第14話 清く正しい規則違反

榎並英里佳えなみえりかは、天才だった。


運動神経も、女子としてもかなり小柄でありながら男子の平均を裕に超える結果をたたき出し、勉強も常に上位に入る。


その中でも特に、戦闘技術などについては大人顔負けだ。


故に、彼女が迷宮学園においては敬遠される“ベルセルク”の適性を持ったとしても、周りの大人はむしろ彼女の実力なら仲間など不要であると判断したのだ。


彼女は一人で戦うことを得意とする。


だが、彼女自身は孤独であることを望んだわけではない。



「……ふぅ」



ブラックハウンドを探している英里佳は、道中で採取クエストの標的である灰色の毛皮を持つハウンドを撃破した。


迷宮生物は倒した直後はその場に残るが、迷宮内で一時間放置すると肉体が消滅するのだ。


代わりに、死体となった状態は“アイテム”という扱いになる。


英里佳は目の前に転がる十数匹のハウンドの死体を学生証の“アイテムストレージ”に入れる。


上に戻った時、この死体を解体してその“毛皮”を提出すれば採取クエストは達成となる。


目標数よりも多い毛皮の入手が確定したので、追加報酬も貰えることは確定だ。


しかし、彼女の表情はどこか暗い。



「……歌丸くん、大丈夫かな?」



脳裏を過るのは、今まで見たことが無いほどに貧弱な男子生徒のことだった。


言動がどこか抜けているようで、その一方物凄く一生懸命で、迷宮の脅威を軽んじているのか楽しそうで、その一方で慎重な、とても不思議でちぐはぐした印象を受けた。


最初に声を掛けたのは、単純に二人組以上じゃないと昨日は迷宮に入れないと言われたからで、後はしいて言うなら教室で騒ぎを起こして彼に負担をかけてしまった、という以外に理由はない。


むしろ、それらの理由が無ければ英里佳は歌丸を視界にすら入れていなかっただろう。



なのにいざ言葉を交わしてみたら、どうにも気になる。



「やっぱり一緒の方がよかったのかな……」



そんな言葉を口にして、自分で馬鹿らしくなってしまう。



「馬鹿みたい」



ベルセルクの適性を持った時点で、英里佳はこの三年間の孤独を覚悟したのだ。


わざわざ傍らに誰かを置いても、それを自分の手で殺してしまうかもしれないのだ。


むしろ歌丸のことを心配するなら傍らには自分ではなくほかの者がいいに決まっている。


これは雑念だ。


早々に切り捨てるべきだ。


頭を切り替え、英里佳は先へと進もうとする。



「わあああああああああああああああああ!!」



「っ!」



その時、どこからか悲鳴が聞こえた。


迷宮生物モンスターのものではなく、完全に人の声だった。


英里佳は拳銃を構えて声のした方向へと向かう。


おそらく、無謀な新入生がブラックハウンドの群れをまとめて引き寄せてしまったのだろう。


まずは分断が定石だというのに、先走ったものがいたものだと無表情のまま英里佳は呆れていた。



――しかし、違った。そんな低次元な話ではなかった。



悲鳴はもう聞こえない。


代わりに聞こえてくるのは、クチャクチャという気持ちの悪い音だ。


時折、ボキッと子気味良い硬質な何かが折れるような音がしてきた。



「GYARRRR……」

「GAAA……」



迷宮生物らしき音が鳴き声が聞こえた。


そしてその声は、ブラックハウンドの者ではないと英里佳は判断し即座に物陰に隠れる。


ブラックハウンドは先ほどまで英里佳が戦っていたハウンドの上位種であるため、鳴き声にそれほど大きな変化はない。


だが、今聞こえてきた声は明らかにハウンドとは異なる。


ゆっくりと、物音を立てないように覗き込むと、そこには巨大な生物が三匹存在していた。



「――ラプトルリザード……」



眩暈がした。


なんで三階層に十階層以上も奥に生息している竜種がいるのだと。


そしてそれ以上に、彼女は愕然とした。


三匹のラプトルリザードは、今何かを“咀嚼”していたのだ。


一匹が顔をあげると、その口は真っ赤な液体で濡れており、そしてその口には人の手と思われる物体があった。



「ッ――――!!」



咄嗟に悲鳴を上げてしまいそうになり、物陰に戻って口をふさぐ。


冷静になるために、鼻で大きく息を吸って口で吐く。


呼吸を意識することで思考が冷静に戻っていく。


だが動揺も消えない。



「対象は三匹…………戦闘は避けるべき。


……私の実力じゃ一匹倒せるかどうか」



少なくともこの時期の新入生で倒せる相手ではない。



「GARRRRRRRRRRRRRRRRR!!」



そんな時、またラプトルリザードの声が聞こえて大きな音が聞こえた。


何だと思って再び覗いてみると、また一匹のラプトルリザードがやってきて食事中の三匹に向かって吼えていた。


いや、というよりは何か会話しているようにも見える。



「隻眼の……ラプトルリザード?」



他の個体に命令していると思われるその個体は、他とは違って片目が潰れているのだ。


その個体を見て、英里佳はあることを思い出す。


昨日、自分が気絶している間に歌丸はラプトルリザードに一人で立ち向かったのだ。


その際、彼のテイムしたエンぺラビットのシャチホコが、彼の命令に従ってラプトルリザードの片目を潰したと。



「まさか……」



念のために目を凝らし、そして隻眼のラプトルリザードの内またを確認すると、そこに小さいが傷らしきものを確認した。


間違いなく、歌丸が相手にしたラプトルリザードだ。



そんなラプトルリザードが群れを率いてこんな場所に来たということは、狙いは……



「歌丸くんを……探してる?」



歌丸、というよりはおそらくシャチホコの方だろう。


竜種はプライドが高い迷宮生物だ。


それが最弱と蔑まれているエンぺラビットに目を潰されたとあっては我慢できるわけない。


復讐しに来たのだ。


急いで上に逃げて、このことを知らせなければならない。


幸いまだこちらも見つかっていないし、三上詩織みかみしおりは堅実な性格だからまだ一層か二層で歌丸に実戦経験を積ませているはずだからこの階層に来ている可能性は低い。


そう思い、来た道を引き帰そうとした時だ。



「い、嫌だ、離せ、離してくれぇ!!」



また誰かの声がした。


驚きながらまた覗き込むと、一人の男子生徒が腕をかまれた状態で引きずられてきている。


すでに腕からはかなりの出血があり、その痛みで男子生徒の顔は苦痛に歪んでいる。


そんな状態で四匹のラプトルリザードに囲まれていたのならば…………



「ごめんなさい」



小さくそんな言葉を口にして、その場を去ろうとする英里佳。


こんな状況で助けに入るなど、愚かな行為だ。


自分自身の命すら危うい。


だからこそすぐに逃げて上級生や戦える教師に報告をしなければならない。



「痛い、痛い! いやだ、俺、まだ死にたくない!


誰か、だれか助けて、お願いします、誰か、誰かぁ!!!!」



必死な、無様と笑うことすらできないほどに必死なその声に英里佳は耳をふさごうとした。


自分は間違っていない。


助けに行くことの方が間違っている。



「誰か、誰かぁああああああああああああああああああ!!」



間違っている。


頭でははっきりとそう判断できた。


だが、しかし、それでも……



「私は……!」



歌丸連理うたまるれんりがいなければ昨日の時点で自分が死んでいた。


ここで見捨てるという選択をすることは、そんな彼の行いを無様だと笑い、自分自身の否定だ。


それは、死んでも嫌だと思ったのだ。



警報が鳴り響く、少し前の出来事だった。






「おぉ……やっぱり多いね新入生」



前線基地には多くの新入生が戻ってきていて、思ったより和気藹々とした雰囲気だ。



「これだけの人が入っていて滅多にすれ違わないって、迷宮の広さを改めて思わされるよね」



感心している僕に、三上さんが解説してくれた。



「次元が歪んでいて正確な観測はできないらしいけど……迷宮自体の広さは下手すると学園の敷地を超えるって言われてるわね」


「おおう……そりゃ遭難するよね」


「……今更ながらとんでもないところに入ってたんだって理解させられちゃうよね」



苅澤さんの言う通りだ。それに稀にだけど一層二層で遭難したって例もあるらしい。


そこまで考えると、やっぱりナビゲーションが欲しくなるよね。



「きゅ?」



僕の頭の上にいるシャチホコは呑気に首をかしげているが、僕はそんなシャチホコが今はとても頼りがいのある存在に思えた。



「よーし、とりあえず新入生はクラスごとに並べー」



教師の誰かがそんなことを言った。


教員ごとに並んでいるようなので、僕たちは担任である武中先生の前へと並ぶ。


先生は生徒の人数を確認し、舌打ちした。



「ちっ……榎並が戻ってないか」


「え……」



ハッとなって後ろを振り返ると、確かに英里佳の姿が見当たらない。



「せ、先生! 英里佳、どうしたんですか?


もしかして、ラプトルの群れに遭遇したんじゃ……!」



「そう決めるのは早計だぞ。普通に遭難した可能性もある。三層でも十分広いから迷う危険性はあるからな。


まぁ、幸い上層は変化のパターンが少ないから、その場合はすぐに見つかるから問題ない。


どっちにしろお前たちは動くな。


しばらく待機してろ」



そういいながら他の教員たちの元へと言って話し合いを始める先生。


僕は拭い切れない不安を感じてなんとなく周囲を見回す。


そしてわかったことだが、戻ってきていないのは何も英里佳だけではなかった。


クラスによっては十人近く戻ってないところもある。


ラプトルの群れの数というとどれくらいかは知らないが、今この場に戻ってきていない全員が襲われている可能性は低い。


普通に遭難だったなら、さっき先生が言ったように問題なく対処できるかもしれないけど……


しかし……なんか気になるな。



「きゅきゅ」



「シャチホコ、どうした?」



何やらシャチホコがそわそわした様子でペチペチと僕の額を叩く。


普段はちょっと垂れ気味の耳をピンと真っ直ぐ立てており、何か聞いている様子だ。



「…………ちょっと待ってろ」



僕はポケットからアドバンスカードを取り出し、フリックでツリーダイアグラムを操作する。


そこには“聴覚共有”というシャチホコの聞いた情報を僕も聞けるようになるというスキルがあった。


今保有しているポイントを使えば習得できるが、代わりにあと少しで覚えられる攻撃スキルから遠のく。



「……三上さん、ごめん」



あとで謝ろうと思いつつ、僕はすぐにそのスキルをシャチホコに習得させた。



「シャチホコ、頼む」

「きゅう!」



キィンと、軽く耳鳴りがしたが次に聞こえてきたのは雑音の渦だった。



「あぐっ」



思わず耳を塞いでしまったが、これはシャチホコが聞いている音を僕に伝達しているだけで僕自身が耳をふさいでも意味がなかった。


もう頭の中にたくさんの人が入ってきているみたいな音だ。



「――で重症だが助かった」

「そ――まぁ生きててよかったな」



雑音が酷いが、その中で教員たちの声を認識できるようになる。


やばい……ちょっと吐きそう……



「だが、その生徒が言うには…………拳銃を持った新入生が助けてくれたらしいんだが」

「拳銃……現段階で所持している生徒はどれくらいいる?」

「まだ確認中だが…………武中、お前のクラスの生徒と外見の特徴が一致するんだが」

「……榎並か」



…………え?



「しかも……そのラプトルリザードのうち一頭は隻眼らしいんだが……これはおそらく、昨日の学長の召喚した個体が群れを引き連れてきたんじゃないか?」

「あの学長……! 余計なトラブルを……!」



隻眼……ってことは、片目が潰れてるってことで……まさか、それ昨日の――



「――おぅげえぇぇぇぇぇぇぇ!!」



「うわっ!」「また吐いた!」

「ゲロ丸吐いたっ!」



集中力が切れて嘔吐すると同時に聴力共有も解除された。


僕は肩で息をしながら先ほどの教員の会話を整理する。



「ちょっと、どうしたの急に!」

「歌丸くん、大丈夫?」



三上さんと苅澤さんがすぐに僕を心配して声を掛けてくれた。


心配してか、背中をさすってもらう。



「だ、大丈夫……」


「どこが大丈夫なのよ。顔真っ青よ?」



そんなに酷いのか。


聴力共有の負担だけが原因ではないのだろうね、きっと。



「おい、歌丸どうした?」



他の教員と会話していた武中先生が心配した様子で僕の元に来た。



「武中先生……あの」


「ん、どうした?」


「あ……えっと……」



僕は言葉に詰まる。


先ほどの会話を考えるに、先生自身も情報が不足しているのだろう。


ここで先生に尋ねたとして何になる?


救助に向かってくれと頼む? いやそんなことはすでにされている。


その状況で英里佳が今戻ってきてないのは、おそらく救助に当たっている人たちがまだ彼女を見つけられないからだ。



「……ちょっと気分が悪いので……トイレ行ってきていいですか?」


「あ、ああ……ここからだとあっちにトイレがある。


誰か、付き添いを」「私が行きます。一応パーティなので」


「あ、じゃあ私も」



三上さんと苅澤さんが僕の背中をさすりながらその場から離れていく。


後ろでちょっと男子生徒たちから怖い視線をぶつけられた気がしたが、今はスルーしよう。


そしてトイレの近くまで来て、三上さんが僕の方を見た。



「歌丸、アドバンスカードを見せなさい」


「え、な……なんで?」


「さっき操作してたのが見えたの。そしてそのあとすぐに吐いた。


どう考えてもそれが原因でしょ。見せなさい」


「…………はい」



言い訳しても無駄だと判断して、大人しくカードを手渡す。


まさか即行でバレるとは……


カードをフリック操作して内容を確認し、苅澤さんも横から内容を確認して「あ~」と納得したような声を出した。


「これで教員の会話を盗み聞きしたわけね」


「……うん」


「それで、なんて言ってたの?」


「英里佳が、ラプトルリザードから生徒を助けて……それで、今も戦ってるかもって」


「っ……榎並が……そんな」



僕の言葉を信じられないというかのように考え込む三上さん。


その一方で苅澤さんは心配そうな表情をするが、何も言わない。いや、言えないというのが正しいのかな。


そうだよね……普通に言えるわけもないよね。



「二人は先戻ってて」


「ちょっと、馬鹿なこと考えてるんじゃないでしょうね?


どうする気?」


「……英里佳を助けに行く」


「馬鹿じゃないの」



僕の言葉はあっけなく、取り着く島もなく一蹴された。



「現実見なさいよ。


あんたが行ってどうなる問題じゃないのよ」


「そうだよ。ここで大人しく待った方がいいよ」



二人の言葉に、僕は首を横に振る。



「ラプトルリザードの群れの狙いは、僕…………というより、シャチホコなんだ」



三上さんと苅澤さんの視線が僕の頭上を陣取るシャチホコに集中する。



「きゅ?」



シャチホコはコテンと小首をかしげている。


どうも教員たちの会話の内容をいまいち把握していないようだ。



「そのエンぺラビットが…………ということは、もしかして昨日のやつがいるってこと?」



流石三上さん、話が早い。


というか、昨日のことを知ってるなら大体の人は想像がつくか。


僕も放送でラプトルリザードが出てきたって聞いた時点で昨日のことがまっ先に頭に浮かんだし。



「多分。先生たちも、隻眼のラプトルリザードがいたって話してた」


「……なら、その個体が復讐のために群れを率いて上がってきたってことなのかしら」


「復讐って……そんな人間みたいなことを迷宮生物がするの?」



苅澤さんの言葉に、僕も昨日の当事者でなければ同意しただろうが……


昨日、ラプトルと接したわかったけど、迷宮生物は普通の動物とは違――



「するわよ。普通の動物の象だって復讐するし、一般的ならカラスだって人間に攻撃する。迷宮生物は並の動物より頭がいいんだからなおさらよ」



――……ああ、そうなんだ、普通の動物も復讐はするんだね。うん、勉強になった。



「と、とにかく! 原因は僕にもあるし、このまま放っておけないよ!」


「仮にそうだとしても、行ったところであんたに何ができるの?

餌になるだけよ」


「それは嫌だけど……でも、僕が囮になればラプトルは全部僕の方に来て、英里佳は助かるし、他の人たちだって安全になるよね?」



狙いがシャチホコである以上、一緒にいる僕に狙いが定められるはずだ。


シャチホコには悪いけど、危なくなったらアドバンスカードの中に入っていてもらおう。



「歌丸くん……ちょっと、何言ってるの?」

「あんた、それ本気で言ってるの?」



……え、何、なんか僕おかしいこと言った?


ラプトルの目的は僕、というかシャチホコだから間違ってないと思ったんだけど……



「あの、二人ともどうしたの?」


「どうしたって……あんたこそ何言ってるの?

それ、死にに行くって言ってるようなものよ」


「いやいやいや、そんなつもりはないよ。

どうにかこう……囮になってから、その、なんとかうまく逃げ切るから」


「話にならないわ。

具体的なこと全くないまま囮になるって……ただの自殺じゃないのそれ!」


「そうだよ。歌丸くん、冷静になって。

榎並さんが心配なのはわかるけど、自棄になっちゃだめだよ!」



なんで二人してこんなに焦って……いや、違う。


こう……怒ったり悲しそうにしてるんだろう?



「じゃあ、何もしなくていいって言うの?」



二人の言葉は、まるでそんなこと言っているような気がしてとても……なんか、嫌だった。



「当たり前でしょ。

何かする方が間違ってる。


上級生や先生に任せるのが正解よ」


「そうだよ。


大人しくみんなのところで待ってよう」



――そんなの、おかしい。


何か、ズレてる。そんな気がした。



「嫌だ」



そんな言葉が、突いて出た。


そして僕はその場から走り出す。



「ちょっと歌丸!」

「歌丸くんっ!?」



背後から二人の呼び声が聞こえたが、僕はそれを無視して走る。



「シャチホコ、三階層まで一番近いルート案内できる?」


「きゅ……きゅぅ~……きゅきゅう!」



なんか「え、マジで行くの……しょうがねぇな!」的なリアクションされたが、どうやら案内してくれる気になったらしい。


僕の頭から降りて、そして僕の前を走り出す。


僕はシャチホコの姿を追いかけ、一番近くにあった前線基地から離れる通路に入っていった。

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