第340話 スヴァローグ攻略 ⑤そもそも来させない。
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『 』
声なき唸りを発しつつ、己の傷がすべて癒えたことを確認し、燃え盛る体毛を揺らしながら、その雄牛は自身に与えられた役割を放棄し、ゆっくりと階段を下りていく。
ゆっくりと、一段一段、踏みしめるように燃え盛る雄牛――スヴァローグは60層の鬼の里へと向かい歩を進める。
「――姿は変えないまま、か」
そして、自分の目の前を通り過ぎて行ったスヴァローグを確認し、日暮戒斗は隠密を解除して姿を現す。
その手には小太刀が握られており、そしてその額には里の鬼たちと同じ角が生えていた。
「いまなら……」
自分の存在にいまだ気づかず、ゆっくりと階段を下りるスヴァローグを見て、戒斗はその手にある小太刀を見る。
新しく打ちなおされ、二刀となった鬼形、その片割れ
鬼形・
鬼化して上昇したステータスならば、有効打を与えられるという確信が戒斗にはある。
だが……決定打にはならないという確信もある。
「……ふぅ」
(落ち着け……鬼化して少なからず浮かされてる……流されるな、日暮戒斗)
短く呼吸をして、再度自身に隠密スキルを使用。
ゆっくり進むスヴァローグの脇をすり抜け、素早く里へと戻っていく。
(これなら、まずプランCで問題はなさそうっスね)
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「スヴァローグを倒す作戦を何通りか考えた。
今から説明するから、全員頭に叩き込め」
地上から共やってきた全員を集め、寝込んでいて意識がない歌丸を除く全員を集めて鬼龍院蓮山はそう宣言した。
「……別に私のプランで問題はないのでは?」
「十分な未来予知ができないお前の作戦など、確実性がない。
一種の賭けだ。そんなものよりも、より確実にあの牛を屠る作戦なら俺の方が立てられる」
「大言壮語とはこのことですね」
「俺の作戦を聞いてから、もう一回言ってみろ」
お互いに冷ややかな視線を押収する連山と神吉千早妃
この二人のやり取りの原因を知っている面々はともかく、歌丸の看病をしていた者たちは急な確執あるやり取りに疑問を浮かべる。
「話を戻す。
まず、いつ、どこで、どうやってあいつを倒すかだが……何時についてはシャムスさんが鬼形を完成させてからだな。
鬼形は、スヴァローグを倒すのに絶対に外せないファクターだ」
「しかし、使い手はどうするのですか?
片方は、そちらの萩原さんが使うとして……もう一振りは連理様がこの様子ですと、使えませんよ」
「もともとあいつの鬼形は他人に貸し出して本領を発揮していたんだ。
偵察の時は日暮が使って、実際に正面から戦うときは榎並か三上が使えばいいだろ」
もし歌丸が聞いていたら渋い顔をしつつも否定できないだろうとな千早妃は考えつつ、「なるほど」と否定せずに頷いた。
「え、俺も使うんスか?」
「ああ、鬼形を使えばスヴァローグから気配を読み取られないのは証明されている。
なら、そこに隠密を重ね掛けすれば、あいつの状態を間近で観察できるだろ」
「観察って言っても、具体的にどこを見るんスか?」
「一番確認したいのは、あいつが階段を下りる姿だ。
瞬間移動を使って降りるのか、はたまた浮き上がって下りるのか、もしくは自分の足を使って降りるのか知りたい。
もっとも、最初のパターンだったなら一番最悪だな。
その場合はどんなに善戦したとしても、この場にいる全員が無事じゃすまないし、里にも多くの死傷者が出るだろうな。
……とはいえ、できる限りの策は講じる。これをプランAとする。
一番最悪のパターンだが、里にいる全員の協力が必須の大規模作戦になるからな、この場では触り程度を後で話して、本格的なところは里のみんなと話してトラップ等の準備を進める」
「……ほか二つのパターンの場合、どう対応するのですか?」
「そこを説明する前に、まずは牛の……というより、一般的な四肢動物
の歩行についてだが基本的に後ろ足が発達している場合は下りが苦手な傾向があるという。
とはいえ、上りだろうと下りだろうと、基本的には二足歩行の人間よりもスピードが出る。
しかし、奴のいる59層からこの里に下りるまでの下りは階段……均一となった段差がある。常に一定の間隔での四足移動を強制され、足を踏み外せば、転倒する。
それ故に、基本的に四肢動物は階段での移動を嫌がるのが普通だ」
「……ああ、なるほど」
話を黙って聞いていた三上枝織は、蓮山が何を言いたいのか読めた。
「そんな階段を移動するのなら、スヴァローグは普通は最初と2番目のパターンを使うはず……仮に2番目の場合はそもそも瞬間移動できる条件みたいなものが階段では難しいか……59層のように熱気がない場所では乱発できないとか……何かしら条件みたいなものがあると推測できるわね……」
「そうだ……その場合は階段の途中で一度仕掛け、瞬間移動の条件をできる限り確認し、そのパターンによってになるが60層に場を移す。奴が浮けるなら、足場が悪くてこっちの不利が大きいからな。こっちをプランBとして、60層での対応はプランAと被るからこっちも後回しとする。
……で、三番目、自分の足で降りる場合のプランC。はっきり言うが、こっちのパターンなら、上手く型に嵌めれば里への被害はほぼ0になる可能性が高い」
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「――あいつ、自分の足で階段を降りてくるっスよ。
それも文字通りの牛歩で」
戒斗からの報告を受け、にやりと鬼龍院蓮山が口角を吊り上げる。
「まったくやれやれ、おかげでこっちが想定していた作戦の7割が無駄骨になってしまったなぁ……はぁ、儘ならんな」
言葉とは裏腹に、その口調には喜色が浮かぶ。
それはそうだろう。
なんせ、考えていた作戦の中でもっとも好都合な状況になったのだから。
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「プランCは、スヴァローグを階段の半ばで仕留める作戦だ。プランBとの前半の内容とも被るが……こちらは奴の転移は階段では封じられている、もしくは制限されていることを前提に戦う」
「そこまで言い切って良いのですか?
スヴァローグにも知能があります、もし騙されていたならばこちらは被害が甚大となるのでは?」
「それはない。
仮に階段で使えるのだとしても、最初の階段を下りる時点で使える。
仮に実は使えるが温存しているのだとしたら、尚のこと奴が知能があるがゆえに、少なくとも初手で使ってくるとも思えない」
「根拠は?」
「お前の予知で見たという光景だ」
千早妃の予知の内容の話を聞いて、スヴァローグの行動パターンについてはすでに蓮山は確信のある仮説を立てていた。
「奴は階段を降り切ったと同時に、膨大な炎で一息にこの階層を焼き尽くそうとするはずだ。こちらが反撃する隙も与えずに、な。
奴は熱を溶岩から吸収している姿を確認した以上、その力をため込んでいるのが今の時期だろう。
仮に階段で俺たちが仕掛けたとしても、奴は里にいる多くの鬼を――自分の脅威を確実に消したいと思っている。
ならば、絶対に初手でため込んだエネルギーを多く使うあの転移染みた移動はしてこない」
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「――来道先輩、行けますか?」
「っ……あぁ、頭痛がしてきたがこの距離なら問題ない……
だがいいのか、お前たちが入ってから60層と階段の間の空間を切断したら……お前たちは逃げ場なく焼け死ぬぞ」
「仮に逃げ場があったとしても、そこまで逃げ切れませんよ、どのみち奴の方が速いですからね。
それなら、奴がこっちに来る可能性を一つでも潰しておきたいんですよ。
先輩には負担を掛けますけど、その場合は死ぬ気でこの場を死守してくださいね」
「……わかった」
「最悪の場合は、救援部隊が来るまで耐えてください
そのために相当恨みを買ってまで保険を残したんですから」
「そう、だな」
その保険のために、意識が朦朧としている中、歌丸連理には相当無理をさせてしまったと黒鵜は自分の不甲斐なさに怒りを覚える。
そのせいで、当初の想定よりも衰弱した状態になっているのだから。
「あとついでにドラゴンのことも、その時はお願いします」
「……それはお前らに任せるつもりだったんだがなぁ……」
決して研鑽を怠ったつもりはない。だが、その結果がこれなのかと、あまりに理不尽な状況に怒りで気が狂いそうだった。
「――お兄様、勝手にそういうこと言わないでくださいませんか」
「――俺は、壁だ。誰も死なせん」
「――そうそう、折角勝つための作戦なんだから、全員で生き残ること考えようぜ」
鬼龍院麗奈、谷川大樹、そして……もう一振りの鬼形を、歌丸からそのまま借りっぱなしになっている【レージング】が巻かれた鬼形を携えている萩原渉がいた。
「……私はこんなところで死ぬ気はない。ドラゴンも、殺すのは私」
シャチホコとの融合を果たし、すでに臨戦態勢の榎並英里佳
シャチホコ自身が進化し、お互いに言葉を交わせるようになったことで以前よりも融合のハードルが下がった結果である。
「リスク分散は理解するけど、だからと言ってそんな弱気はいただけないわね」
歌丸が気絶した時点で状況に危機感を覚えていたことと、この状況で詩織本人も危機感を覚えたことにより
その手にはレイドウェポンのクリアブリザードと、先ほど戻って来た戒斗から受け取った鬼形がある。ただし、その刀身は打ち直す前と同じくらいの長さへと変化していた。
持ち主に合わせて形を変えつつ、鬼化することによって能力を上昇させる新たな鬼形
癖もなく、そして狂化のデメリットさえ目をつむれば誰でも使える……本来の担い手は顔をしかめつつも、確実にその性能を十全に発揮できる形へと変わっているのである。
以上の6名が、スヴァローグを討つために上層に続く階段を上る。
「……マジで俺らはいかなくてもいいんスか?」
そして偵察の役目を終え、来道と同様に顔を曇らせている戒斗
同じように顔を曇らせる苅澤紗々芽、稲生薺
もともと戦う力も乏しい千早妃や、その護衛である日下部姉妹と違って、同行できないことに不満があった。
「戒斗には悪いけど、火力不足よ。
紗々芽は短期決戦だから階段上る前にバフを掛けてもらうだけで十分よ。
ナズナ……というよりユキムラは狭い階段の中だと十分な性能を発揮できなくて最悪デカい的よ。耐久で壁役になるとしても、壁役は谷川君がいるしね。
それより……」
三上枝織が視線を動かすのにつられ、その場にいた多くの者たちがそちらを見る。
「はぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
超ロングブレスをもって「私、不機嫌です」と体現している天童紅羽
もはや北学区の生徒会長にして人類最強の一人に数えられる風格もあったものではない。
今回のスヴァローグ攻略戦で、プランA及びプランBにおいての空中で待機した後、スヴァローグ攻略の重要な布石を任されていたが……プランCという階段通路という限定された空間での接近戦においては戦力外
故に、滅茶苦茶に不満なのであった。
とはいえ、本人も歌丸のスキル無しではスヴァローグの前に立つこともままならないことを自覚しているので従うのである。
でも不満は態度に表す。
「ガキかお前は、これから戦いに挑む後輩に先輩らしく声かけくらいしろよ……」
「わかってるわよ、そんなこと……はい、これでも使えばいいんじゃない」
スヴァローグの接近とは別原因の頭痛を覚える黒鵜がそうたしなめると、紅羽はやる気もなく何かを投げ渡す。
「……げっ」
それを受け取った英里佳は露骨に顔をしかめた。
それは、紅羽がパートナーのソラと融合した時に剣として使う、自切した尻尾。
逆立った鱗が鋸のように並び、うかつに触れれば容易く肌をズタズタに裂いてしまう。つまり、現状用意できる武器として、レイドウェポンと同等の剣であった。
その剣と対峙したことのある英里佳としては苦い思い出のある武器でもあった。
まぁ、剣というよりも、この剣と対峙した時の天童紅羽の言動に強烈な嫌悪感を抱いているのだが……というかまぁ、比喩抜きでこの剣は天童紅羽の一部なのが余計にその思いを際立たせる。
「………………くぅ」
できることなら即座に投げ捨てたいが、スヴァローグを相手に有効な武装の一つであると認めているので、仕方なく持っていくことを選択する英里佳である。
「……よし、それじゃあ、いくぞ」
■
ゆっくりと、一段一段階段を下りていくスヴァローグ
その腹の中には59層でたっぷりとため込んだ熱が込められていた。
そして今は最初に階段を下りた時と違って体毛の火が穏やかなものに変わっていた。
鬼龍院蓮山の予想通り、一息で60層にいるすべての生物を焼き殺すためにエネルギーを貯めてきたのだ。
ゆっくりと蹄で階段を下りながら思い浮かべるのは、自分に傷をつけた少年――歌丸連理
突如姿を現し、その瞳とは計り知れない殺意のこもった刃を振るってきた。
そして逃げて行った。
スヴァローグがまともに攻撃を受けたのは、二度
一人は、突然の攻撃で顔もよく覚えていない存在。
咄嗟に広範囲に炎を放出したので、姿はわからず……しかし、自分の角を欠けさせた恐ろしい存在だということはわかった。
しかし、二度目はちゃんと見た。
一度目の襲撃を仕掛けてきた奴と同じ存在
それが今、下の方にいると理解したのだ。
故に、すべてを焼く。
自分の役割にとって邪魔になる存在を消し、役割を全うするために、スヴァローグは自分を傷つけた存在をすべて殺すことを決めた。
『 』
そんな時、かすかに感じる邪悪なるモノの気配、その眷属
抑えていた熱を少しだけ開放する。
つい最近襲ってきた強力な加護を受けた二匹と比べれば微弱な気配
それ故に、スヴァローグが常に発している洗礼の影響も弱い故に向かってくるのだと判断する。
そしてスヴァローグは疑問を持つ。
彼の邪神は、なぜ眷属に自分を討つためのより強力な力を与えないのだろうか、と。
そもそもその加護も、必要最低限な内容で、後は眷属が自力で自身を強化するという無駄が多いものをばらまいている。
乱造しているのに、わざわざ時間をかけるという矛盾した眷属の作り方をする意味がわからなかった。
初めから高水準の加護を与えれば済む話だ。
その場合、眷属の自我は消失するが、そんなことは些細な問題なので関係がないだろう。
どちらにしろ、脆い身で自分に挑むような頭も弱い眷属ならば、自我などあってないようなものだと一笑に付し、スヴァローグは自分の進行方向へと熱線を放った。
あの二匹の眷属と比べれば、この程度の弱い眷属など骨も残らないだろう。
そう思っての攻撃で、それ以降は深く考えずに前へと進んだのだが――
「――死ね」
気が付けば目の前に、より濃い邪神の気配を漂わせる剣を携えた、ウサギ耳の異様な気配を発する眷属がいた。
■
「来たぞ!!」
階段に突入し、遠くに炎の揺らめきを確認して連山が叫ぶ。
それに合わせて、両手にタワーシールドを構えた大樹が前へ出る。
「三上!」
「わかってる!!」
それに合わせ、蓮山も自身のつけた腕輪に魔力を込め、詩織も魔剣に魔力を込める。
それぞれ発生させた斥力と冷気を大樹のタワーシールドに纏わせたことを確認すると、視界が真っ白にほど強大な熱線が放たれてきた。
「ぐ、ぅ!!」
強力な熱に肌が焼ける痛みを覚えうめく大樹
しかし、事前に掛けられた脈動回復魔法により、そのダメージはすぐに癒える。
紅羽と黒鵜二人が戦った時と比べれば抑えられた威力だったのだろう、熱線に大樹はなんとか耐える。
「――榎並!」
「ええ」
熱線が放たれたのはほんの一瞬
その照射が終わった直後で視界がまだ完全に回復してない中で、英里佳はその前へと飛び出た。
それは一秒にも満たない時間
だが、その時間だけで英里佳はスヴァローグとの距離をほぼ零にまで詰めて見せた。
「死ね」
渾身の力をもって振るう剣
それは確かに、スヴァローグの首を捉える。
しかし、斬る直前にその体は強力な炎へと変わり、刃はすり抜け、お返しと言わんばかりに強力な炎を至近距離の英里佳に浴びせ返す。
「――ちぃ」
しかし、英里佳は無事だった。
咄嗟に全身に物理無効スキルを発動させることで、熱の伝導を遮断したのだ。
そのまま後ろに回り込むように動き、通り抜け際に足を切りつけようとしたが、同じく剣が肉どころか毛皮に触れる前に炎に変わってすり抜ける。
その様子を見て、今のスヴァローグの状態と、その特性が予測とほぼ同じであることを蓮山は確信した。
「肉体を炎に変換することと、その際に転移染みた移動をするのは分けられる……
俺たちの存在を無視して榎並に攻撃を集中しているのは、熱の温存か……単なる慢心か……」
そう呟きながら、大樹を先頭にして前進し、少しでもスヴァローグとの距離を詰めようとする。
「三上、あと何回同じことができる?」
「3回が限度よ」
「十分だ。大樹は?」
「俺は壁だ、同じ条件ならいくらでも耐える。
そして、自力のみでも1回は確実に防いで見せる」
「よし、進め!!」
「応っ!!」
盾を構え、力強く階段を上っていく大樹
「――麗奈」
「はい!!」
名を呼ばれ、麗奈はレイドウェポンであるバーストバレルを構えると、そこから熱線を放ってスヴァローグの顔に当てる。
もっとも、火属性の魔法など当然スヴァローグには効かないし、なんなら余計に熱を吸収を避けるために熱を抑えている。つまり、目くらましだ。
『 !』
光に目がくらんだのか、スヴァローグは英里佳がいる場所とは見当違いの方向にある壁に向かって炎を発した。
「ふぅ……!」
その隙に、英里佳はいったんスヴァローグから離れて、全身に纏った物理無効の光を解除。
同時に消費した魔力を補うために、貴重な魔力回復用の水薬を一気飲みして、空になった瓶を捨て、再び光を纏いなおす。
「渉、確実に決めろ。そのために、隙を絶対に見逃すな」
「ああ」
そして後ろで控える渉は、レージングの固定を外しながら、ゆっくりと鬼形の鯉口を切ったのだった。
「この一刀、確実に奴に突き刺してやる」
鬼形・
テツ、シャムスの鬼の鍛冶師二人の想いが込められた、ただ純粋のスヴァローグという存在を屠るためだけに鍛えられた刃が、今解き放たれようとしていた。
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