第98話 破滅するとわかってても欲望に走るのは青春

「僕に、モンスターパーティ出場ですか?」



後からみんなが戻ってきたと思ったら、下村先輩が、南学区の副会長である甲斐崎先輩を引き連れて戻ってきた。


そしてそこで、僕に今日のメインイベントであるモンスターパーティへの出場を提案された。



「突然で悪いんだが、できれば出てもらいたい。


メインなのに欠場者が出るなんて盛り上がりにかけるのは運営としては避けたいんだ。


それにお前なら話題性もあるし、賭けも盛り上がる。


出場してくれればこちらも色々と優遇するぞ」



甲斐崎先輩にはこの間お世話になったし、別に嫌というわけでもないのだが……



「と言われましても……」

「ぎゅぎゅう……」



僕とギンシャリはお互いに顔を見合わせる。



「そもそも、そのモンスターパーティって何をやるんですか?」



その存在自体今日初めて知ったし、てっきりイベント全体の名前かと思ったが雰囲気的には違うようだ。



「原則としては学生とテイムした迷宮生物モンスターのペアで出場する障害物競争といったところですわね」



この場で最も知力高そうな日暮先輩が、学生証からポータブルのDVDプレイヤーを取り出して僕に見せる。



「これが去年のパーティの記録映像ですわ」



映し出された映像には、ゴーレムや大きなオオカミ、蛇や鳥など、様々な迷宮生物と学生が一緒に走っている姿があった。



「……競争って言ってたのに、なんか攻撃しあってますよ?」



「競ですから」



マジで争うのかよ。


映像ではモンスター同士で戦いつつ、学生がゴールを目指して走っている姿がある。



「……もしかして、学生は攻撃とかは禁止されてるんですか?」


「正解ですわ。


参加者同士で相手の妨害をするのは許されていますが、それはあくまで迷宮生物のみ


学生は攻撃を回避か防御のみで、原則では攻撃は認められておりませんの。


体当たりなどの接触ですら、故意であるとみなされた場合はペナルティが加算されます」


「失格じゃないんですか?」


「ええ、このモンスターパーティは基本失格が適用されることは稀ですわ。


これはゴールに学生と迷宮生物、その二つのタイムの合計が早い組が優勝となり、ペナルティはその合計タイムにさらに時間を加算する、というものなのです」



なるほど……映像には落とし穴や泥沼などがあり、そこに学生がほかの学生を突き落とす場面もある。


ペナルティは加算されるが、その行為によってそのペナルティ以上相手にタイムロスさせることも戦略の内ってことなのかな?



「参加者にはスケープゴートバッチを配布し、それが壊されれば大ペナルティが加算される。


そしてこれを壊していいのはモンスターのみで、逆に学生が壊すと壊した学生の方にペナルティが加算されるってのがルールだ。


だからモンスターから受ける攻撃一回だけってルールで、そこから一定基準を超える攻撃をしたら即失格となる。


だからバッジが壊れたらそれ以降は怪我をすることもない安全なレースであることは保証する」



「参加してる迷宮生物同士で殺し合いしてるんですけど……」



甲斐崎先輩の言葉とは裏腹に、流れてくる映像にはもうゴリラ型の迷宮生物が複数の頭を持つ迷宮生物の首を引きちぎっているショッキング映像が流れている。



「……学生の安全は保障されるレースだ」


「ぎゅぎゅう」



「俺は安全じゃねぇのかよ」と目を細めて甲斐崎先輩を睨むギンシャリであった。



「まぁ、そういうわけで失格の場合があるとしたら迷宮生物同士で殺し合って死んだ場合、もしくはそれを止めるために棄権するとかくらいだろうな。


棄権の場合は待機していた連中がすぐに止めに入るぞ」



「ぎゅう……」



ギンシャリがものすごく不服気に僕を見ている。


そうだよね、エンペラビットって基本臆病な性格なわけだし、こんなの見せられたら、ねぇ?



「すいません、ギンシャリが嫌そうなんで、ちょっと……」


「あー……あの、でもな、参加賞もあるんだぞ?


出場するだけでパートナーの迷宮生物の餌を10kg分と引き換えでもらえるんだ」


「ぎゅ?」



餌をもらえるってあたりでピクリと耳を反応させる。


シャチホコもそうだったけど、エンペラビットって物欲本当に強いな。


そんなギンシャリの反応を見て甲斐崎先輩は不敵に微笑んだ。



「しかも優勝したら南学区で管理してる秘湯にご招待ってのもあるぞ?」


「秘湯? 南学区にですか?」



そういう施設の管理って基本西学区がやってるもんだと思ったんだけど……そもそもこの迷宮学園に温泉って出るの?



「ああ、詳しい場所は言えないが、迷宮内部で地面掘るときに偶然温泉掘り当てたんだよ。


それで学長公認で、南学区が管理する安全区画ってことで生徒会で管理してるんだ。


基本、南学区のシャワーとか公衆浴場はこの源泉からお湯を流してる。


役員になると源泉かけ流しの温泉にも入れるぞ」



ああ……そういえば南学区で研修してるとき、なんかシャワーのお湯が臭う気がしたけどあれって温泉の匂いだったのか。


そうと分かってればもっと満喫したのに。



「ああ、あの噂の温泉……」


「姉貴、知ってるんスか?」


「学生同士の良くある与太話ですけど……男女のペアでその温泉に入ると将来結ばれて幸せになれるとか掲示板で流されてますわね」


「男女ペアで温泉行ってる時点で結ばれてるッスよね?」



確かに。



「実際にそういうペアばかりが行ってしまうから結果的にそういう噂が出たのではないのでしょう」



卵が先か、鶏が先か、なんともなぁ……



「……ん」



ふと、ここで僕はとある悪戯心が芽生えた。



「――じゃあもし僕が優勝したら下村先輩、その権利さしあげますからと一緒に行ってきて下さいよ、と」



一番重要なので二回言いました。



「「え」」



唖然とする下村先輩と戒斗


そして僕は見逃さなかった。


瑠璃先輩と日暮先輩の目がものすごくギラついたことを



「誰と」「行きますの!」



二人して食い気味に下村先輩に詰め寄る。


二人の美少女に詰め寄られて下村先輩はたじたじで、いやぁ凄い迫力だなー(棒)



「お前、なにやってるんスかっ!?」



小声で叫ぶという器用なことをする戒斗が僕の方に詰め寄ってきた。


これは嬉しくない。



「いやー悪気はちっともなくてー、僕なりにー、気を利かせたつもりだったんだけどなぁー」


「悪意100%っスよ!」


「でもどっちにしてもストーカーの一件はこれで確実に片がつくと思うんだよね。


どっちを選んでも、流石にストーカーを続けはしないでしょ?」


「それはそうッスけど……!」



なんか非常に焦っている戒斗


一体どうしたのだろうか?



「なんかよくわからんが、つまり出場してくれるってことでいいのか?」


「ち、ちょっと待って欲しいッス。


色々諸事情合ってこいつに目立つようなことさせるのは、その、生徒会的にあんまりよくなくてッスね……」



しどろもどろになりながら戒斗が甲斐崎先輩と僕の間に割って入ってきたが――



「生徒会書記、及びギルド代表として許可するよぉ」

「東学区生徒会と副会長として歌丸連理の出場を要請します」



「職権乱用ッス!!!!」



権力者たち前に一般人の言葉など無意味なのか。


…………というか、二人とも目が怖いんですけど。


いつもにこやかな瑠璃先輩の目からハイライト消えてるんですけど、ヤンデルって感じなんですけど。


なんか、今更ながらちょっと軽率な発言をしてしまったような気が……



「ま、まぁ、優勝できたらの話であって、そう簡単にできるとは限らないよな?」



気圧されていた下村先輩が顔を引きつらせながらそんなことを言う。


た、確かに……僕がそう簡単に優勝できるとは限らないし……



「そ、そうですよねー


出場者はほかにもいるし、なんせ向こうが本職なんですから僕なんかが簡単に優勝できるわけ」「できるよね、優勝」「な…………はい?」



がっしりと肩を掴まれて、瑠璃先輩がハイライトの消えた目で僕の顔を覗き込む。



「できるよね」


「え、あの、ですからほかにも出場者が」「できるよね」



違う、これ質問じゃなくて確認だ。


優勝できるかどうかじゃなくて、当然するんだろうっていう確認だ。



「あれだけ大口叩いておいて、今更優勝できませんなんて…………」



そして、背後から物凄く嫌な気配がして背筋が凍り付く。



「――そんなこと、許されると思ってますの?」



ドスの聞いた日暮先輩の低い声


まるで背後に氷の柱でもあるかのようなプレッシャーと悪寒に命の危機を感じる。



(――助けて戒斗!)



そう視線を送ったが……



(南無ッス)


(なんか両手合わせて憐れまれてるーーーーーー!!)


(自業自得ッス)


(いや確かにそうだけど!?)



おかしい、ここは下村先輩が修羅場っていて僕はそれを傍目からニヤニヤしながら楽しむはずだったのに!?



「ま、まぁ待てよ、いくら何でも優勝とかそんな無理難題を押し付けるのは酷だろ、な?」



下村先輩!! 一生ついていきます!!



「そんなことより、アースくんはレンりんが優勝したら誰と行くのかな?」


「え?」


「そうですわね、私とっても気になりますわ。


……ああ、ありえないと思いますが、まさかここで殿方などと答えるはずありませんわよね?


だって、あくまでもと行くんですもの。大地さんは男色などではありませんものね」


「え、あ、あの」



先輩、頑張って!


もうあなただけが最後の便りなんです!!



「――ちょっとその、トイレに……」


「「さっき行った(行きましたわ)よね?」」


「……はい」



駄目だこりゃ!


僕も相当に駄目かもしれないけど、こっちは今それ以上に駄目なんじゃねぇか!



「――(ギロリ)」


「え…………くぅ」



なんか日暮先輩が戒斗を睨み、戒斗は戒斗で苦渋の決断を下さねばならない的な表情をしている。



「――ほ、他に相手いないならいっそのこと姉貴と一緒にいったらいいんじゃないんスかねぇー……」



おい、なんだその白々しい上に唐突な提案は。



「はぇ?」


「あ、あらあら、もう嫌ですわこの愚弟ったらお恥ずかしい」



唖然とする下村先輩と満更そうでもない日暮先輩



「で、ですが案外そういうのも悪くはないのかもしれませんわね」


「え?」


「私、以前から大地さんに興味がありましたの。


もし良ければご一緒させていただいてもよろしいでしょうか?」



――…………あの、そもそもですね。



「ち、ちょっと待ってよ、温泉でしょ!


そんなところに男女だけで行くとかおかしいよ!」


「あら、別におかしいことはありませんわよ?


これまで何組の男女がそこへ行ったと思っているのですか」



焦りだす瑠璃先輩に、勝ち誇ったような顔をする下村先輩



――いや、だから……



「そ、それなら私とアース君が行っても別にいいよね!」


「は、えぇ!?」



今日一番の驚愕を見せる下村先輩



「くっ……とうとう本性を出しましたわね」



貴方はむき出しにし過ぎだとおもうんですけど……って、いや、そうじゃなくて……



「ですが、私の方が先に誘いましたの。


大地さんと温泉に行くのは私です」


「それを決めるのはアース君でしょ。


先とか後とか、関係ないもん」



互いに一歩も譲らずに無言で見つめ合い、自然とその視線は下村先輩に向けられる。



「「どっちと行く(行きます)の!」」




そう訊ねられて完全に言葉に窮する下村先輩だったが……そもそもね。



「あの、優勝前提で話すのは本当に勘弁し」「「は?」」



その時、僕は紛れもなく感じた。


相田和也との戦いの中で感じた部類とは違うが、明確な死のイメージを全身で感じた。


今ここで余計なことを告げれば、確実に僕は…………死ぬ!!




「よぉーし、僕、優勝目指してがんばっちゃうぞー!!」

「ぎゅぎゅーう!」











と、まぁ……そんな感じのやり取りがありまして、今僕はスタート地点に立っているわけです。


選手紹介も終了し、スタートまで実況と解説がコースの説明をしている。


それまでの間、僕は足元のギンシャリとどう動くべきかを軽く相談し合っていた。



「――こんなところに乗り込んでくるとは、自信があるのですね」


「ん?」



話しかけてきたのは、馬のように大きな狼を引き連れた女子生徒だ。


ネクタイとブレザーの装飾の色を見れば南学区の三年生であることがわかる。



「初めまして、と言っておきましょう。


私は南学区三年生、副会長を務めている稲生牡丹いなぜぼたんです」


「ど、どうも…………あれ?


先輩、レースには出ませんよね、さっき名前ありませんでしたし」


「ええ、私はこの子のブリーダーで、言うならば付き添いです。


出るのはこの子よ」



先輩が手で示した方向に顔を向けると、そこには一年と思われる女子生徒がいた。


というか、めっちゃ僕のことを睨んできている。



「この子は稲生薺いなせなずな


私の妹で、貴方と同じ一年生。


そして来年からの生徒会役員候補よ」


「ど、どうも」


「ふんっ」



会釈したらそっぽ剥かれた。


なんで?



「ごめんなさいね、この子ったらあなたに対抗心持っていて」


「お、お姉ちゃん!」


「対抗心?」



何故に?


初対面だよね?



「う、歌丸連理!」

「あ、はい」



ビシッと指をさしてきた稲生薺さん。



「エンペラビットをパートナーにして、柳田会長から直々に誘われたからって調子に乗らないでよね!」


「柳田? …………ああ、土門会長のことか」



そういやあの人、名前が土門どもんだった。


どっちも名字っぽいからすっかり忘れてた。



「な、名前呼び……な、馴れ馴れしいですよ、あなた北学区でしょ!」


「え、でも本人からそう呼んでくれって言われたし」


「それでもダメなの! あなた敵なんだから、お兄ちゃんと親しくしないで!」



いや、学区が違うだけで敵ではないと思うんだけど……そもそも



「お兄ちゃん?」


「え、あ……!」



顔を赤くする稲生さん。稲生先輩――……ややこしいから心の中では牡丹先輩と呼んでおこう。


牡丹先輩の方はくすりと笑っていて……クスリ?


…………なんかよく見ると、牡丹先輩の薬指に指輪らしきものがある。



「…………義理の兄妹ってことですか?」


「あら、わかります?」



そう言って、牡丹先輩はきらりと輝く指輪を僕に見せた。



「まだ学生なので婚約で済ませてますが、卒業したらすぐに入籍の予定なの。


両家ともすでに話は通っているわ。


挙式はナズナが卒業してからの予定よ」


「それはおめでとうございます」



うわー、なんかフラグ臭いけど、不吉すぎるから黙っておこう。


こういうのは指摘すると本当になりそうだからすぐに話題を変えよう。



「普段から土門会長のことお兄ちゃん呼びなんですか?」


「そ、そんなの関係は――」


「昔からそう呼んでたので癖みたいなの。


普段は見え張って柳田会長って呼んでるんだけど、何かの拍子でぽろっとお兄ちゃんって」

「お姉ちゃん!?」


「あら、別にいいじゃない。


本当にあなたのお兄ちゃんになるんだから」



昔からってことは幼馴染か。


随分と長い付き合いだな。



「まぁ、お互いに頑張ろうよ」


「ふんっ! 言っておくけど、このレースに出てるのはみんな本当の実力者ばっかりなのよ!


貴方みたいな貧弱で、そんな最弱な迷宮生物なんかじゃビリ確定なんだからね!」


「こら、ナズナ」


「お姉ちゃんは黙ってて、私はどうしてもこいつに言いたいことがあるの!」



威嚇する猫みたいに僕をキッと睨んでくる稲生さん。



「みんなブリーダーやテイマーとして、このレースにかけて頑張ってきたの!


本当は貴方みたいな他人便りで何もできないような奴なんてお呼びじゃないのよ!


いい加減な態度でこの場にいるんなら、ハッキリ言って不愉快、邪魔なの!!」



……むっ



「貴方なんて所詮数合わせなのよ!


そのエンペラビットが怪我する前に、さっさと棄権することね!」


「ぎゅぎゅ」



足元にいたギンシャリも、稲生さんの言葉にカチンと来たようだ。



「……確かに僕は甲斐崎先輩に数合わせとしてこの場に招かれた、それは認めるよ」


「だったら」「だけど!」



今度は僕が稲生を睨み返す。



「いい加減な態度で、僕はこの場にはいない」



そうだ、僕は絶対にこのレースで優勝しなければならないのだ。


だって、そうしなきゃ……命が危ないッ!!



「テイマーやブリーダーのように僕はこいつと……ギンシャリと向き会えていないかもしれない。


だけど、僕はその分、毎日こいつに命を預けてきた。


今だってそうだ」



僕の命はこいつにかかっていると言ってもいい。現在進行形で。



「断言しよう。


少なくともお姉さんの育てた迷宮生物モンスターと一緒にこの場にいる君より、僕とギンシャリの信頼関係は強い」


「なっ――」


「そしてさらに言わせてもらえば……」



そう、自分でやってしまったことではあるが、それゆえに僕はもう後には引けないのだ。



「飛び入りだろうとなんだろうと、僕には絶対にこの場で優勝しなければならないという、がある!


お呼びじゃなかろうとどうだろうと関係ない!


君がどんな気持ちで優勝を狙っているのか知らないが、命を懸けるくらいの覚悟もないならば君にどうこう言われる筋合いなど、ないッ!!」



「な、ぅ、う……!」



優勝候補は間違いなくこの牡丹先輩が育てたという狼型の迷宮生物


僕の言葉に一切動揺を見せないし、下手な威嚇もしてこない王者の風格


ならばせめて、そのパートナーである稲生だけでも揺さぶっておく。


せこい?


馬鹿が、勝負はとっくに始まっているのだ!



「カッコいいこと言ってるッスけど自業自得ッスよね」

「言ってやるな」



おかしいな、聴覚共有も使ってないはずなのに戒斗と下村先輩がそんなやり取りをしているのが聞こえる気がするぞ。



「レンりん頑張れー!」

「絶対に優勝しなさい!」



そして北と東の権力者の応援は聞きたくなくてもばっちり聞こえる。


二人とも殺気立ってるからちょっと周りに空間出来てますよ。



「あら、流石は多くの修羅場を潜ってきた人の言うことは違うわね」


「副会長の妹であろうと、僕は手を抜きません。


絶対に優勝してみせます」



だって命懸けだから!



「あんまり侮らないほうがいいわよ。


私の妹も、この子も強いんだから」


「……GRRRRR」



牡丹先輩に顔を撫でられて低くうなる狼


その威圧に鳥肌が立つが、気圧されるわけにはいかない。


このレース、絶対にものにして見せる。




『さーて、なにやら選手同士でも熱くなってきているようです!


それでは、各選手スタート位置についてください!』



色々と複雑な私情、もとい事情が渦巻くレースが今、始まる。

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