第173話 IWC倒壊作戦。

 そして皆を呼んだ後、これから俺は皆に対してIWC壊滅を狙うためにある方向性を皆に示そうとした。

 その方向性を上手く示せば彼らも同調してIWC殲滅作戦を行えるからだと俺は思ったからだ。

 最も、俺はアメリカに帰る事は出来ない。

 なぜなら、自作自演の件を漏らしたから下手に帰れば捕まって殺されるだけだと既に実感しているからだ。

 そう思いながら俺は緊張しつつ、これから本気で皆にIWCの件を伝えようとした。


「皆の共。聞いてほしいが大丈夫か。」


「あぁ、大丈夫だ。で、どうした?シュタイン殿。」


 ゲオルグがどうやら俺の事を心配したらしいが、俺は既にいう覚悟をしているから安心して語ろうと思った。


「ゲオルグ。これから俺達はIWC殲滅作戦を行う。」


「成程。IWCによって連中は非常に兄弟で莫大な力を遺憾なく発揮している状況は確かにあり得る状況だな。」


「その通りだ。IWCによって世界の混乱を引き起こす装置として非常に機能している状況は目に見えてるんだ。」


「成程。僕もそれに関してはよく理解していた。」


「あぁ、貴様の分析力を上手く利用すれば間違いなく連中を倒すことが容易にできるからそれを前提にしっかりと考えねばならないと感じたからな。」


 ゲオルグも彼らの死が非常に危ない方向へ示している状況だと思っているのは非常に分かる気がしたので、俺は彼にその覚悟があるのか問うてみた。


「で、ゲオルグ。貴様はその覚悟があるか大丈夫か。」


「あぁ、大丈夫だ。僕はそれ位の覚悟と報いが来ることは分かっている。だから君に応援され覚悟を持っているから。」


「あぁ、そうだな。俺もその話を聞いて非常に安心した。だからこれから俺は皆に大事な事をしっかりと語らねばならないと思っているよ。」


「あぁ。その通りだな。シュタイン殿。」


 俺は彼と話して彼の本気を知っかりと聞いたおかげで非常に嬉しくなり、カミラたちも本当に大丈夫なのか改めて聞く事にした。

 もちろん、彼女達もその覚悟があるのかしっかりと問わせないといけないと感じていたから猶更だと。


「で、カミラ。貴様はIWCを倒す覚悟があるかい?」


「えぇ。私も勿論あるよ。だって彼らを殺さねば間違いなく私達が崩壊するのが目に見えているから当然、やらねば逆に殺されるから当然だよ。」


 彼女の言葉を聞いてこんなに力強く発信し、真の好き通った発言を聞いているとそれだけで非常に嬉しくなった。

 だから俺は彼女にしっかりと感謝しようと思っていた。


「ありがとう。カミラ。あんたの話を聞くだけで非常に嬉しくなってくる。だから皆で連中を倒そうな。」


「えぇ。そうだね。シュタイン君。私もその覚悟がある。これからイラク戦争を阻止する使命こそ本当に大事な事なのだと思っているから。」


「あぁ、そうだな。カミラ。」


 彼女の本気を感じたゆえに俺はしっかりと彼女を抱きしめて彼女が無事でいられることをしっかりと考えながら、俺は自身で行う使命に非常に強いプレッシャーを感じた。


 何故、俺はそのプレッシャーを感じるようになったかというとIWC自体が金などの力で俺達を確実に殺そうとしている事がはっきりしているからだ。

 そしてその恐怖を俺は薄々感じているので彼らの恐怖政治がどれだけの卑怯な行動として現れているのかはっきりとしているから猶更、警戒せねばならないからだ。

 故に彼らの行動に対して警戒しつつ、イラク戦争を止める為に、カミラを優しく抱き、慰めながら作戦をしっかりと構想を練った。


 しかし、カミラの体を触れると彼女自身の温かさと強さをここまで感じるとは思いもしなかった。

 しかも、彼女がこんなに正義で強い目をしていた事を考えると裏を返せばそれだけしっかりとせねば間違いなく彼らに殺されることは間違いないと感じた。


 だから俺は連中を倒すにはそれだけの覚悟がなければ逆に俺達が殺されることを思い出しながらこれから重要な譲歩を彼らに言おうと思った。


「で、IWCの連中は確実に軍需産業がバックについている。」


「軍需産業がバックについている事はつまり、IWCを実質的に操っているのは軍需産業という事?」


「えぇ。その通りだ。だからIWCを殲滅させるには軍需産業を破壊させる以外にない。それを成功させるにはイラク戦争を起こさせない事で彼らを排除する事が可能なんだな。」


「成程。つまり、軍需産業とイラク戦争の利権が非常に密接につながっていてそれでIWCは軍需産業を介して戦争を起こさせようとする傾向が非常に大きくあるんだよ。」


「成程。だから連中は非常に不自然な行動をとるのもそれが多な要因になるんだと思うとそれで非常に納得した。」


「あぁ、それを基にして行動すれば間違いなく連中を倒すことはできるからそれを忘れないでもらいたい。」


 俺は奴らIWC行動が軍需産業を元に動いている闇を抱えているのは間違いないと読んだのでそれを基に行動すればよいと感じた。

 そうすれば彼らがどれだけの悪行を行ったのかはっきりと判ってきたのでそれを基に行動する以外にないと感じた。


 そして彼らの行動は軍需産業に沿って動き、最終的にはハルマゲドンを起こして平和を狙う可能性があるのでそれを阻止すれば人類に平和が戻ると見た俺はこの決戦が最後の戦いになると俺は感じた。

 だから俺は連中を倒す為にこれからできる事は彼らの悪行をしっかりと止め、イラク戦争を阻止してIWCのテロ自作自演の件についてしっかりと話せねばならないと薄々、理解し、皆に語ろうと思った。


 ここから重要な話になると思いながらこれからの覚悟をしっかりとつたわせようと思っていた。

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