第321話 歌丸連理の価値⑯
■
「というわけで、当初の予定通りで死者はゼロ、重傷者無しの短期での討伐終了となったわ。
ひとまずは今日の問題点を洗い出して、明日以降に活かせるようにしましょう」
「空気読めよ、普通にここは祝勝会の流れだろ」
「はぁ?」
「あぁ?」
僕に対して血走った目で睨みつけてくる氷川明依だが、僕も負けじと睨み返す。
勝ったら祝勝会で飲み食いしまくる。
これはもはや北学区の鉄則のはずなのに、次期生徒会長である氷川明依は何をとち狂ったのかそんな貴重な時間を反省会するわよと今回のレイドに参加した北学区生徒会メンバーを北学区の校舎の空き教室に呼びつけやがった。
「昨日散々壮行会したでしょうが、何ふざけたことほざいてんのよ」
「こっちはもうすでに終わったら飲み食いするつもりで、朝は軽いもので済ませてんの。
腹減ってんの。反省会するのは別にいいけど、ご飯食べながらでもいいでしょうが」
「命懸けての作戦なんだから食べながらでしていい話しなわけないでしょう。それくらい考えなくてもわかりなさいよ単細胞」
「腹減ったうえに疲れてる状態で会議しても頭に入ってくるわけねぇだろ、前線で動いてた人間の立場も考えろ酔っ払い」
「こういうのは早いうちにフィードバックすることに意味があるのよ、ちょっとくらいがまんしなさい。あと酔ってません」
「歌丸くん、ステイ」
「うっす」
紗々芽さんにより、強制的に引き下がらされた。おのれ、今度覚えてろよ。
「こほんっ……さて、それじゃあ今回のレイド、もう気付いてる人はいるとは思うけど、私のユニークスキルで無意識に情報共有をしてる状態にさせてもらったわ。
チーム竜胆のメンバーは、戦ってる最中に何か違和感とか、体調に変化はなかった?」
氷川の質問に、チーム竜胆のリーダーである鬼龍院蓮山が代表として席を立ちあがって答えた。
「少なくとも戦ってる最中は違和感とか体調不良は特にはなかったですね。
戦い終わってから、何かおかしいなと思いましたが、それだけです。
まぁ、個人の意見としては……またこいつか、と言ったところです」
鬼龍院はまるで弁当についてくるパセリを見るような目で僕を見てくる。
おい、今回僕、滅茶苦茶頑張ったのに何だよその態度。
「なるほど、報告ありがとう」
氷川はそう言いながら軽くメモを取り、そして僕――というより、僕の近くにいる戒斗、紗々芽さん、稲生の方を見た。
「スキル効果からみて、やっぱり事前に効果を知っているとある程度私からの情報伝達に対して思考の余地があるようね。
稲生薺と日暮戒斗の両名の場合は、私と同じように状況を俯瞰して見えたのよね」
「そうっすね」
「はい」
「それで、苅澤紗々芽は、私が想定したのとは別で追加でヒュドラの拘束の蔦を強化していたわね」
「はい、ドラゴンスケルトンの一件から考えて、筋肉も考慮すればあれくらいは必要かと思いました。
余計なことだったでしょうか?」
「いえ、あれくらいなら許容範囲内だし、結果的には正しかったわ。
私は状況を見て蔦の補強も想定していたけど、手間が省けたわ。
……完全に私の思考がトレースされるわけではないってことね。
まぁ、個人の経験から来る勘が残せるのはそれはそれで貴重よね。
残念なのは、それが私の方にフィードバックされないことかしら」
などとなんかさらにメモを取っているようだが……こっちとしては腹が減って内容が頭に入ってこない。
なんなら居眠りしそうだ。うむ、流石に眠るのは悪いなと思ったので、頭を使って気を紛らわせねば。
「きゅっきゅー……いちっ」
「いっせーの……さん」
「いっせーの……いちっ……やった、私一抜け!」
「苅澤紗々芽、お願い」
「歌丸くん、ナズナちゃん、反省会終わるまでその場で正座してて。
あ、頭にはバケツ代わりに子兎ちゃんたち乗せててね」
「あ、はい」
「ち、違うの! こいつがやろうって言いだして」「正座」「あ……はい」
バカだな稲生、こういう時に言い訳したって無駄だとなぜわからないのか?
「歌丸くんは両肩にギンシャリとワサビ、それから膝の上にシャチホコ追加ね」
「なんで!?」
「発起人だから」
「シャチホコは!?」
「保護者責任で歌丸くんが悪い」
ぐぅの音も出ねぇ。クソっ、今度は責任の所在が僕にならないように稲生を誘導してやる……!
「またしょうもないことを考えてるッスね……」
隣で戒斗がもの凄く呆れた目で見てくる。
うごごっ……頭にヴァイス、両肩にギンシャリ、ワサビ、膝に英里佳(幼女)フォームのシャチホコと、地味にキツイ……!
「さ、馬鹿は無視して続けるわよ」
氷川の言葉に僕は「無視してないからこうなってるんですけど?」と思ったけど実際に口に出したら離れた席で睨んでいる詩織さんからさらなる追加ペナルティが発生すると悟り、大人しくする僕である。
「ちなみに日暮戒斗、あなたの師匠は何か言っていた?
あの人、私の推測より精度の高い射撃して見せたんだけど」
「あー……灰谷先輩はレイドが終わったら即行で帰ったんで何も聞いてないッス。
ただ、スキルの能力的に気付いてもいなくても予測を超えた射撃くらいするッスよ、あの人」
「まぁ、確かに言われてみればそうよね……
一応生徒会の関係者ではあるし、彼には私のスキルについて知らせておいた方がいいと思う?」
「……正直微妙ッスね。
下手に情報を与えるより、自力で気付かせた方が安全な気がするッス」
「安全って……それはどういうこと?」
「いや、その……氷川先輩にそういう意識がないのは俺も理解はしてるッスけど、人によってはスキル効果を説明したら、その場で氷川先輩の命令に従えってマイナスに捉える奴がいるじゃないッスか?
強制的に従わせられるの喜ぶ奴なんて、いないッスから」
強制的、となると現在進行形で僕に掛けられ得ている
今更ながらこれも紗々芽さんの優しさが反映されてるのか?
……いや待て、この状況、果たして人道に反してないと言えるのか?
こんな頭と両肩、そして膝の上にパートナーを乗せている状況が許されるのか?
「意識革命が必要だ……!」
「急に何言ってんのあんた?」
隣に頭に子兎を乗せた稲生が残念な物を見る目で僕を見ているが、気にしない。
「あの人、銃への偏愛と反骨精神を詰め込んだ性格なんで、下手すりゃ氷川先輩に狙撃……とはいかなくても、威嚇射撃くらいはしてきそうッスね」
戒斗の言葉に自分の姿を想像したのか、氷川の顔色が若干青くなる。
「あー、やる、灰谷はやるわね、上から目線で命令されるのとか大嫌いだもん。
私もそれで何回ぶつかったかわからないわよ」
後ろの方で反省会を見ていた北学区会長の天藤紅羽が両腕を組んで頷いているが、その両隣で暴走予防のために控えている来道黒鵜先輩と会津清松先輩の苦々しい顔だ。
「そもそもお前が散々煽りまくったからだろ」
「ああ、確かに。灰谷が命令口調に過剰に反応するようになった原因は確実にお前だ。
一時期、反射のレベルで銃口を先生にも向けてたしな」
……あの先輩も実はかなり被害者なのか?
前に迷宮であったときはそんな苦労人とは思わなかったんだが……
「そ、そう……まぁ、私もその可能性は考慮してたし……一応他の人からもヒアリング済ませてから決定するけど、私のスキルについては下手に公開しない方が良さそうね」
「確かに、私もそう思います。
今回のレイドでも、不快に思っている者などはおりませんでしたし、頭の悪くない奴なら気付いていても黙っていると思います。
言ったところで、氷川先輩の手柄になるだけだと気付きますからね」
なんと訳知り顔でドヤりながら語る鬼龍院
鬼龍院を横目に見ながら、僕はふと思った疑問を稲生に口にする。
「あいつの一人称、普段は“俺”なのになんで“私”にしてんの? 目覚めたの、おかま?」
「社会人の一人称を意識してるんじゃないの」
「え、そうなの? なんで“俺”駄目なの?」
「知らないわよ、一般的にそうなってるんだからそうなんでしょ」
「一人称でいちいち制限かけるとか、いちいち面倒くさいな社会人……というかそんなの日本だけだろ、英語だったら全部“I”なのに」
「“My”とか“Me”とかもあるじゃないの」
「いや、それって私、私の、私が……みたいな接続語の話じゃん、そうじゃなくてこう、一人称に込められた意味っていうか」
「は? 意味わかんないこと言ってんじゃないわよ」
「お前英語と国語の成績良くないだろ」
「あんたより良いですけど、あんたにバカにされるような筋合いないわよバーカ」
「誰もそこまで言ってねぇよ、被害妄想高すぎ」
「言ってます、文脈でそう聞こえるように言ってます。読解力無さすぎでしょ」
「お前は妄想を読解力と勘違いしてるぞ。そんな面倒なことやらねぇよ」
「はー、やだやだ、自分の発言の意味も責任も理解できないとか」
「あぁ?」
「はぁ、何よ?」
「きゅぷぅーーー!!」
「きゅぽーーーー!!」
小声で稲生と喧嘩してたらお互いの頭上にいたヴァイスとシュバルツが大声を出し始めた。
しまった、この二匹の前で喧嘩したらすぐに大泣きするんだった。
「「「………………」」」
両肩と膝の上から無言の呆れた視線が向けられる。
「――歌丸連理、稲生薺」
「「あ」」
頭の上のヴァイスとシュバルツをどうやって泣き止まそうかと悩んでいるうちに、氷川が冷たい目を向けてきていた。
「出てけ」
というわけで、そういうことになった。
■
歌丸連理と稲生薺、そして護衛として榎並英里佳の三名が退出
「あの馬鹿は本当に……」
「なんも言えねぇッス」
「今度からもっときつく言っておこうかな……」
残ったチーム天守閣のメンバーは顔を手に当てていた。
「稲生、あんなキャラだったか?」
「ま、まぁ……元気なのはいいことですっ」
「どう考えても歌丸に毒されてるだろ、あれ」
「……俺は、壁だ」
かつて稲生薺のチームメイトであったチーム竜胆も気まずい顔だ。
「ぎゅうぅ……」
万が一にまた歌丸連理が誘拐された場合の備えとしてギンシャリが残り、律義にも歌丸がいた席の上にお座り状態である。心なしか申し訳なさそうだ。
「こほん……明日以降もレイドについて、どのように対策していくかを、意見を聞かせて下さい。
あと、それと……三上詩織さん、苅澤紗々芽さん」
「「はい」」
「あのバカ――歌丸連理にも後で情報共有しないといけないので、あとで要点だけでも伝えてもらっていいかしら」
「はい、わかりました」
(あとで説教しておかなくちゃ)
「わかりました」
(夕飯は虹色大根、直で食べさせよう)
■
「っ!」
「歌丸くん、どうしたの?」
「今、何か猛烈な悪寒を感じた」
「風邪?」
「いや、こいつが風邪引くわけないじゃない。
ほら、馬鹿は風邪ひかないってよく言うじゃない」
「稲生――いや、それ以上に、何かこう…………クリアスパイダー以上の強敵に今夜挑ませられるような気がして……」
「あんたの人生波乱万丈ねー」
興味なさげに、その手にヴァイスとシュバルツを抱いてあやす稲生。
さっきまで大泣きしていたが、稲生に抱っこされて落ち着いたのか、今はぐっすりである。
……なんかお母さん的な能力が向上してないか、こいつ
「歌丸くん、本当に体調大丈夫?
東学区で診てもらう?」
「あ、いや、大丈夫。
そう言う感じのじゃない。具体的に言うと……うん、まるで虹色大根を食べろと言われた時のような、そんな悪寒だった」
※正解
「あんたの中では虹色大根ってクリアスパイダー以上なの?」
「一度食ってみろ、世の中のすべてを呪いたくなるぞ」
「どんだけ負の感情の塊なの、あの大根」
そんな戯言を語っている僕たちは現在、北学区の校舎にある学食に来ていた。
その席にて僕と稲生が子兎をあやす関係で並んで座り、僕の向かいに英里佳が座っている。
ちなみに学食といっても、基本的に北学区の生徒はお昼は迷宮に言ってるので利用するのは教員が中心らしく、低カロリーや健康を意識したメニューが多い。
「英里佳、ジュース、ありがと」
「うん」
シャチホコは英里佳からお金を借りて近くの自販機からオレンジジュースを買ってきた。
シャチホコは英里佳の隣に座り、今は同じ容姿なので、こうして並んでみると姉妹と言われればすぐにそうだと思えてしまう。
「――ん? お前ら、こんなところにいるなんて珍しいな」
そんな時、不意に声をかけられる。
今前のパターンだとドラゴンだったが、声がした方に振り返ると、僕や英里佳の担任である武中幸人先生がいた。
「あ、先生こんにちは、先生は……まぁ、昼食ですよね」
「まぁな。といっても、妙な気分だがな……こんな時期にこんな暢気に学食に来れるってのは」
「? えっと……確かに今夏休み中ですけど……学食ってこの時期は開いてないものなんですか?」
「いや、違う違う。
「「?」」
僕も、そして稲生もわからないようで同じく首を傾げていると、英里佳が納得したように頷いた。
「今までの、そして前回のGWの大規模戦闘でも最終日以外はずっと死傷者が出ていましたから」
「「あ……」」
「そういうことだ。お前ら一年は実感薄いだろうけど、今回の初めてのことに上級生や教員は全員少なからず戸惑ってるぞ。
ここ良いか?」
「あ、はいどう」「くちゃい」
僕が許可を出す前に、シャチホコがしかめっ面で鼻を抑えながらそう言った。
「ちょ、シャチホコ……」
「……あ、そういえば先生のたばこの臭い嫌いだったっけ」
英里佳が慌てる一方で思い出して納得する僕。
「おっと、そうだったな。
すまんすまん」
そう言いながら、武中先生は離れた席へと移動してしまった。
「……英里佳、ちょっと行って来る」
「え、あ、うん」
僕は席を立ち、武中先生の向かいの席に座った。
「どうした急に?」
「先生、何か僕に言いたいことあるんじゃないかなって気がしたので」
「…………」
僕の言葉に、武中先生は肯定も否定もせず、少しばかり目を見張ったが、すぐに彼は卒業時からも持たされていた学生証を手にとり、フリック操作してストレージから缶コーヒー(微糖)を二本取り出し、僕に片方渡す。
「まぁ、とにかく歌丸、ご苦労さん」
「あ、はは……僕は特にそんな、ただ囮になっただけですし」
「そうは言うが、どうせお前のスキルでなんかやったんだろ」
あ、これバレてる。
武中先生の言葉は疑問形ではなく明らかに確信があった。
「言っておくが、教員は全員お前が何かやったと確信してるぞ。
状況から考えるに苅澤か……いや、氷川の方が可能性高いか」
「……そこまでわかるものなんですか?」
僕は内心で舌を巻いていた。
事前情報など一切なく、あの現場に武中先生は居なかったのだから、ドラゴンの中継でしか見てないはずなのに、スキルの使用者までわかるものなのか?
「あの戦闘はそれだけ異常ってことだ。
実際、お前がいないレイドを見れば一目でわかる。
GWの初日との違いを考慮すれば原因はお前以外にはありえないからな」
カシュッという音とともにプルタブを開けた缶コーヒーを、先生は一口あおる。
「――お前がもっと早くGWに……いや、学園にいたらと思ったよ」
「僕は、何もしていませんよ。
それに、仮にその時僕がいたとしても、今回みたいな結果になったとも思えませんし……」
「お前の力はそう言うのじゃないだろ。
お前は仲間の力を拡張する。
その価値は世界が認めてるんだ。謙遜なんてしたら嫌味になるだけだぞ」
「僕の、価値……ですか」
「ああ……やっぱりもっと早くお前が生まれたら……そう思わずにはいられない」
その言葉に、僕はなんともやるせない気持ちになってしまう。
そんな気持ちが顔に出たのか、先生は缶コーヒーを置いて気まずそうに顔を掻く。
「あ、別にお前を責めてるとかそういうのでは全然ないんだ、本当に。すまなかった」
「いえ、まぁ、はい、大丈夫です」
実際のところ、先生の発言に悪意はないと思う。
どちらかと言うと……自分に対しての怒りなのかな? とにかく、僕に対して怒りは向いてないと思った。
ただ……先生と同じ言葉を、僕に対して悪意を向けながら呟いた人たちは居た。
シャチホコとの聴覚共有で、ここまで移動してくる間にも聞こえた。
――どうしてあんな奴が……
――なんでGWでは……
――あの力が、俺にもあれば……
普通の大規模戦闘を知る者ならば、やはり今日のアレは相当異常であり、その原因が僕であるとすぐに察しがついてしまうのだろう。
ちなみに、心配させたくなくて、そういう発言があったことはみんなには伝えてない。
みんななら、八つ当たりだから気にするなって僕に言ってくれるだろうし。
とはいえ……
「今度は月見酒、笑って飲めそうですか」
「え…………ああ、覚えてたのか」
前のGWの最終日、武中先生の生徒――つまりは僕のクラスメイトが三人死んだ。
比奈岸、布施、米田
話したことは無いし、顔だって見たことがない。
だけど、先生はあの日、死んだ彼らを弔って、そしてやるせない気持ちを酒で流し込んでいた。
それがなんだが、今までずっとしこりになっていた。
「絶対、なんて無責任なことはいえません」
カシュと、もらった缶コーヒーのプルタブを開け、一口コーヒーをあおる。
コーヒー特有の香りと苦み、ミルクのまろやかさに、微糖のほのかな甘みが口の中に広がる。
それを飲みこんで、僕は改めて武中先生に続ける。
「けど僕は、僕にできる全力で戦います。
そしてみんなも、全力で、誰も死なせないように戦います。
だから……今回の月見酒は、期待しててください」
先生はぽかんとした表情で数秒ほど固まって……
「――ふっ……お前が酒を語るなんざ、まだ5年早いだろう」
そう笑いながら、先生は残った缶コーヒーを一気に飲み干した。
「そういうことは、酒飲めるようになってからだ。
……その時は奢ってやるから、せいぜい死なないように頑張れ」
「――はいっ」
あの時の大規模戦闘とは違う。
僕は、二度とあの時の後悔を残さない。
そんな覚悟を改めたのだった。
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