第19話 男子数刻で刮目せよ

「ひゅー……ひゅー……」



口からこぼれるのは呼吸と言うにはあまりに不気味な、壊れた管楽器のような空気の抜ける音だった。


呼吸するだけで激痛がして、その場でのたうち回ってしまいそうなほどだ。


だがそれをやったらさらに体が激痛に襲われる上に、動くだけの体力も既にない。


なのに意識だけははっきりしているのだから、僕は極力痛みの少ない呼吸をすることだけで精いっぱいだ。



「歌丸くん、大丈夫、しっかりして、もう少しだから!」



僕を抱きかかえた状態で走る英里佳。


とてもすごい速さなのはわかるくらい、風が耳のあたりでゴウゴウと音がする。



――大丈夫、意識はちゃんとあるよ。



そんな風に応えたいところだったんだけど、生憎喋ることもままならない。



「ごめん……ごめんなさい……」



時折、僕の頬が暖かく濡れる。


走りながら泣いている英里佳の涙が僕の頬にかかっているのだ。


そんなに謝らないで貰いたい。


結局僕は、最後の最後に英里佳に頼る以外なにもできないのだから。





何が起きたのかわからなかった。


ただ、邪魔なものをすべて壊したいと思い、彼女はその闘争本能を周囲にぶつけ続けた。



(?)



だからこそ不可解だった。


何かを殴ったその手を掴まれた。


ただその力はあまりに弱々しく、攻撃というよりは単に触れてきただけのようなものだった。



特性共有ジョイント 発動」



その耳に聞こえてきた声は、彼女にとっては聞き覚えがあった。


そして徐々に、赤く染まっていた視界の色彩が正常に戻っていく。



「――……ぁ、あ」



視界の色合いが元に戻っていき、意識がはっきりしてきた。


そこまできてようやく彼女は自身の名前が“榎並英里佳えなみえりか”であることを思い出す。



――意識覚醒アウェアー



ヒューマンという職業の持つスキルであり、これが発動しているときは意識を失うことを防ぎ、尚且つ意識喪失状態からすぐに回復するという能力がある。


そしてそのスキルは今、英里佳が聞いた“特性共有”によって英里佳にも影響を与えている。



「歌丸……くん?」



よって、ベルセルクのスキル“狂狼変化ルー・ガルー”を発動させた状態で英里佳は完全にその意識を覚醒させ、現状を正しく把握することができるようになったのだ。


結果、英里佳は目の前にいる“歌丸連理うたまるれんり”という少年の姿を確認できた。



「よか……った……えり――ごほっ」



言葉は掠れ、歌丸の口から血が零れる。



「あ――あぁああ……!」



そして英里佳は気づいた。


自分の手が、何を殴っていたのかを。


今なお、英里佳の拳は歌丸の胸部に当てられており、そしてその手応えに英里佳はさっと血の気が引いた。


すぐさま手を引いたが、その途端に歌丸はその場で倒れる。



「歌丸くん!」



すぐさま歌丸を抱きとめたが、その右手を見て絶句する。


今なお続く出血。


とても深く鋭い刃物でも刺されたのであろう、腕に開けられた無数の穴からどす黒い血液が流れ続けている。



いや、そもそもどうして歌丸がこの場にいるのか、そしてどうしてこんなに傷だらけなのか、なんでここまで体を張るのか――などなど疑問が頭の中を過ったが、それらは今は無視する。


英里佳が今すべきことは――



「早く、地上に――!!」



「GYAOOOOOOO!!」

「GUOOOOOOOO!!」



英里佳の背後から、二匹のラプトルが向かってくる。



「邪魔、するなぁ!!」



英里佳は咄嗟に歌丸を上方へと放り投げ、左手をスナップを利かせてナイフを出す。


通常時と違い、今の英里佳には襲ってくるラプトルの姿がスローモーションのように見えた。



「――しぃ!!」



呼吸を吐くと同時に踏み込み、ナイフを振る。


普通のナイフの刃ではラプトルの鱗に弾かれてしまう。


だが、理性のある状態で強化された今の英里佳にはもっと的確な攻撃ができた。



「GAAAAAAAAAAAAAAA!!」

「GUOOOOOOOOOOOOOO!!」



二匹のラプトルが悲鳴をあげながら倒れる。


その両目からは血涙を流している。


英里佳が的確にラプトルの目をそのナイフで潰したのだ。


とはいえ……



「ちっ」



英里佳の手にあるナイフの先端が頼りげなく大きく欠けていた。


怒りのあまり手元が狂い、眼球の奥にある頭蓋骨まで刃を立ててしまったのだ。


ラプトルの骨も鱗同様に強固であり、ナイフの刃が負けてしまったのだ。


だが、これで光を失った二匹のラプトルはもう追跡できない。


落ちてきた歌丸を即座に優しく受け止め、英里佳は出口に向かって走り出す。



「――シャチホコ、案内!!」



英里佳は本来シャチホコに命令できる立場ではない。


だが、シャチホコの主である歌丸の窮地で、それを助けられるのは英里佳しかいないとなれば話は別だった。



「きゅっきゅう!!」



三匹目のラプトルを引きつけていたシャチホコも全速力でその場から走り出し、英里佳に追いつく。



「きゅきゅきゅきゅう!」



「着いてこい!」と英里佳を追い抜いて走るシャチホコ。


普段のペンギンみたいなヨタヨタ歩きではなく、その発達した足で地面を強く蹴るその速さは英里佳が狂狼変化した状態を上回っていた。



当初の予定通りだ。



歌丸の新しく獲得したスキル。


共栄共存きょうえいきょうぞん Lev.1:特性共有ジョイント


その能力は、歌丸自身が任意の対象に触れることで獲得したスキルを共有するというものだった。


英里佳はこのスキルと意識覚醒アウェアーの組み合わせで自身のベルセルクのスキルのデメリットである理性を失う“狂化状態”を解除できるのではないかと予想したのだ。


そしてその思惑通り、英里佳は身体能力が数十倍に跳ね上がる狂狼変化を使用した状態でも理性を保ったままでいられる。


この状態の膂力なら歌丸を抱えながらでもラプトルから逃げ切れる。


当初の予定通り、英里佳も歌丸のラプトルからの追跡を切り抜けて地上を目指せた。



しかし……



「ひゅー……ひゅー……」



歌丸がここまで重傷を負うことを英里佳は少しも想定していなかった。



「歌丸くん、しっかり!


すぐに地上で治療受けられるから頑張って!」



本当ならもっと慎重に運んであげたいところだが、歌丸はかなりの重傷だ。


一分一秒でも早く治療を受けさせたい。


その一心で、英里佳はシャチホコの誘導に従い迷宮の中を走り抜ける。


途中で邪魔な迷宮生物モンスターがいれば、その鋭い爪と膂力でなぎ倒して前に進む。



「きゅきゅう!」



そしてどれくらい走ったのかはわからないが、英里佳はようやく自分が人のいる場所に――前線基地ベースへと戻ったのだと理解した。



「っ!? お前、榎並か!」



物凄い速度で接近してきた存在を確かめ、英里佳たちの担任である武中幸人たけなかゆきとが声をあげた。


だが、その場にいた上級生と思われるものも教員も警戒した面持ちで武器を構えた。


英里佳の今の姿を見て、真っ先にベルセルクの副作用である狂化状態を疑ったのだろう。


だが、当の英里佳はそのことを説明するよりも優先すべきことがあった。



「早く! 誰でもいいから、歌丸くんを助けて!!」





あの後、無茶苦茶回復した。


おっと、悪ふざけはいかんか。自重自重。



「まさか、二日連続で……しかも昨日より重症になってくるとは予想外だったわ」



僕が運び込まれた前線基地には医務室でお世話になった湊雲母みなときらら先輩も待機しており、大怪我をした僕に回復魔法を再びかけてくれたのだ。



「いや、マジで便利ですね回復魔法」



外れた肩もラプトルに噛まれた傷も、英里佳から受けた胸の傷やその他打撲の傷ももうほとんど治った。


痕は残ったが、痛みはもうほとんどない。



「回復しても体力とかは戻らないのに意外と元気よね」



「そうでもないですよ。


見ての通り、起き上がる力も今はありませんので……」



現状、僕は用意された担架に寝っ転がったままで起きることができなかった。


手足に力が入らないのである。


それでも会話ができるのは意識覚醒のおかげで、それをオフにした瞬間に気絶する自信……というか確信がある。



「……ヒューマンのスキルって、こういう風にしぶとく生き残るのに特化してるんじゃないかって君を見ていると思わされるわね」


「湊先輩、ヒューマンについて知ってたんですか?」



それは素直にビックリだ。


武中先生だって知らなかったことなのに生徒である湊先輩が知っているとは。




「ええ。ヒューマンの能力って医療とかなり関係が深いからね。


マイナーメジャーってやつかしら? 医療を目指す人なら意外と知ってる人が多いのよ。


見たのは君が初めてだけど……興味深いわよね。


失った血液が無限に再生されるとかどういう仕組みなのかしら?


本来体の中では作れない水分やミネラルとかも再生されて減らないってことよね?


その能力無かったら君とっくに死んでいただろうし…………このスキルのメカニズムを解明して医療に転用できれば凄い革命が起こるわよ」


「なんか怖いんですけど」


「まぁそういわず、ちょっと実験に協力してもらえないかしら?」


「えぇ~」



僕が露骨に嫌そうな顔をすると、湊先輩は不敵な笑みを浮かべる。



「じゃあ君、お金返す宛あるの?」


「? お金?」


「治療費、しっかりいただくわよ」


「……………………あ」



昨日の会話を思い出して僕は絶句した。



『今日は原因理事長だし、治療費その他諸々は理事長請求だけど次回からは有料だから気を付けてね』



うん、言った。言われた。



「……保険は?」


「利かないといったわよ」


「……そうですね」



全額自腹負担。なんということだ。


まさか入学二日目にして借金ができてしまうとは……!



「……あの……ちなみにおいくらでしょうか?」



「これよ」



湊先輩は指を三本立てて僕に見せる。



「……三万円?」


「違うわよ」


「三千円?」


「ぜんぜん違うわ」


「あ、もしかして三円ですか? 安いですね~」

「三十万よ」



「……………………」



ぐうの音も出ないとはこのことだろうか。


リアルに高い金額言われてなんも言えねぇ。



「言っとくけど普通に治療した場合は君のは保険を利かせてもこれ以上のお金の負担がかかることになるからむしろお得よ。


肋骨粉砕よ。複雑骨折とか生易しいって思えるレベルな上に、肺にも骨の破片が刺さってたんだから。


一応三ヶ月は待つけど、それでも払えなかったら島外の保護者の方に請求行くから連絡するなら早めにね」



「…………ちなみに、先輩の実験に協力した場合はどうなるのでしょうか?」



「そうね……一月くらい長いスパンでやるけどそれで全部チャラにしてあげるわよ」



「内容は?」



僕が尋ねると、湊先輩は少しばかり考えて口を開き、



「とりあえず三十万くらいだし……血の再生されるメカニズムが知りたいから時間の続く限り血を抜き続けるとかかしら?


可能なら医学教授に依頼して手術して内臓の状態も確認したいわね……あ、でも安心して、回復魔法で治すからリスクは限りなく低いわよ。むしろそこまで協力してくれたらこっちからお金払うわ」



「…………流石にそれはちょっと」



どう考えても普通に人体実験ですよねそれ。


だけど両親に請求がいくのは避けたいな……



「私が払います」



そこへ、一人の少女が割り込んできた。



「っ、英里佳――おっととぉ!」



その姿を見て思わず起き上がろうとしたがそのまま体勢を崩して担架から落ちそうになってしまった。



「無理しないで」



そこを英里佳が僕を支えて、もう一度担架に寝かせてくれた。



「あ、うん、ありがとう。


もう先生たちとの話は大丈夫なの?」


「うん、詳しい事情を聴かれただけで今回は別に違反はしてないから。


でも先生が後で歌丸くんに反省文書かせるって言ってた」


「Oh……」


「先生も優しいわね。


普通これくらいの違反したなら罰金とか拘留させられるわよ。


まぁ、次はそうなってもおかしくないけど。


で、三十万をあなたが払うの?」


「はい。


銃火器使用のために毎月支払われる奨学金があるので」


「ち、ちょっと待って待って」



なんかサラッと話が進みそうなので僕は慌てて口を挟む。


まぁ口以外はろくに動かないんですけどね。



「英里佳に負担なんて悪いよ」


「ううん、今回の歌丸くんの怪我したの私が原因だし……それで全部償えるとは思ってないけどせめてそれくらいはさせて欲しいの」


「それは……」



そういう言い方をされると、なんとも反論しづらい。



「だけど……僕にお金を使ったら英里佳の武器が……」



銃火器はお金がかかる。


そのための奨学金を僕のために使ってしまっては英里佳の今後の迷宮攻略に差支えが出てくる。



「そのことなんだけど…………銃に頼る必要がなくなるかもしれないし……その、あの……別にそういう効率だけの話でもないし……嫌だったら、本当に気にせず断ってもらってもいいんだけど……」



英里佳は少し迷った様子で胸の前で手をせわしなく動かしながら提案をする。



「歌丸くん…………あの、改めて私と一緒にこれからも迷宮攻略をしてもらえないかな?」


「よし組もう」



即決である。


むしろ迷う余地があるのだろうか? いや、無い。(反語)



「い、いいの?」


「もちろん! そもそも僕から後で頼みに行く予定だったんだしね」



三上さんが危惧していたベルセルクの狂暴化も僕のスキルのおかげでデメリットが無くなった。


確かに、あれだけの戦闘力があれば銃火器がなくても……いや、場合によっては銃火器以上に英里佳の戦略の幅が広がるかもしれない。



「……よかったぁ」



安堵して嬉しそうに笑顔を浮かべる英里佳。


その顔に僕は見とれてしまう。



「さて、それじゃお金の請求は担任の先生を通じて追々ね。


とりあえず私の仕事は終わったし、あとはお大事にね」



湊先輩はそういいながら僕たちに背を向けて去っていき……



「あ、実験に協力するならいつでも言ってね」



と、最後に言い残してその場を去っていく。


周囲にはまだ上級生や教員が多くいる。


彼らはまだ第三層に残っているラプトルの駆逐と、生存者の確認に行くようだ。



「……何人、今日で死んだんだろ」



「――死亡確認したのは8名、行方不明者が11……いや、9名だ。


どっちにしろ少ない犠牲で済んだな」



僕の独り言に答えてくれたのは、煙草をふかしながらこちらにやって来た武中先生だった。



「よく生きていたな、歌丸」



「あ、あはははは、自分でもびっく――――り」



一瞬、武中先生の姿がぼやけたような気がした。


そして続けて、ガシャンと大きな音を立てて僕が寝ている担架の脚立部分が壊れ、僕は何もできず地面に転がる。



「歌丸くんっ!」



「だ、大丈夫……」



勢いに僕も驚いたが、ガタンガタンと担架は順序良く崩れるように落ちたので衝撃波さほどでもなかった。


それでも立ち上がることができないので、英里佳に肩を貸してもらってようやく起き上がれた。


そうやって起き上がった僕を、武中先生は冷たい眼差しで見下ろす。



「本当ならぶん殴ってやりたいところだが、今日のところはこの程度で許してやる」



「……すいません、でした」



「謝るくらいなら初めから違反するんじゃねぇ」



「たくっ」と悪態をつきながら煙草を携帯灰皿に入れて武中先生は嘆息した。



「榎並から聞いただろうが、お前は明日の放課後まで原稿用紙10枚で反省文書いてこい。


そんで二人とも明日から三日間迷宮に入ることは禁止だ」



「「……はい」」



せっかくパーティを組んだのに三日間迷宮に入れないとは……なんとも残念だ。



「とりあえず罰として榎並は歌丸抱えたまま寮まで送れ。


歌丸も、女子に背負われている情けない姿をせいぜい衆人環視に晒してろ」


「先生、禁止期間五日に伸ばしてもらってもいいので車椅子でお願いします。慣れてるので」


「却下だ」



解せぬ。


というかまた僕の悪評が増えてしまう。


そうでなくても「ゲロ丸」「エンぺラビットより弱い」とか言われてるのにさらに女子におんぶとか……しかも英里佳って小柄だから僕より小さいんだけど。


余計恥ずかしいんだけど。



「わかりました」


「え、ちょ、英里佳、君に了承されてしまうと僕の沽券が」


「すでにあって無いようなもんだろ」



「何言ってんだこいつ?」的な眼で僕を見てバッサリ言い切る武中先生。


そうだけど(哀)…………そうだけどぉ!(怒)



「あと歌丸、ちょっと学生証を見せろ」



「え……あ、はい……えっと」

「きゅう」



僕の胸ポケットにしまってある学生証をシャチホコが代わりに取り出してくれた。



「あ、ありがとう。というかいたのか」

「きゅう!?」


「ずっと担架の下で座ってたよ、シャチホコ」



そうなのか、気づかなかった。



「きゅう」



そしてシャチホコはペチッと僕の学生証を武中先生の足元に無造作に投げ捨てる。



「このウサギ……」

「シャチホコ、それ僕のなんだけど」



お前それ、誰も喜ばないんだけど……


いや、確かにお前武中先生の体に染みついた煙草の臭い嫌いなのは知ってるけどさ……もっとこう、扱い方があるだろ。



「まぁいい。

歌丸、中見させてもらうぞ」



「はい、どうぞ。


といっても、迷宮入る前とさして変わってませんよ?」



迷宮内で見たとき、最後はたしか……僕が特性共有ジョイントを覚えた時だったかな。


あの時は特に確認していなかったけど、まぁどうせそれくらいだろ。



「…………歌丸、お前はこの短期間でスキルを習得したのか?」


「あ、はい、三上さんや英里佳の協力もあって…………え、3つ?」



思わず聞き返してしまった。


だって僕が迷宮に入った間に新しく習得したのは意識覚醒アウェアー特性共有ジョイントの2つだ。


先生の言い方だと、1つ増えていることになるが……



「これだ」



そういって先生が僕に見せてきたのは僕の引くほどヒックイ能力値の下に表示される習得したスキルの一覧だった。



習得スキル

血界突破オーバーブラッド

意識覚醒アウェアー

共存共栄きょうぞんきょうえいLev.1 特性共有ジョイント

適応する人類ホモ・アデクェイション



……ナニコレ?

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