第12話 独りの彼女と役立たずな僕

「歌丸くん………………どうしたの?」



採集クエストを選ぼうとしてたわわさんと再び合流したのだが、なんだかとても心配そうな顔をされてしまった。


そんなにひどい顔をしているのだろうか、今の僕は……?



「……ん」



説明するのもなんだが億劫だったので、僕は先ほど手に入れた学生証を見せた。



「え、これどうかし…………あ」



そこに書かれている内容を読み取り、たさささんは口元を手で隠して僕と学生証を交互に見た。



「えっと……これは、その」



なんだかとても反応に困った顔をするたわわさん。



「僕……職業ジョブが人間だってさ……しかも?マークつくとか……は、はは……ははははははははははは」


「う、歌丸くん、落ち着いて、ね?」


「うん、落ち着いてるよ。

落ち着いて考えるともうね、笑うしかないよねこれ、あはははははは」


「正気に戻って歌丸くん! 白目っ、白目剥いてるよ!」


「ツリーダイアグラムの構成とかね、役立つものが殆どないの。その癖馬鹿みたいにポイントを食うんだ。


今の僕の手持ちポイント全部使っても覚えられるスキルが“貧血にならない”だよ。


あはははははははは、これおかしいよねぇ、あははははははははははは」



もう、笑わずにはいられなかった。


笑ってなかったらもう涙が出てきそうだった。


なんだよ職業:ヒューマンって……僕は通常時は人間ですらなかったということなのか?


僕はこの学園で強くなるために来たのに、こんなのってあるのだろうか……


もうここまで来たら作為的な何かを感じずにはいられない。



『職業は基本能力値に対しても恩恵があるもんだが……はっきり言って歌丸、お前にはそれすらない』



蘇るのは先ほどの武中先生の苦い顔だった。



『だが恩恵がまったくないわけでもないぞ。


ついさっきほかの教員にも聞いてお前の職業の“ヒューマン”についてわかったことがある。


事例は少ないが、ちゃんと登録されている職業だったぞ。その職業の恩恵全部が“健康になること”だそうだ。


ハッキリ言って戦闘において直接役立つものはない。そしてその職業になった物は例外なく北学区以外に在籍し卒業するか死亡しているぞ』



いや、そりゃ人より若干病弱かもしれないけどさ、なにもそれを職業で改善することないんじゃないかな、いや本当にマジで。



「お、落ち着いて。


ほら、強くなれば適性も増えて、他の職業になれるかもしてないし」



「無理って言われた」



「え」




再び回想


たわわさんの言葉通り、僕も同じような質問を武中先生にぶつけたわけだ。


しかし、返ってきた答えは残酷としか言いようがなかった。



『事実上不可能だ。この職業は一度なったら固定されてしまうらしい。


過去の他の学園の学長の証言だと、ある特定条件で転職ジョブチェンジできるらしいが未だに解明されていない』



もう全身の力が抜けた。



「はぁ~…………」



その場でへたり込む。


もう、最悪だ。


出足を挫かれたとはこのことだろうか。


いや、挫かれたならまだいいが、この状況は骨折かそれ以上に匹敵するかもしれない。



「歌丸くん……その…………えっと……でも、ほら、迷宮攻略だけがこの学園の生活じゃないし、他のことを頑張ればいいんじゃないかな?」



慎重に言葉を選んでそう励ましてくれるたわわさん。


それは確かに正論で、正解だ。


しかし、僕は即座にその言葉にこう返す。



「いや、それは駄目だ」



そうだった、座ってる場合じゃなかった。


人より劣っているならそれ以上に僕は頑張るべきだ。



――パンっ!



顔を思い切り叩いて渇を入れなおす。



「来い、シャチホコ」


「――きゅ!」



アドバンスカードから出てきたシャチホコは僕の頭の上に乗った。


僕は頭上に手を回してシャチホコを撫でる。



「こうなったら僕はお前頼りだ。

シャチホコ、滅茶苦茶強くなって僕と迷宮の深層を目指すぞ!」


「きゅう!」



「任せとけ!」というかのように力強く答えるシャチホコ。



「よしっ、そうと決まればクエストを」「待って待って!」



クエストを選ぼうとしたらなぜかたわわさんが呼び止めてきた。



「なに?」


「なにって……あ、危ないよ迷宮は?」


「そんなの今更だよ」


「それはそうかもしれないけど……深層目指すって本気なの?」


「もちろん」


「でも、歌丸くんの職業は」「わかってる」



僕は個人で戦える力も持ってないし、そしてほかの人を助ける力もない。


だが、それでも僕には深層に行って、強くならなければならない理由があるのだ。



「確かにショックだったけど、これ以上嘆いても仕方ないさ。

幸い、僕にはシャチホコがいる。気持ちを切り替えて、こいつと一緒に深層を目指すよ」

「きゅうきゅう」



「…………そっか。わかった、だったらもう止めない。


だけど、もし歌丸くんがよかったら私や詩織ちゃんと一緒に攻略を進めない?」


「え?」



あまりに意外な提案に僕は間抜けな顔をしてしまう。


正直、僕とパーティを組んでくれる人なんてもう英里佳だけだと思っていたからだ。



「気持ちは嬉しいけど……三上さんの方が嫌がるんじゃない?


彼女、僕のこと嫌ってるし……それに……朝、叩いちゃったし……」


「私からもちゃんと言っておくよ。


それに詩織ちゃんも今朝のことは気にしてたし、反省もしてるの」



そう、なのか?


今日一日中物凄く露骨に避けられてたから完全に嫌われてもうアウトだと思ったんだけど……



「迷宮の攻略だって、詩織ちゃんいつも一番大事なのは気持ちだっていってた。


歌丸くんの迷宮攻略に挑む気持ち、きっとクラスの中でもすごく強いって私は思う。


それに歌丸くんも行ったように、アドバンスカードのこともあるから迷宮攻略で役立つ見込みだってある。だから大丈夫だよ」



僕の手を取ってまっすぐに力強く誘ってくれるたわ――いや、苅澤さん。


正直、もの凄く嬉しい。



「……ぼ、僕からもお願いしますっ。僕と一緒に迷宮攻略してください」


「あ――うんっ、一緒に頑張ろうね」



ああ、生きててよかった!


こんな良い子と仲良くなれるなんて、迷宮学園に来て本当に良かった!!


頭の中ではお祭り状態、人がいなければすぐにでもこの場で小躍りし始めそうな感じにテンションの上がった僕。


ひとまずは、グンマーこと、三上さんがこちらに到着するのを待つことにした。



そうこうするうちに、先行していた生徒たちが数多くやってくる。


他のクラスはもちろん、新入生全員ともなるとかなりの数だ。


それに加えて昨日と違って今は全員が職業に見合った服装に制服が変化してるから更に圧迫感が強い。


プレッシャー半端ない。


そんな中を飛び出してくる影が一人。


腕に爪つきのアーマーが追加されてるが、昨日とあまり姿は変わらない。



「あ、英里佳」



他を置き去りにするような素早い動きで、英里佳は採集クエストの依頼書が張られている掲示板の元に駆け寄り、その中から一枚を入手し即座に受付に駆け込む。


他の新入生たちが唖然とするほどの素早い動きにも受付の人は特に動じず手続きを済ませてしまう。



「……歌丸くん?」



そして受付が済んで、ようやく英里佳は僕たちの存在に気付いたようだった。



「どうしてここに……歌丸くん、教室で先生に呼び止められてたよね?」


「あ、うん。そうなんだけど職業を決めるってことになって特別に魔法でワープで送ってもらったんだ」


「そう、だったんだ……」


「…………」

「…………」



か、会話が続かない!


なんか、気まずい……いや、特に僕と彼女の間で問題はなかった。


ただ、ちょっと僕が勘違いしてただけで僕と彼女の間に友人という関係がなかっただけなのだ。



「それじゃ……私は行くね」



そういって、迷宮の奥へと進んでいこうとする英里佳。



「ちょっと待って!」



僕はそれを放っておいてはいけないと呼び止めた。


なんか、このまま送り出しちゃいけない気がした。



「あの苅澤さん、さっきの話なんだけど英里佳も一緒じゃダメかな?」


「え? あ、そうだね。確かにそっちの方が心強いかも」



よかった、少なくとも苅澤さんは英里佳に対して拒否感はない様子だ。



「なんの話?」


「あのさ、僕苅澤さんに誘われて一緒に迷宮攻略しないかって言われたんだ。


それで英里佳も一緒に、パーティ組まない? 僕はその……まだまだ弱いけどさ、英里佳が一緒ならすごく心強いし、英里佳も一人より苅澤さんの援護や三上さんと協力した方が効率的に迷宮の攻略を進められると思うんだ」


「それは……」



僕の言葉に、英里佳は考えている。


そうだ、彼女はベルセルクなんていう周囲から浮いた職業であっても理性的な性格だ。


どうすべきかはわかってくれるはずだ。



「――駄目に決まってるでしょ、そんなこと」



しかし、そこで僕の希望は脆くも崩れ去る。



「詩織ちゃん……?」



やってきたのは胸部や肩を守る鎧を装備し、手にガントレット、靴が鉄製のもので脛あてもついたいわゆる女騎士みたいな格好になっているグンマーこと三上詩織みかみしおりだった。



「紗々芽、勝手なことしないで」



冷たい眼差しを向けられた苅澤さん。



「え……で、でも……歌丸くん、攻略に対してすごく本気だし、榎並さんもすごく強いから、一緒なら心強いと思って……その……」



しどろもどろになりながらも説明をしようとする苅澤さん。


だが、三上さんの僕や英里佳を見る眼差しに変化は一切見られない。



「百歩譲ってよ。百歩譲ってそっちなら一緒でもいいわよ」



そう言って、三上さんが指さしたのはなんと僕の方だった。



「え……僕はいいの?」


「百歩譲ってって言ったでしょ。自惚れないで」


「いや、僕がいいなら英里佳の方は問題ないどころか即戦力でしょ。


何が不満だっていうの?」



正直、僕の現状の能力値では英里佳の足元にも及ばない。


武器でもそうだが、それ以上に身体能力と職業からの恩恵が英里佳は戦闘に特化している。


“健康になる”などという使えない恩恵の僕より彼女の方が強いのは明らかだ。



「ベルセルクだからよ」


「ぁ…………いや、それは……」



それを持ち出されたら、正直僕は三上さんを納得させられるだけの言葉をひねり出すことができなかった。



――ベルセルク



通称“味方殺し”



あらゆる職業の中でもっとも戦闘に特化していると言われており、かつ高い生存率を誇っている。


だが、その一方でこの職業の人間と行動した者たちは悉くが迷宮で命を落とし、運が良くても一生の障害を残すと言われている。


なぜか?


単純だ、ベルセルクの持つスキルは、使えば使うほどという副作用がある。


一度や二度程度ならさほど問題もないが、使い勝手もよくてその上強力だからこそ、強敵相手には何度もそのスキルを使用を強いられる。


その結果、ベルセルクは敵味方の判別がつかなくなり、敵ごと味方を倒すか、更に悪い場合は敵を倒した後に味方も全滅させてしまうのだ。


正にその言葉が意味するように“狂った戦士”となる。


故に、ついたあだ名が“味方殺し”


現代において、もっとも忌み嫌われる職業だ。



「アンタの場合、まぁ荷物持ちなりなんなり使い道はあるわ……だけどそっちは駄目よ。

後ろから攻撃なんてされたらたまったもんじゃないもの」


「…………」



三上さんの言葉に英里佳は何も言わずに下を向いている。



「いや、だけどさ……そこはみんなで配慮すれば」「歌丸くん、もういいよ」



英里佳は悲し気に微笑みながら首を横に振った。



「誘ってくれてありがとう。

でも私は一人の方がやりやすいから。じゃあね」



そのまま英里佳は僕に背を向けて迷宮の奥へと向かう。


彼女の背中がどんどん小さくなっていく。


それを見た瞬間、僕は止めなくてはいけないという気持ちに駆られる。



「ちょっと待って、えり――ぷげっ!?」

「どこ行く気?」



しかし英里佳を追いかけようとしたら僕の方が襟を掴まれて止められてしまう。


く、首が閉まる……!



「げほっ、な、何すんだよ?」


「あんたは私たちと一緒に行動するんだから勝手なことしないで」


「……え?」



さっき、あなた百歩譲ってとか、自惚れんなとか言ってませんでした?



「詩織ちゃん……いいの?」



苅澤さんも、正直三上さんはこのまま僕の加入も反対されると思っていたようだ。



「……ああいった手前、断るわけにもいかないでしょ。


それに……私も、一応だけどやる気だけなら認めてないこともないわ」



「認めてくれるのは嬉しいけどさ……でも、英里佳が……」



すでに英里佳の姿は見えない。


地下三階層にいるであろうブラックハウンド討伐のために地下に通じる道に向かったのだろう。



「本人も一人の方がやりやすいって言ってたでしょ。あれは見栄じゃなくて事実よ。


身のこなしを見れば、一人で立ち回る訓練をしてきたことくらいすぐわかるわ」


「それは……」


「むしろ、あんたが一緒の方が足を引っ張って榎並さん自身も危険になる可能性だってあるの。


あんたは彼女に気を遣っているつもりでも、有難迷惑どころか単なる傍迷惑。


自分がどれだけ弱いのか、ちょっとは自覚しなさい」



「ぅ、ぐ…………ぐぬぅ……」



正直まったく反論できなかった。



「きゅう」



「どんまい」って感じに頭上のシャチホコが僕の頭をぽんぽんと撫でてくれるが、普通に立場逆だよね、これ?



「……だったらそっちこそ、僕が一緒の方が迷惑なんじゃないの……」


「何を拗ねてんのよ?」


「べっつにぃ~、全然拗ねてないしぃ~」



(凄く拗ねてる)

(わかりやすく拗ねてるわね)



なんか同情的な眼で見られた。何故だ?



「私たちには紗々芽がいるのよ。

この子はエンチャンター。あんたがいくら弱くても、紗々芽がいれば人並みには戦えるようになるわよ。


というか、さっさとテイマーになってきなさいよ。まだ適性を職業にしてないんでしょ?」



「「え?」」



「何よ、二人とも?」



僕と苅澤さんは顔を見合わせ、次に僕の自分の格好を見た。


僕の格好は、教室の時とまったく変わっていない。


つまり、職業:ヒューマンの場合制服は変化しないということなのだろう。


故に、三上さんは僕がまだノービスのままだと勘違いしているのだろう。



「……あの、三上さん」


「なによ?」


「これ、見てもらえる?」



百聞は一見に如かず。


という訳で、サクッと僕の学生証を見てもらうことにした。



「なによこ、れ……は……………………はぁ!?」



予想通りのリアクションいただきましたー





「はぁ……」



迷宮から職員室へと戻った武中は、自分に割り振られたデスクに腰を下ろすと大きな溜息をついた。



「随分とお疲れですね」



隣のデスクに座る同僚の教師である馬場弘明ばばひろあきは少々驚いた様子で声を掛けた。


武中と同期の彼はこの学園に勤めてかれこれもう5年となるが、こんなにも早い時期でここまで疲れた彼を見るのは久しぶりだったのだ。



「ああ、ちょっとな……」


「もしかして、先ほど電話で言ってた“ヒューマン”の生徒ですか?」


「ああ……これで他の学部に移ってくれればまだよかったんだが、迷宮攻略に挑むことを止めるつもりはないらしい」


「そうですか……まぁ、仕方ないですよね」


「ああ、仕方ない。


だが生き残りたいという意思が人一倍強いからこそ、誰よりもリスクを背負うことになるとは……皮肉だよな」



そういいながら、武中はデスクの下にある段ボールに手を伸ばし、そこにストックしてあるケミカルグリーンの色合いの自己主張の強い缶を取り出した。



「またそれですか?」


「美味いぞ、この青汁グゥレィトゥ・セカンドシーズン。いるか?」


「遠慮します」



「美味いのにな」と言いながらプルタブを開けてあおるように中身を飲む武中に馬場はドン引きしていた。離れていても青臭さが漂ってくる。



「馬場先生、ヒューマンの情報をまとめた資料見せてもらえないか?」


「あ、はいどうぞ」



先ほどのことだったのでまだデスクの上に置いてある薄いファイルをそのまま武中瀬手渡す。


武中はファイルの中身を開き、内容をあらためる。



「迷宮出現からかれこれ20年……全世界でヒューマンが確認された例はたったの34件か……」


「世界中にある学園は全部で500を超える中でこの数、絶対数が少なくどれだけ希少なのかわかりますよね」



どうにか歌丸を転職するための条件がわからないかと資料を確認するが、やはりそこには何もない。


最初は歌丸同様にヒューマンのまま攻略を試みた者もいるようだが、その者たちは例外なく迷宮でひどい目に遭って他の学区に転校している。最悪の場合そのまま死亡したという例もある。



やはり歌丸を止めるべきだったのではないだろうか?



そんなことを考えてすぐにそれは無理だと判断する。



彼の命を、未来を自分が確定することはできないし、してはいけないのだ。教師とはあくまでも道を教えるものであり、歩く道を強要する存在ではない。



そんなとき、資料の中に学生証の写真が載っていた。


資料として残されたものだったのだろう。



「……ん?」



その写真に対して、武中は強い違和感を覚える。



「どうしたんですか?」


「いや、この写真なんだが……」



武中に示されたその写真にあるのは、いたってだった。



「それがどうかしたんですか?」


「ヒューマンの学生証は、黒く滲んだ跡みたいな模様があるんじゃないのか?」


「いやいや、そんな学生証なんて聞いたことありませんよ」



何かの冗談かと馬場は笑うが、武中の心中は穏やかではなかった。


何か、とんでもない見落としをしたのではないだろうかと胸がざわつくのだ。



「…………なんだ、これ」



そしてその違和感が決定的なものに変わる。


学生証の写真の中に、生徒の名前の欄は伏せられているが、職業の欄ははっきりこう記載されていたのだ。



■■■■■■■

――職業ジョブ:ヒューマン



武中の見間違いでなければ、歌丸の職業の欄には“ヒューマン?”という記載があった。


ふざけた職業の中にはまれに“!”や“?”が含まれる場合もあり、これもその一種かと武中は考えてその時は疑問に思わなかったが、今こうして本来のヒューマンの表記を確認した今は違う。


歌丸は普通の“ヒューマン”ではないのかもしれない。


確信に限りなく近い予感を武中は抱き始めた。

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