第58話 急がば会議

イベント四日目の夕刻


第8層に出現したエリアボス


それは体長が30mを超える岩の巨人だった。


ゴーレムと呼ばれるタイプのモンスターで、基本的の弱点は頭部に絞られている。


だが、このエリアボス弱点が移動する。


体の中に核と呼べるようなものがあり、それを破壊しない限り何度でも崩れた体が再生するというものだったのだ。



「このままじゃ……時間が……!」



一日の討伐について、目途が立たないと判断した場合は早くて午後6時に切り上げる。


北学区が取り決めたこのルールで、状況が好転しない限り残り三十分でこの日の討伐が終了してしまう。


その事実に榎並英里佳えなみえりかは焦りを覚えた。



「ああくそ、全然当たらないッス!」



日暮戎斗ひぐらしかいとはそう叫びながら超巨大なゴーレムを睨む。



「駄目……今の私じゃ付与魔術エンチャントを重ね掛けできない……


範囲拡大スプレッドだけだとゴーレムの岩を貫通できないし、鋭刃付与シャープネスだけだと的の小さい核に当たるかわからないし……」



これまでのポイントを身体強化ではなくエンチャンターとしての能力値に絞らなかった事実に後悔を覚える苅澤紗々芽かりさわささめ


既に多くの者が疲弊し、今日中の討伐は不可能だと自主的に撤退を開始するものまで出て来ている。


だが、英里佳たちにとってそれは絶対に認められないことだった。



「――狂狼変化ルー・ガルー



「英里佳、何をする気!?」


「今それを使うのは迂闊ッス!」



歌丸連理うたまるれんりがいない状況でのベルセルクのスキルの使用


これまで銃火器を使うことでそこをカバーしていたが、今ここで英里佳は最後の切り札を切る。



「核のある場所は、常に動き続けるけどほんの微かに脈動する。


だったら、そこを探し出して破壊する。私ならそれができる。


紗々芽ちゃん、エンチャントをお願い、日暮くんは紗々芽ちゃんを守って」



こと戦場において、英里佳の判断は二人よりも信憑性がある。


何より、ゴーレムを今日中に倒したいという願いは共通していた。


言われるがまま、二人は英里佳の言う通りにする。



――そして、状況は一気に好転する。



ゴーレムの体を縦横無尽に駆け回る英里佳は、ゴーレムの体内を移動する核に攻撃をし続け、それを目印に他の生徒も核への攻撃を敢行する。


更に最後は英里佳の援護として核が移動するであろう部位を先に破壊し、その動きを封じたところを、英里佳は鋭刃付与シャープネスが施されたナイフでゴーレムの岩の鎧を破壊し、核を打ち砕いた。



「やった!」


「流石っスよ榎並さん!!」



傾いてゆっくりと倒れ、崩れていくゴーレムの姿を見て喜ぶ二人。


だが、英里佳はそんな二人を見ようともしない。



「……英里佳?」



何かおかしいと思って、紗々芽は英里佳に近づこうとした。



「――待つッス、様子が変ッス」



直感でそう判断した戎斗が紗々芽の肩を掴んで制したその瞬間、英里佳は赤い光を灯した目を見開いて、その場から駆け出した。



「英里佳!!」



彼女が駆け出したその先


それは、ゴーレムを倒した瞬間に出現した下の階層へと続く階段であった。




――歌丸連理と三上詩織みかみしおりが地上へと戻る、5時間ほど前のできごとであった。





「ぐ、ぎ、が、ああああああ!!」



手足に力を籠める。


だが、僕の体を縛るベルトは一向に外れる気配がない。



「いい加減抵抗は無駄だと理解しなさい」



そんな僕を冷めた目で見ているのは、オーバルフレームの眼鏡をつけた二年生の女子


北学区生徒会の副会長に一人を務める、氷川明衣ひかわめい先輩だった。



「これを、外して、ください!」


「却下です。


外した瞬間あなたは迷宮に行くのでしょ?」



「当たりまえ、だぁああああああああ!!」



どうにかベルトを外そうと力を籠め続けるが、やはり現時点での僕の筋力ではビクともしない。



――英里佳が迷宮にいる。



それを聞いた瞬間、僕はシャチホコをつれて迷宮へと引き返そうとしたのだが、栗原先輩に止められた。


そのあと先輩の連絡を受けて北学区生徒会のこの氷川先輩がやってきて、僕の全身を拘束し、椅子に縛り付けたのだ。



「落ち着きなさい。


今この場に会長たちを呼びました。


あなたにはまず色々と知っておくべきこととこちらが知るべきことがあります」



「何を悠長なこと、いってんですか! 英里佳が今もエリアボスと戦ってるんでしょ!!」


「あなたが行ってどうにかなるとでも?」


「なるッ!」


「……何を根拠にそう断言するのか……ああ、もう、というかそれ以上暴れないでください、回復魔法で塞いだ傷口また開いてるじゃないですか」



言われて、背中が妙に熱い感覚があることに気付いた。


どうやら無理がたたってまた血が流れているらしい。



「氷川、あんまり言葉で押さえつけてもいいことはないぞ」



そんな時、誰かが部屋に入って来た。


僕は首だけ動かして振り返ると、そこには見覚えのある男子生徒の先輩がいた。



「来道、先輩?」


「よぉ、歌丸。


できればもっと落ち着いた雰囲気で再会したかったんだがな……」


「これを解いてください! 僕は、英里佳を助けに行く!」


「はぁ……さっきからのこの一点張りなんです。


先輩、どうにかしてください」


「お前、説明してないのか?」


「とても話ができる状態とは思えなかったので」


「……わかった、俺から説明する。


歌丸、残念だが現在の第九層は常人が入り込むことができない。


能力値が一般人と大差ないお前は足を踏み入れた瞬間に死ぬぞ」


「どういうことですか……!」


「これを見ろ」



来道先輩が学生証をかざすと、空中にある映像が投映される。



それはとても幻想的な、光る透明なガラスのような物体が空中に浮かぶ広い空間で、下には虹色に輝く結晶が隆起しているのが見える。



「それは、なんですか……?」


「これが今の第9層だ」


「……は?」



ちょっと待ってくれ……第9層って……たしかあそこはまだ建築物みたいな外観の階層だったはずじゃ……



「学長の奴が余計なことししてくれてな……ほかの階層はまだ建物みたいな広い空間だったんだが、この階層だけは床と呼べるようなものが一切存在しない。


この映像の地面に見える結晶体は『エンパイレン』、その高純度結晶体だ」


「エンパイレンって……そんな、それじゃあ……!」


「そうだ、この透明度から見るに、純度は最低でも90%以上なのは明らかだ。


さらにこの規模から考えるに、万が一でも人間が触れればその瞬間に大爆発を起こすだろう」



エンパイレン


日本語での正式名称は『天火あめのひ


20年前、迷宮学園の第一期卒業生が勝ち取った人類の新たな希望の一つ


鉄よりも固く、氷よりも冷たいという性質を持ち、加工も困難と言われるその物質。


しかし、この物質は有機物に触れた瞬間に超高温を発する性質を有していた。


具体的な理屈は現代でも不明だが、この“エンパイレン”を生ゴミと一緒に蒸気タービンを回すボイラーにでも突っ込んでおけば石炭と同等、純度によってはそれ以上の熱を発するのだ。


つまり、ごみ焼却そのものが火力発電に成り代わる。


さらにその性質は迷宮生物にも適応され、エンパイレンを加工して作った弾丸なんてものも存在する。


映像でその威力は見たことあるが、指先程度の小さな弾丸で5mはあるような巨大な迷宮生物が木端微塵こっぱみじんに吹き飛んだほどだ。



「この階層で戦うには、この空中に浮遊している水晶体を足場にするしかない。


しかしどういう理屈か、踏んでから3秒程度で消えてしまう。


またすぐに表れるが、落下しないために常に動き続ける必要がある。


これを調べるために調査に向かった北学区と東学区の合計で生徒が6人死亡した。腕は確かで、少なくとも歌丸、お前よりもずっと強く頭もいいやつらだった」



「…………」



あまりに、あまりに極限状態のその第9層の内容に僕は絶句した。


これはもう、言われなくても分かってしまう。


僕では、ここに入れない。


一度や二度じゃなく、常に足場を探して飛び続けなければならないなんて無理だ。



「っ……だ、だったら全身を化学繊維の布で覆ったり、鉄の鎧とかで覆えば仮に結晶体に触れても問題はないはずですよね?」



「鉄ならまだしも、化学繊維は駄目だ。


あの結晶体は一応有機物との接触で爆発すると定義づけられているが、純度が高いと近づくだけでも爆発する危険性がある。


布だと隙間ができるから当然不可能。


化学合成のゴムや鉄で全身を覆えば問題はないが、はっきり言ってここにいるエリアボスを相手にするのならその動けない状態では話にならん」



「エリアボス……」



頭の上から体の中が冷えていく。


そうだ……このエリアだけでも初見殺しの初心者殺しっぷりで圧倒されていたが、ここには強力な超巨大迷宮生物がいる場所だったはず……



「これがその姿だ」



「これは…………結晶体の、蜘蛛くも?」



全身が輝くダイヤモンドみたいな甲殻を持つ蜘蛛が、浮遊する結晶体や馬鹿高くアホみたいに広い天井に蜘蛛の巣を張り巡らせていた。



「体長はおそらく5m程度。


エリアボスの中では小振りな部類だが、この蜘蛛の巣を移動しており、地上にいる状態では手出しができない。


攻撃ができるのは空中の移動手段を持つ者、もしくは…………」



言葉の途中で、映像が切り替わる。


そこには、浮遊する結晶体の上を物凄い速さで移動する一匹の獣が映っていた。



『があああああああああああああああああ!!』


「英里佳!」



それは間違いなく英里佳だった。


理性を失っているようだが、間違いなく英里佳だ。



「この榎並みたいに、物凄い速度で結晶体が消える前に別の結晶体に移動し続ける身体能力を持つ者だけだろう」



「ちょっと待ってよ!!


今も戦ってるって、それじゃあ英里佳はこのままじゃ!!」



「落ち着け。監視のために五分おきに9層の様子を確認させ続けている。まだ無事だ」



「確認だけじゃ駄目だ! 英里佳の体力だって無限じゃない!!」



「だろうな。一応、入り口部分に支援物資の類を置いている。そこだけは足場が消えないからな


理性はないが、知識もあって本能のレベルで使い方を理解しているようで、こちらが置いておいたアイテムの類を使用していることは確認した。


脱水症状や栄養失調といったものは今のところ大丈夫だろう」


「だけど、このままじゃ……!」



いずれ必ず限界がくる。


そうなれば、英里佳はエンパイレンの密集する地面に落ちて爆死するか、エリアボスに殺されるかのどちらかだ。



「北学区生徒会は、彼女を明日のエリアボス攻略の足掛かりにすることに決めました」



唐突に口を開いた氷川先輩の言葉に、僕は思考が停止した。



「おい氷川」「はっきり言わないと理解しませんよ」



「…………おい、今……なんて」



「口の利き方がなっていませんね……ですから、榎並英里佳を救出せず、彼女がエリアボスにどのような手段で攻撃したのかを調べ、そしてその結果からあのエリアボスにどのような攻撃が有効なのかを調べるんです」



ゆっくりと動き出した思考が、はっきりとその内容を理解して腹の底からマグマみたいな熱がこみあげてくる。



「――ぶっ殺すぞこのブスがぁ!!!!」



「んなっ!」



「ぐ、ぎぃ、がああああああ、ああああああ!!!!」



――外れろ、外れろ外れろ!!!!



「歌丸、よせ、傷から血が!」



来道先輩が何か言っていたが、今の僕にはそんな言葉は一切頭に入ってこない。


とにかく、今はすぐにこの女を――



「殺してやる、お前を、絶対にぃ!!」


「なっ……せ、戦闘職でもない癖に、何を言ってるの!


あまり調子乗ってるんじゃないわよ!!」



「ぐ、うううううう!!」



手足に力を籠め続ける。


しかし、やはりベルトは外れるどころか緩む気配もなく、手足の感覚が徐々になくなっていく。



「氷川、今のはお前の失言だぞ」


「で、ですけど……」


「俺たちが榎並の救出を断念したのはそのための手段がなかったからだ。


だが、歌丸の能力ならそれが叶う。それを再検討するために俺たちはこうして集まったんだろ」


「…………わかりました。今のは失言だったと認めます」


「そういうことだ、歌丸。


落ち着け、今お前が単独で行っても何もならないことはわかるだろ?」



「ふぅ……ふぅ……ふぅ……ふぅ~………………すいません、見苦しいところを見せました」



何度も深呼吸をしてようやく気持ちがある程度落ち着いた。


とはいえ、気持ちがざわつく。


心臓があったなら煩いくらいに早鐘を撃っていたのだろう。



「とはいえ、先に言っておきますが私は反対ですからね。リスクが大きすぎる」



「テメェ……!」


「上級生に向かってなんですかその口は?」


「アンタみたいな精神ブスを敬うなんてたとえフリだろうと嫌だね」


「こ、この……!」「だから落ち着け」



僕たちの間に入って「やれやれ」とでも言いたげに嘆息する来道先輩



「とりあえず、さっきも報告はあったが榎並はまだ余裕がある。


だからお前も落ち着いて会議に参加して欲しい。


お前の証言によっては北学区生徒会も動けるんだ、今すぐ単独で救出に向かうなんて真似はしないと約束してくれ」


「…………わかりました」



どっちにしろ、僕単独では英里佳を救えない。


ならば、来道先輩たちの協力を取り付ける様にするしかない。


そう考えていたとき、扉が開いた。



「レンりんが無事だったって本当――って、いたぁ!!」


「瑠璃せんぱふっ!?」



姿を確認した瞬間、顔に柔らかな感触がして息ができなくなった。



「よかったぁ、レンりん無事だったんだねぇ~!


リカちゃんが暴走して、何かあったんじゃないかって心配したんだよ、レンりん、本当に無事でよかったよぉーーーー!!」



「おい、今まさに無事じゃなくなりそうだぞ、そいつ」



聞き覚えのない男の声がした



「え、あ、めんごだよレンりん」


「い、いえ…………ごちそうさまです(小声)」



凄く、柔らかいです。あといい匂い。



「で、このエロガキが例の歌丸連理か? なんで血塗れなんだよ」



誰がエロガキだ?


部屋の中に入ってきた男子生徒は僕のことをジロジロと観察するように見ている。


おそらく、この人も北学区生徒会の一人なのだろう。



「歌丸、こいつは三年で会計の会津清松あいづきよまつだ」



三年生……それで生徒会ってことはこの人も相当の実力者なのだろう。



「え、血、あ!? メイメイ、うちのレンりんに何したの!!」


「メイメイ言うな! あと、その血は私じゃなくてそこの馬鹿が勝手にやったことです!


私は何もしてないのでそこを勘違いしないでください!」


「ほぉ……お前がこんな真っ向から他人のこと馬鹿呼ばわりするとは珍しいな。


俺たちがいない間に何があったんだ黒鵜?」



会津先輩は親し気に来道先輩の名前を呼ぶ。



「色々とな……とりあえず歌丸、ベルト外すぞ。お前のスキルなら問題ないだろうが、包帯くらいは巻いておくべきだろ」


「すいません」



手足がようやく自由になり、そして止血を済ませた頃、再び扉が開いて中に一人の女子生徒が入ってきた。



「待たせたわね」



――北学区生徒会長・天藤紅羽てんどうくれは



「私が最後かしら?」


「ああ、それじゃあ会議を始めようぜ」



天藤会長が上座に座り、その横に副会長の来道先輩と氷川ブス(決定)と、入って右側の席に会津先輩、対面に入って左側の席に瑠璃先輩と僕が並んで座った。



「あの……会計と書記って定員が二人ずつじゃありませんでした?」



僕が小声で隣の瑠璃先輩にそう尋ねる。



「書記は去年の年末年始の大規模戦闘レイドで死亡して以降空席。もう一人の会計は気にしなくていいわ。


彼女は今も仕事中でこっちに来てる余裕はないの」



答えてくれたのは瑠璃先輩じゃなくて天藤先輩だった。


小声だったのに聞こえるのか……耳いいな……



「レンりん、たぶん会ったことあるよ?」


「え?」


「救命課と生徒会を兼任してるキラランだよ」


「どちら様でしょうか?」



そんなあったま悪いキラキラネームの頂点みたいな名前の知り合いはいないのだが……



湊雲母みなときららだ。


お前の治療を二回してくれたはずだが」



来道先輩がそう教えてくれた。


湊先輩が生徒会役員……それはちょっと意外だ。


でも確かに、あの人の回復魔法は頭一つ抜けてた。


僕の怪我をないしてくれた人も湊先輩と同じ魔法だったが、効果が全然違う。


たぶん湊先輩がやってくれてたなら力んだ程度で傷が開いたりはしなかったはずだし……



「ひとまず歌丸くん、君は3年前に行方不明になった東学区の二年生女子の遺体を回収してきたと報告があったのだけど……何があったのか説明してもらえるかしら?」



天藤会長がそう切り出してきて、僕は意識せずとも顔をしかめてしまう。



「……すぐに英里佳を助けには行ってくれないんですか?」


「心配性ね。


大丈夫よ、私、一応本人の様子を直接見たけど、あの調子なら早くてもあと2時間は戦ってるわ。


それに、これは会議であってあなたの要望を訊くための場ではないの。


どうしても彼女を助けに行かせたいのなら、あなたはこの場でよく考えて状況を説明しなさい」


「…………っ」



今こうしている時間ですら惜しいというのに、グダグダと会議なんて……!



そう拳を握ると、隣に座る瑠璃先輩が僕の肩に手を置いた。



「レンりん、会長は簡単に他人を見捨てるようなことはしないから大丈夫だよ。


だから、焦る気持ちはわかるけどちゃんと説明して」



瑠璃先輩が会長の言葉を改めて僕に言い聞かせて、ふと違和感に気づく。



――なんでそこで『考えて』なんて言い方なんだ?



普通、こういう時は『素直に』っていうものじゃないのか?



そもそもわざわざ僕をここに呼んで会議をする理由はなんだ?



僕が生徒会運営のギルドの一員で、遭難からようやく戻ってきたことでの事情聴取だとしてなぜそれを今やる?



明日、いや、今日大規模戦闘の最終日が控えている今このタイミングで?



「レンりん、私たちを信じて。試験の時、レンりんがみんなを信じたみたいに」



瑠璃先輩は胸に手を当てながら僕にそう言う。


――もしかして……



「……わかりました」



今は時間が惜しい。


僕の考えが当たっていようが外れていようが、黙っているなんてのは時間の無駄だ。



「まず、僕たちは第13層にて、ラプトルとキラービーの群れと遭遇したのが今回の遭難のキッカケでした」



だから僕は語る。


あの13層で起きた一連の出来事を。

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