第198話 主人公が土下座している一方で その②
■
ドライアドから素通りさえてもらった鬼龍院蓮山、萩原渉、日暮戒斗
その面々が進む先に、また新たな敵が立ちはだかり……
「くぅ……いるとはわかってはいたのだが……!」
「やべぇな……どうすんだよこれ」
その人物の姿に蓮山と渉は顔を歪ませる。
現存する勢力のうち、間違いなく最強といってもいい相手がそこで待ち構えていたのだから。
「…………あー」
しかし、一方でその人物のことをこの面子の中ではよく知っている戒斗だけはなんというか間の抜けたリアクションをしていた。
「おい、なんだその態度は?
お前が一番、あの榎並英里佳の脅威をわかってるはずだろ!」
怒鳴る蓮山
そう、今自分たちの目の前にいるのは、間違いなく一年生最強――いや、人類全体で個人の戦力としてみても上位に食い込んでいる可能性すら見えているベルセルクがいるのだ。
「というか……なんで榎並のやつ、ゴーグル着けてるんだ?
あれってこの間歌丸も着けてたやつだよな?」
英里佳の顔に着けられた大きなゴーグルを見て首をひねる渉。
普段の彼女には無いその違和感のある装備に疑問を持たない、というほうがおかしいだろう。
「そんなことはどうでもいい。
それより問題は、どうやって短時間でこいつを突破するかだ!」
歌丸連理の支援がついていればこその評価ではあるが、それは同時に素の能力の高さも現している。
蓮山は相手のことを過小評価はせず、榎並英里佳を相手にした場合は自分たちにかなり分が悪いことを理解しているわけなのだが……
「日暮くんと……あと……一人は、先に行っていいよ」
「……は?」
先ほど、ドライアドにも言われたことと同じようなことを言われて間の抜けた声を出す蓮山。
「歌丸くんが敵だから……私は狂化スキルの使用は一分以内と制限されている。
だから迂闊には使えない」
「……なるほど。つまり普段の力を出せるわけじゃないんだな」
「だけど、それでもそっちも全力の私と勝負をしたいわけでもないはず。
だからこその提案」
「……なるほどな。
日暮を先に生かせるように指定している理由はなんだ?」
「日暮くんが残ったら私は確実にスキルを使わなきゃいけない。
その場合はほぼ相打ち決定になる。
でも……そっちも日暮くんをこの場に残してこの先にいる相手に絶対に勝てると思ってる?」
「……なんか俺の評価高すぎないッスか?」
「君はもう少し自分に自信を持った方がいい。
……まぁ、私や詩織が原因であまり目立ってないんだけどね」
「は、はぁ……?」
いまいち英里佳の言葉をよくわかっていない戒斗であった。
一方で英里佳の言葉に、蓮山は顔をしかめる。
このイベントの参加者でまだ顔を見てない相手はこの先にいるとなれば……当然身内がいると悟っているのだ。
「この先に、詩織と……鬼龍院――ちっ――麗奈……が待ってる」
「……なぁ、うちの妹となんかあったか?
名前呼ぶとき舌打ちが聞こえたんだが……?」
「別に」
「そ、そうか…………あの、悪い奴じゃなくて、な、その…………いや、今はいいか」
英里佳の態度にちょっと心配になった蓮山だが、状況が状況なのですぐに頭を切り替えることにした。
「時間ももったいないし、渉、頼めるか?」
「えー…………って、そうなるよな。
接近戦相手にお前一人じゃ厳しいし」
「試合終了までとは言わんから、最低でも五分は粘ってくれ」
「ああ……なんとかするさ」
そう言って、渉はその手に双剣を構えた。
「頼んだぞ!」
そう言って、いち早く渉は英里佳の横を素通りして先へと進んで行く。
「じゃあ、俺も」
「待て日暮。
参考までに何か対策とかあったら教えてくれねぇか?」
「あー……それなら、あのゴーグルを狙わないことッスかねぇ」
「は? どういうことだ?」
「そのままの意味ッス。
あのゴーグルがちゃんと機能してる限り、榎並さんは普段より動きが鈍くなってるッスから、よっぽどへましない限りは生き残れるッスよ」
「は……はぁ?」
戒斗からの良くわからないアドバイスに首を傾げる渉。
そんな渉を残し、戒斗も先へと進んで行く。
残されたのは渉と英里佳の二人だけ。
「よくわからねぇけど……相手になってもらうぜ、榎並英里佳!」
油断したら負けると、気合を入れて剣を構える渉
「っ……」
「……は?」
だが、その覚悟とは裏腹に、英里佳はなぜか気圧されたかのように一歩引く。
そしてゴーグルをつけているはずなのに、まるで目を背けるかのように顔を下に向けているのだ。
明らかに様子がおかしい。
「…………」
「っ……!」
試しにじりじりと近寄ってみると、向こうもじりじりと同じくらいの速さで後ろに下がっていく。
「――ふっ!」
呼吸を整え、一気に間合いを詰めて攻撃をする――というフェイントをして相手の要素を伺おうとすると、英里佳は過剰なほどに反応してその場から大きく後ろに下がった。
「…………おい」
「………………なに?」
「お前、やる気あるのか?」
流石にこのやり取りで渉はわかった。
榎並英里佳には、かつての模擬戦でみせた戦意が一欠けらもないということに。
「…………このまま、制限時間までおとなしくしてもらえると……凄く助かる」
その言葉を聞いた瞬間、渉の中でスイッチが入った。
「……………………はぁ。
ガッカリだ。
お前のこと、かなり買っていたんだがな。
まさかこんな奴だったとは……予定変更だ。
時間稼ぎなんて必要ない。
速攻でお前を倒すッ……」
それは明確な怒りだ。
認めていた相手だからこそ、その態度は許せないものがあった。
榎並英里佳がどういう人間なのか詳しくは知らないし、そこには興味もなかったが、まさかそんな腑抜けた態度を見せられるほどに自分が舐められているのかと思うと、渉も男子として黙ってはいられない。
■
――と、いう具合に渉から怒りを買っている英里佳なのだが……実際彼女はそんなことを気にしている場合じゃない。
否。
気にしてる余裕がない。
(あ、わ、わわっ……!)
彼女がつけているゴーグル。
昨日までは、歌丸の顔を認証してモザイク処理が施されるというものであったのだが……どこぞのアイドルが妙なチップを入れてからそのシステム仕様が変更されてしまい……
(だ、誰の顔を見ても歌丸くんの顔になってるぅ……!?)
そう、ゴーグルが顔として認識した対象すべてが歌丸連理の顔として画像が処理されてしまうのだ。
――ちなみに、女子の制服姿の歌丸の姿をみて……
(あ、意外と似合う)
と、思ったことは内緒である。
そしてそれは現在進行形で迫っており……!
「――アサルトステップ」
機動力を一時的に引き上げて連撃を行う。
シーフ系上位職であるスカウトが覚えられる中でも攻撃に優れたスキルだ。
スカウトは特性としては俊敏性の向上による連撃と回避を主軸としたヒット&アウェイを主とした戦闘をして敵を引き付ける役割を担うことが多い。
基本的にナイフを使うことが多いのだが、ソードダンサーのように双剣を扱うのに補正を与えてくれるわけではない。
特に利き腕でない場合はスキルがまともに発動しないどころか、両手でスキルを発動させようとして不発する場合もあるのだが、渉の場合はそれがない。
完全に独自の技量で双剣を使いこなしているのだ。
「く、ぅ……!」
普段の英里佳ならいなせる範囲内である。
だが、相手が歌丸連理の顔というだけで、英里佳の集中力が一気に削がれてしまう。
頭では、相手は歌丸連理ではないのだとわかっているのだ。
だが、今の英里佳は歌丸の顔を見てしまうと思考が乱れて集中ができなくなり、とても戦闘ができる様な精神状態ではなくなってしまう。
その結果、防御はして急所を守るのだがダメージを与えられてしまう。
「どうした、その程度かベルセルク!」
「――なめ、るなっ!」
このままでは駄目だと反撃を試みる。
その足に着けているのはレイドウェポンである
魔力によりその重量を瞬時に変化させるこの装甲ならば、一撃当てるだけで相手を戦闘不能にできる。
そう思ったのだが……
「っ!」
当たると思った瞬間に、歌丸の顔を見て動きが止まった。
「はぁ!」
当然の様にそんな動きは回避され、英里佳の太ももにナイフが突き刺さる。
「っ!? くぅ!!」
このままではまずいと、咄嗟にその手にナイフを出現させて切り払おうとするが、その頃にはすでに渉は距離を取っていた。
「その足じゃまともに動けないし、主体の蹴り攻撃も満足にできないだろ」
怪我の状態を見て、足に力が入りづらくなっていることに英里佳は気付く。
(っ……強い)
萩原渉
チーム竜胆のメンバーの中であまり目立った能力がないと英里佳は思っていたが、それは甘かったと英里佳は自分の認識を改める。
改めるのだが……ゴーグル越しに映る歌丸の顔に思考が空回りをする。
――どんな顔して会えばいいのか?
――昨日のことをなんて話せばいいのか?
――そもそも昨日のことがバレたら嫌われるのでは?
目の前にいるのは本人ではないとわかっている。
分かっているのだが、そんな不安が勝手にどんどんあふれてきて、戦いどころの精神状態ではなくなる。
「怪我しても怒りもしないって……どんだけやる気ないんだよ……!」
そしてそんな風に悶々とする英里佳の態度を見て、渉はさらに腹を立てるのである。
■
「で、当然待ってるよな」
「ッスよねぇ~」
先へと進んだ蓮山と戒斗
その先に待ち構えていた二人の女子を見て遠い目をする。
「ふぅ…………来たわね」
そう言って剣と盾を構えるのは、チーム天守閣のリーダーである三上詩織
その手には強化されたレイドウェポンである“クリアブリザード”が握られている。
前回と違って再生する特性よりも、冷気を放出する特性が強化された正真正銘の魔法剣だ。
「お二人ですか……まぁ妥当なところですが、連理様がいないというのは逆に意外ですね」
そう言ったのは、杖を構えるチーム竜胆の攻撃の要である鬼龍院麗奈
こちらも同じくドラゴンの骨で作られた軽量な上に、火属性魔法の効果を高める杖
火炎補助系統魔法杖type SCALING
『バーストバレル』
「出し惜しみ無しか……仕方ないな」
妹である麗奈の装備を見て、蓮山はその手に何やら腕輪らしきものを出して付けた。
「そ、それもレイドウェポンッスか?」
「言っておくが武器じゃないぞ。
俺が依頼したのは防具だからな」
「えぇー……」
つまりメインアタッカーは自分であるとわかってげんなりする戒斗。
確かに元のチームでも攻撃はメインだが、役割としては普段は露払いなどのサブアタッカーなので、メイン攻撃を得意とするわけではないのだ。
「二対二で戦うのがセオリーなのかもしれないけど……戒斗、私から条件出して良いかしら?」
「な、なんスか?」
詩織からの言葉をびくびくとして待つ戒斗
そんな戒斗に、詩織は手に持った剣の切っ先を向ける。
「一対一で私と勝負して。
そっちも、兄妹で勝手に戦って。
お互いに手出しは無用」
詩織の提案に、隣にいる麗奈は何も言わない。
もともとそちらで了解はとっていたということだろう。
一方で戒斗はその提案に戸惑う。
「え……えっと………………どうするッスか?」
「好都合だ。
一体一なら勝機がある」
「そ、そうなんスか?」
「あのな、この状況で一番厄介なのはあの二人が力押しで短期決戦を仕掛けてきた時だ。
片方だけならまだしも、二人まとめて仕掛けられれば俺には対処できない。
だが、片方だけなら少なくとも俺は防げるし、お前も逃げられる可能性はあるだろ?」
「そうなんスかねぇ……?」
「お前はもう少し自信を持て。
お前の実力なら普通に戦えば二人とも普通に勝てる相手だろ」
「え、えぇ!?」
蓮山からの言葉に大袈裟なくらいにリアクションを取る戒斗
「というわけだ。
麗奈、少し向こうに行くぞ」
「ふふっ……久しぶりですね。
手加減、しませんよ」
「こっちのセリフだ」
「え、ちょ、本当に行っちゃうんスか!?」
鬼龍院兄妹がそのままスルーして去っていき、残された戒斗はゆっくりと首を正面に戻す。
「構えなさい、日暮戒斗」
「え、ちょ……マジで一対一?
俺が、詩織さんとッスか?」
「私じゃ不足だと言いたいのかしら?」
「いやいやいやいやいやいや!
ちょっと待って欲しいッス、いくら何でもこんないきなり一対一って言われて――っ!」
言葉の途中で、詩織が一歩前へと踏み込んだのを見て、戒斗は咄嗟に銃を構える。
力学系統魔法銃“ジャッジ・トリガー”
相手の動きを止め、尚且つ気絶させる程度にとどめるようにするスタンモードに移行して撃つ。
たったの一瞬で二発だ。
常人ならばこれで倒せる。
(これで――!)
狙いは足。
動きを止めたところで、眉間に一発。
そう判断した戒斗だが――
「シールドフォース」
前に構えた詩織の盾。
それが光を放ったかと思えば、その光が迫り来る弾丸を弾いた。
「なっ――」
驚きはしたが、戒斗は持ち前の冷静な思考で即座に分析する。
あのスキルはナイト系の防御スキルの一種
シールドの防御範囲を短時間拡大するものだ。
(――弾丸をスタンからフラッシュに変更。
防がれたところを閃光で目潰しして後ろに回り込む)
グリップについているボタンで放つ弾丸の種類を即座に変更し、放つ。
この間僅か0.4秒
シールドの端。
炸裂すれば確実に詩織の視界が閃光によって見えなくなる場所を狙った。
「――ドライブモード」
白い軌跡見えた。
何だと思えば、戒斗の放った弾丸が、詩織の放った刺突によって弾かれたのだ。
「な、は――はぁああああああああああ!?」
放たれた弾丸を剣で防ぐ。
それも刀身で弾くならまだわかる。
切り払うのも納得はできた。
だが、まさか、まさかまさかの刺突
音速の弾丸を、タイミングを完全に合わせて刺突で防いでくるなんて予想だにしてなかったので思わず絶叫してしまう。
そして衝撃を受けたはずの弾丸は炸裂することもなく、白い煙を纏いながらどこかへと飛んでいく。
白煙を纏った剣を構えたまま詩織が戒斗の目の前まで迫る。
「――スタブ!」
そこで初めて放たれる攻撃スキル。
真っ直ぐに放たれた突きが、戒斗の胸目掛けて放たれたのだ。
(まずっ!!)
ヤバいと思って身をひねりつつ、弾丸を放つ。
攻撃のためではない。
その弾丸は全部で3つ
それらがすべて迫り来る刀身に当たって軌道を逸らした。
そして白煙を纏う剣は戒斗の肩をギリギリに掠めていくのだが――
「シールドバッシュ!」
「がはっ!?」
剣を無理に避けて体勢が崩れた所に、遅れてきたシールドの打撃。
それによって胸に強い衝撃を受けて、強制的に肺の空気をすべて吐き出される。
地面を転がるが、逆にその勢いを殺さずに距離を取ることに利用しながら受け身を取って立ち上がった。
「はぁ、はぁ……つぅ!」
立ち上がると同時に、左肩に痛みを覚える。
見れば、先ほど剣を掠めた個所が凍り付いていて、微かに覗いた肌が凍り付いて変色していたのだ。
「そうか……超低温で、弾丸まで凍らされたんスね」
先ほど、フラッシュの弾丸が発動しなかった理由を理解しつつ、銃のグリップで動くのに邪魔になる氷を砕く。
「これで少しはやる気になったかしら?」
「ははは……流石に俺も、やられたままってわけにはいかないッス――よぉ!!」
その場で構えを取って連射を実行する戒斗。
チーム竜胆との模擬戦でも行った、クイックドロウの無限連射。
しかも前回と違って強化された銃は、弾丸の速度も重さも今まで以上。
これならば即座に相手を倒せると思う戒斗だったが……
「…………あ、あれ?」
どういうわけか、詩織は前に進んでくる。
チーム竜胆の防御特化のナイトである谷川大樹と違って、小さな盾で弾丸を防ぎながらだ。
「な、なんでッスか!?
そんなチッコい盾でこのジャッジ・トリガーの弾丸を受け止め切れるわけがないッス!」
自分の姉が用意してくれた銃に絶対の自信を持つ戒斗は、目の前の、あの非力にも見える女子が持ちやすい華奢な盾に、弾丸が弾かれる光景を理解できなかった。
そんな戒斗に、詩織は答えを教える。
「――これを用意してくれたのは、日暮亜里沙先輩よ」
「……え?」
「見た目は今まで使っていたのと殆ど同じだけど、これもれっきとしたレイドウェポンよ」
「…………まさか」
そして戒斗はようやく気付く。
弾丸を受けた時、確かにあの盾は損傷し、表面が凹み、削れる。
だが、それもたったの一瞬で修復されているのだ。
「それも、ドラゴンの骨を!」
「そう。
これは、私たちが倒したドラゴンスケルトンの素材を使った盾よ。
耐久系統魔法盾 type ROUND
“リペアシールド・
「なん、つぅ面倒なもんをぉ!!」
徐々に距離が迫ってくるのを見て焦る戒斗。
そしてその間合いが徐々に迫ってきた。
「――いつまで手加減するつもりなのかしら」
「くっ……!」
剣を振るわれ、今度はできるだけ余裕をもって回避する。
しかしその刀身が迫ってきただけで肌が痛みを覚えた。
「本気で戦いなさい、日暮戒斗」
距離を取った戒斗に、再び剣を向けて宣言する詩織。
その眼には、尋常ならざる覚悟が見て取れた。
「本気のあんたに勝たなきゃ、意味がないのよ」
詩織の眼を見て、戒斗は全身に鳥肌が立つような脅威を覚えた。
その感覚は、数日前の死の脅威に勝るとも劣らないものだ。
「……そう、ッスか。
まずは謝るッス」
表情を引き締め、制服のマントを外す。
「心のどっかで、あのアサシンを倒して天狗になってた自分がいたみたいッスね。
本気にならなくて詩織さんくらい倒せる……そう思っていたッス。
本当に……勘違いも甚だしいッスね」
少しでも身軽になった姿で、クイックドロウの姿勢――自身の必勝スタイルを取り直す。
「これは模擬戦で結界がある……だから、一切遠慮はしない」
頭の中でスイッチを切り替え、戒斗の目は敵を見据える。
「本気で戦って、俺は俺の実力を示させてもらう」
同様に、詩織も剣と盾を構え直して本気で相手を警戒する。
「強くなったのは、あんただけじゃないってことを教えてあげるわ」
素の実力ならば一年最強のお墨付きを受けた戒斗
世界中が注目を集めるチームのリーダーである詩織
それぞれの想いを胸に、今、全力の戦いが始まる。
――ちなみに、丁度この瞬間に歌丸連理は金剛瑠璃に向かって土下座していたとかしていないとか……
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