第140話 マレーシア首相選挙告示開始。
マリーナが仕留めてくれたお陰で俺は非常に助かった。
彼女のお陰で奴らはフッ素が食らって見事に死亡した事実を知ると確かにそれは以上にありがたいと感じた。
だから俺は彼女に非常に感謝しようと思った。
「マリーナ。貴様のおかげで非常に助かったぞ。」
「ありがとう。でも、シュタイン殿がモハティールさんを守ってくれたからこそ、私は気にせずに彼を倒せた。私の超能力を使えばフッ素を取り除けるとそう信じていたからな。」
彼女は最初は自信なかったのは確かだ。
でも水を操作する能力がなくてもフッ素を操作する能力ならフッ素入りの水なら間違いなく操作できると俺は感じていた。
だから俺は彼女に感謝する事にした。
「さすがはマリーナだな。俺だったら絶対にそういう能力を発動する事は間違いなく不可能だしな。」
「あぁ、でもシュタインのお陰でそれができたから非常に助かった。から非常に嬉しかったぞ。」
「そうか。それはキスしてから助かったんじゃないかな。」
「別にキスしているから助かったわけじゃない。寧ろキスした上で、アンタがモハティールさんを守ってくれたおかげで非常に助かったと私は思うから大丈夫だぞ。」
「ありがとう。マリーナ。」
彼女のお陰で凄く助かった。
だから俺は彼女に感謝を示し、これからモハティールさんに話そうと思った。
勿論、モハティールさんにもマレーシアの詳しい事情を聞いておこうと思っていた。
「それで、モハティールさん。」
「どうしたんじゃい。シュタイン君。」
「マレーシアって、確か欧米によって国家がおかしくなり腐敗した状況になっているんだよな。」
「うむ。そうじゃい。彼らは国際金融機関の手先で非常に危険な行動をしている。この国は水道の民営化のお陰で水質が悪化してとてもじゃないが酷い水に変えられてしまった。故に、彼らを許さない国民は多数おるんじゃ。」
「成程。で、連中はIWCなどの欧米の傀儡なのか。」
「そうじゃ。彼らは欧米の傀儡でアメリカや欧州の移行に沿わない奴らを徹底的に排除したんだ。」
「つまり、欧米の傀儡にならない奴はどんな奴でも追い込ませる非情さがあると…。」
俺は欧米の傀儡がどれだけ酷い奴らなのかは連中の行動によってはっきりと示していた。
だから俺は連中など信用していなかった。
「その通りだ。そのお陰でマレーシアは非常におかしくなったんだよ。」
「成程。そういう事か。」
俺は連中がどれだけ庶民を苦しめた事は理解していた。
だから俺はアメリカの9・11の自作自演テロはやらせだと暴露した。
けど、それが原因で捕まってしまい、ロシアに逃げる状況になった。
そのロシアではチェノフスキー大統領に拾われ、俺の命は救われた。
だから俺は彼に救われた恩恵を出す為、連中を討伐する能力を持たせようとした。
連中は非常に危険な行動をしているのは間違いないが、かといって連中がどれだけ多くの人間を苦しめているのか非常に理解しているので彼らが人を殺している状況を見ると大体、IWCと新世界秩序を構成している連中だと俺は理解できた。
だから俺は連中を倒す為にこれからこのマレーシアの選挙でモハティール大統領にし、絶対に勝利する意気込みを見せなければならなかった。
ここで負けたらWMA資金をマレーシアに提供できない事もはっきりしている以上、絶対に不正選挙を含めて追及しなければならないと。
そうしなければWMA資金を提供できないと理解しているからマレーシアでトップを変えなければならないと俺はよく痛感した。
「それでモハティールさん。告示日はいつなんだ。」
「シュタイン君。告示日は明日だからゆっくりと休むが良いぞ。」
「了解です。モハティールさん。明日、頑張ります。」
俺は彼の出馬意欲の強さを感じたおかげでこれから連中の闇を追求する上でも絶対に倒さねばならないと感じた。
**********
それから明日。
俺は朝早く起床し、これからモハティールさんと話す準備をした。
勿論、WMA資金についても詳しく話さなけばならないと感じているから余計だ。
「モハティールさん。」
「シュタイン君。おはよう。今日から選挙は始まったからよろしく。」
「あぁ、よろしくな。」
俺はこれからマレーシアの命運をかけた選挙が始まると思いながらこれから連中を倒す為の闘いが始まると思った。
だから俺はここで何としてでもモハティールさんを当選させる為の仕組みを作らねばならないと感じた。
これは俺がIWCを倒す為の選挙であり、マレーシアを変える為の選挙だと俺は理解しているから尚更だった。
ここで勝利させて彼らが負ける部分を見て俺は勝たなければならないと感じた。
そしてWMA資金を渡す為にも…。
彼を絶対にマレーシアの首相にする必要があると実感した。
連中の傀儡政権に取らせるわけにはいかないと…、
そう、俺は実感した。
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