第124話 文先生を大統領にさせる為の準備…、

 俺はムン先生が大統領にさせる資質があると読んだ俺は、なんとしてもパクを下す準備を始めようとした。

 何よりも問題なのはアメリカや欧州の傀儡政府である事が非常に問題だと俺は理解しているからだ。


「なる程。君が私を大統領にさせたいのは韓国からアメリカや国際機関の傀儡政権を倒閣する為の準備をする事、南北朝鮮を平和的に統一させる事、私にWMA資金の防衛をさせる事が理由なのが良く解ったよ。」


「その通りだ。俺は典紀さんや緒川二郎先生。チェノフスキー大統領。そして天皇陛下からWMA資金を管理している身である以上、俺はアメリカの実態を暴いてイラク戦争を阻止して世界平和を目指さねばならないんだ。だから、ムン先生が大統領になったらWMA資金を渡そうと思っているよ。」


「そうか。君は典紀さんや天皇陛下の為に私を大統領にしたいんだな。なら、私は典紀さんやチェノフスキー大統領、そして天皇陛下の為にこの大統領選で勝利して見せる。だから、君も出来る事をやるんだ。」


「了解。当然、俺もその気で行かねばならないな。」


 俺はムン先生にある条件を出して、これから選挙態勢を整える準備を始めた。

 メッセンジャー博士は俺にIWCを解体させ、世界平和を推進して欲しいと託されているんだ。

 だから俺が出来る事は、アメリカや国際機関の傀儡指導者を降ろして、民意で通して指導者に入れ替えする以外にないと思っている。


 同時に、南北朝鮮統一はメッセンジャー博士の願いだと知った俺は、彼の目的を実現させるなら協力して、イラク戦争を止めようと感じた。


―――メッセンジャー博士。俺がアメリカからロシアに亡命した事を知っていたんだな。だから、俺はアメリカの傀儡指導者を降ろして見せるから待っててな。


 俺は彼に後で感謝しながら俺は韓国大統領選でムン先生を大統領にさせる使命を全うしようと感じた。


「では、君達にも選挙協力してもらいたい。」


「あぁ、ムン先生を大統領にして南北統一を目指すとメッセンジャー博士に頼まれたから、勝利に導こう。」


「あぁ、君の意気込みもあればWMA資金をフルに活用し、民意を反映させれば我らの勝利は近いからな。」


「あぁ、その通りだ。」


 とにかく、国際金融機関やアメリカや国際機関の傀儡であるパクを降ろして、韓国を救い、同時に経済格差是正が出来るムン先生を大統領にさせようと俺は誓った。


*************


 それから、翌日。


 俺は韓国大統領選挙でムン先生が大統領になる為の選挙準備を始めていた。


ムン先生。対抗馬は不正選挙を用いてやる可能性が非常に高い。何故なら、アメリカや欧州でもそういった選挙をやった事で彼らの権力が維持されたのは本当だから。」


「シュタイン君。君は良く理解している。不正選挙を利用するには表を金で買う以外にも選挙バイトに特定の候補を紙で破く行為をする人が非常に多い。」


「つまり、紙を破けば無効票になると。」


「まさにその通りだ。紙を破くと無効票になる国も存在する。他には機械を利用して操作する方法もあるから気をつけた方が良いぞ。」


「あぁ、そうだな。」


 俺も不正選挙は、金で買収する以外にも特定の候補の票を破いて、向こうにさせるバイトも含まれているのは、知っている。


 寧ろ、そのバイトを雇わせた方が安上がりだと警戒した。

 だから俺はムン先生に…、


「気をつけろよ。不正選挙は金で買収する以上に、票を破って無効票にするバイトもいるから注意して警戒した方が良いからな。」


「その通りだよ。シュタイン君。だから、韓国ではそれを防ぐ為に投票所にカメラを持ち込ませているんだよ。」


「そうだな。パクの事件からの世論の反対から投票所を公開させる事が不正選挙を防ぐ上で非常に大事な方策だとおもっている。それが出来た事は政府が世論も気にしている事は間違いないな。」


「あぁ、これが出来れば後は投票日に俺が投票所を調べれば非常に効果あるな。」


 俺は不正選挙を監視する上でも投票所を監視する事が非常に大事だと思い、選挙日には投票所に行こうと感じた。


「シュタイン殿。私も別の投票所を見るから大丈夫だよ。」


「あぁ。その気で行くんだ。マリーナ。」


 俺とマリーナは不正選挙を防ぐ為に投票所を監視させる事も非常に大事だと思い、投票日には監視をさせ、結果を調べようと思った。

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