不快ってわけでもないから」


「きゅう?」


「あはは、平気ってことだよ」



靴を履き替えて、外に出るとそこに人影があった。


玄関前の階段に腰かけ、紫煙を口当たりから昇らせている。



「武中先生?」



「ん? おう歌丸、もう大丈夫か?」



僕に声を掛けられて振り返った先生はその口に煙草をくわえていた。



「ここ敷地内全面禁煙じゃないんですか?」



「それは昼のうちだけだ。夜は基本学生の出歩きは禁止だから、その辺りは許可が出てる。


まぁ、良い顔はされねぇから人気のないところじゃないと吸えねぇけどな」



「へぇ……でも意外ですね、教育機関ならもっと厳しいと思ったんですけど」



武中先生は口にくわえていた煙草を携帯灰皿に捨てて「よっこらせ」とオッサン臭いことをいいながら立ち上がった。



「煙草の臭いを嫌う迷宮生物モンスターは多いからな。


教師と行動する時は安全にすべきみたいなこともあってモラル的にNGでも、安全のために喫煙推奨してんだ。


一部の教員だとタバコ吸ってることが採用条件だったりするんだ。俺はその一部な」



「へぇ……ああ、確かにシャチホコも先生嫌がってますね」



無言であるシャチホコが武中先生に対し身を固くしているのに気づく。


もしかしたら迷宮の中での反応って煙草の臭いも原因だったのかもしれない。



「そうか、ならこれ以上近づかない方がいいか。


ほれ、受け取れ歌丸」



「おっと……サンドイッチ?」



投げ渡されたビニール袋の中身を確認すると、野菜ジュースとサンドイッチ、それにヨーグルトが入っていた。



「お前昼も食ってないだろ。今からじゃ食堂も閉まってるし、今日のところはそれで我慢しろ」



「……もしかしてずっとここで待っててくれたんですか?」



「ずっとではないが……一応俺も担任だからな」



「ありがとうございます。


えっと……あの、英里佳はあの後どうなりました?」



「お前より早く目覚めて、ひとまず職業に就かせて反省文書かせた。


お前の大怪我を見て酷く落ち込んでたぞ」



「そうですか……心配ですね」



英里佳、あんまり気に病んでないといいんだけど……



「歌丸、お前の経歴を見させてもらった」



「え? あ、はい。でも自己紹介で言いましたよね?」



そんなに僕は大した経歴なんてなんにもないと思うんだけど……



「ああ、その通りだ。自己紹介通り、お前は中学校に通ってない。


いや、と言ったほうが正しいのか」



「……同じことですよね?」



「違うぞ、かなり違う。


人数多いから見逃してたが……そうだよな、そりゃそうだ。


そうでもなければお前みたいなやつが攻略に挑もうとか思えるはずもないよな」



どこか悲し気な眼で、武中先生は僕を見る。


その理由がわからず、僕は頭の中に疑問符が浮かぶ。



「すまん、忘れろ。とりあえず明日から授業開始だから今日はもう帰って寝ろ。


ただお前は職業がそのままだから放課後俺と一緒に来いよ」



「はい、わかりました。


それじゃ失礼します。あ、サンドイッチありがとうございました」





頭にエンぺラビットを乗せたまま学生寮に帰っていく歌丸を眺めて、武中幸人たけなかゆきとは再び煙草に火をつけて一服する。


ゆっくりと紫煙を吐き出しながら、今もちょっとばかりふらつく歌丸の背中を見る。


その姿はとても細く、同年代の男子と比べれば華奢としか言いようがないほど頼りなかった。



「おやおや、武中先生もお優しいですね」



「……どうしてこんなところにいるんですか、学長?」



振り返ると、片手にインスタントのカップヌードルを持ったドラゴンがいた。


ちなみにほのかに湯気が立っており、お湯を淹れたばかりであることがうかがえる。



「なんですかそれ、夕飯ですか?」



「あはは、歌丸くんの治療費ってことで私の給料を持っていかれてしまいましてね、次の給料日までは毎日これですよ」



「……そもそも食事なんて必要ないでしょうに」



「おやおや、厳しいですねぇ。


最近の学生は退屈になってしまったので、もう食べることくらいしかな私には楽しみがなかったんですよ? 今更やめられませんよ、こんな贅沢」



「そういう割には、上機嫌ですね」



「ええ、もちろんです。久方ぶりに食事以上に楽しい生徒を見つけたのですから。


今宵のカップヌードルは最高級のサーロイン肉に勝るとも劣らぬ味です」



「世界の畜産農家に謝ってください」



「おや、私好きですよインスタント。これぞ日本が世界に誇るクールジャパンと、もっと自信を持ってもいいと思いますよ?」



なぜドラゴンに自国の商品を絶賛されるのだと、武中は吸っていた煙草を吸いながら頭を抱えた。



「……学長は知ってたんですか、歌丸のことを?」



「当然です。彼自身は知りませんが、私は彼のご両親と面識がありますからね」



「は?」



どういうことだと耳を疑う武中だったが、学長は答える様子もなく話題を変えた。



「武中先生、君は私に贔屓ひいきは良くないと言いましたね」



「……はい」



「私から言わせれば、平等など敗者の慰めでしかありません」



声音は変わっていない。


しかし武中の方を見る目に侮蔑の色があった。


このドラゴンは心底なまでに“平等”を嫌悪しているのだ。



「君たちよりも上の多くの世代がどれだけそんな耳障りがいいだけの悪意で苦しめられたのか知っています。


真の平等とはスタートラインのみに課せるものであり、そこから先にも続けるのはただの枷です」



「……それはわかりますが、だからと言って贔屓していい理由にはなりません」



「別に理由がなければ私も贔屓はしませんよ?


贔屓をするのは、それはされている者にそれだけ魅力があるということです。そして歌丸くんには今、それだけの価値がある。


価値のないものに時間や手間を裂いて、その価値を潰してしまう教育など愚の骨頂です。


彼の青春いきざまはこれから多くの人を惹き付けてくれる。それを伸ばすことが私にとっての青春きょういくなのですよ」



「あなたはただ、歌丸を玩具にしてるだけでしょ」



吐き捨てるかのように、冷く刺すよな声が出た。


自分でも意外だったのだが、武中は今かなり怒っていたのだ。



「あなたたちこそ、どれだけ耳障りのいい言葉を並べていても所詮人間をその力で押さえつけているばかりだ。


そちらにしてみればさぞ俺も歌丸も、すべての人間が滑稽だろう。結局何を言ったところで家畜の戯言だとでも思ってるんだろ。


それをよく恥ずかしげもなく教育と語れるものですね」



「ふふふっ」



「何がおかしいですか!」



思わず語気を荒げる武中に、学長はドラゴンなりの表情で微笑みかけた。



「いえ、今の君のその眼……榎並さんとそっくりだと思いましてね。


彼女を見てでも思い出しましたか?」



その指摘に武中は一瞬瞠目したが、すぐに目を伏せた。



「……俺は」



「いいのですよ、それは当然の反応です。


若さは特権ですが、青春に終わりはない」



学長は武中に背を向けて歩き出す。



「教育者として生徒どう導くかは貴方の仕事ですが、生徒から教師としての教訓を得ることもまたあなたの責務です。


あなたもまた、青春きょういくするのです」



「あなたは、生徒たちから何かを教えられたことがあるんですか?」



武中の言葉に、学長の足が止まる。



「ありますよ、数え切れないほどに。


そして……それはきっと、歌丸くんを中心に武中先生も感じるはずですよ」



「歌丸を中心に……ですか?」



「ふふふっ……学園とは、不思議なものでしてね、生徒が学ぶ相手はなにも教師に決まったものではないのです。


ああ、明日から楽しみですねぇ」



そういいながら、学長は翼を広げてその場から飛び立とうとして……



――バシャッ!



「あぁ!?」



その際の揺れで手に持っていたカップヌードルの中身をぶちまけてしまった。



「……ふぅー……おつかれさまでーす」



「え、あ、ちょ……武中先生、ちょっと箒とか持ってきて……武中せんせーい!」





「ここかな」



学生寮に戻ると、結構静かだった。


今日は初めての迷宮ということで新入生の多くいるこの棟は寝静まっている者も多いのだろう。


そして僕は寮母さんから割り当てられた部屋の前に来ていた。


一応相部屋ということですでに同居人がいるらしい。



「きゅきゅ」


「寮母さんに許可はもらったけど、あんまり暴れるなよ」



本来テイムした迷宮生物は専用の施設に預けるのだが、シャチホコは小型ということで後日ケージとか専用のトイレとか用意すれば寮で飼っていいみたいだ。


北学区にも少ないとはいえテイマーはいるから、小型のやつなら寮に入れてもいいらしい。


とりあえず灯りがついてるみたいだからノックをしてみた。



「開いてるぞー」



よかった、同居人も起きてるようだ。



「失礼しまーす。


今日から同室の歌丸でーす」



「おう、よろし……げ、ゲロ丸!?」



「え」「きゅ」



こちらの顔を見たとたんに聞いた言葉に思わず目が点になったが、こちらのリアクションに相手も突如慌てだす。



「あ……あ、違う、今のはその、うっかりで…………す、すまん」



「あ、いや、謝ってくれるならいいよ。


ゲロ吐いたのは事実だしね」



「そ、そうか……あ……うん、ごめん」



何度も頭を下げられるとなんだかこっちが申し訳ない気分になるな。


……というか、この人って確か……



「確か君……出席番号一番の相田あいだくんだよね」



「あ、ああ……岩手出身の相田あいだ和也かずやだ。


今日ソルジャーになった、よろしく」



「山形出身の歌丸連理。こっちはエンぺラビットのシャチホコ」

「きゅう」



「お、おう。


そっか、やっぱりそいつお前がテイムしたんだな」



「まぁね。動物とか平気?」



「ああ、問題ない。あ、ベッドどっち使う?」



相田君が指さした方向には二段ベッドがあった。


上か下、ということなのだろう。



「じゃあ、下がいいかな」



「そうか、わかった」



「うん」



「…………」



「…………」



「「……………………」」



会話が続かないな……まぁ、向こうはあんまり僕と一緒にいたくないのかもしれないけど……



「怪我は、もう大丈夫なのか?」



「え? あ、うん。湊先輩っていうクレリックの人に回復魔法で治してもらった。


今日は支払いが学長に行くみたいだけど、次から有料って言われちゃったよ」



「そう、なのか……」



「あ、うん」



会話もろくに続かないということで、とりあえず奥の方にある小さなテーブルに腰かけてそこで武中先生にもらったサンドイッチを広げた。


シャチホコもテーブルに乗ってきて、サンドイッチに視線を送る。



「あ、そっか、お前も食べてないもんな。


ほら、一個やるよ」


「きゅう」



僕のあげたサンドイッチをもらい、リスみたいに手でもって食べ始めるシャチホコ。


見た目ウサギだけど、どうも卵とか問題ないらしい。雑食なんだな。


などとシャチホコの様子を観察していたら、対面の席に相田くんが座ってきた。



「どうしたの?」



「あ、いや、その……」



「もしかしてさっきのゲロ丸っての気にしてる? 僕は別にそういうの平気だよ」



「ちがっ……まぁ、それは悪かったんだけど、ちょっと……歌丸、くんに聞きたいことがあってな……」



「言いにくいなら“くん”抜きでいいよ。


聞きたいことって?」



相田くんは少し考えて、意を決したように口を開く。



「お前は……怖くなかったのか?」



「何が?」



「何って……あの、恐竜みたいなと戦って……」



きっとラプトルとのことを言っているのだろう。


だが、正直戦いと言われると微妙な気分だ。



「戦い……というよりは遊ばれてたみたいだけどね……


うーん……あの時はそういうの考えてる余裕なかったしなぁ……改めて考えてみると……」



両手を組んでみて、あの時のことを思い出す。


正直かなり痛かったばかりだったが、あれは……今にして思うと……



「……楽しかった、かな」



「…………は?」



「えっと……なんというか自分の人生で初めてあそこまで必死になれたから、今にして考えると結構楽しかったような気がして…………怖いって感情もあったような気もしないでもないけど……楽しいって気持ちの方が強かったと思う。


うん……………うん、やっぱりすごく楽しかった」



「……………………………………………………………………………………………………………………………………………………」



「あれ?」



僕の感想に対し沈黙する相田くん。


なんだろう、ただ僕は思ったことを言ったのだが、何か間違えていたのだろうか?



「……そうか……わかった。


変なこと聞いて悪かったな。俺はもう寝るよ。おやすみ」



「おやすみ。


あ、照明は全部消しとく?」



「小さいの点けといてくれ……」



なんだか疲れた様子で布団に上段のベッドに入っていく。


やっぱり初日の迷宮で疲れたのだろうか?


そんなことを考えつつ、武中先生にもらった夕食を腹に収めて歯を磨く。



「ほら、いー」

「きゅー」



シャチホコも、持ってきていた予備の歯ブラシで一応歯を磨いてあげた。


今度の休日でも必要な備品をそろえておかないとな。


そんなことを考えながら、僕はシャチホコと一緒にベッドに入る、その日は就寝した。



「明日から学校……楽しみだなぁ」



そんな期待を胸に、僕は目を閉じた。

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