第192話 豪雨の中の合流。
私はようやく、イラク大統領府に戻った以上、これから私は他に誰かが戻っている状況がなのかよくわからなかった。
でも、見た感じだとゲオルグやカミラは戻ってきている様子が感じない。
もしかするとIWCの連中にやられた可能性すらあるかもしれない。
そう思いながらこれから私は彼らが本当に殺されたのかと思うと非常に不安を感じた。
…クソ。ゲオルグ殿やカミラ殿はまだ、戻ってきていないのか。彼らは本当にかえって来るだろうか。
ゲオルグやカミラがかえって来ないと私は非常に不安だ。
それだけではない。
皆がここに戻ってこなければシュタインが心配してしまう。
シュタイン殿が心配するからこそ、私はゲオルグ達がここに戻ってくるのか非常に不安で、彼らの無事を祈るしかなかった。
けど、砂漠では普段は来ない雨雲が何故、ここで来るのか非常に不安を感じた私は、この雲は何か異常性を感じたので冷や汗をかいた。
…な、なんだ。この雨雲は。この雨雲は妙に危ない雰囲気を感じてきてやばいな。しかし、ゲオルグやカミラは戻ってこれない以上、私は能力発動が出来ない。できない故に、この雨雲をどう対処すればよいのか不安だ。
私の能力発動条件は威勢とキスするのが発動条件だ。
だが、現時点で、周辺に異性がいない今の私では超能力を下手に使う事が出来ない。
無理に利用すれば間違いなく左胸にある破滅の刻によって発作を起こすタイミングがますます短くなると予測されている上、24の刻になれば私が死ぬ事を分かっているからだ。
だから私は、この状況をしっかりと打破する為には、雨雲がこの年に迫っている状況をどうやって対処すれば良いのか非常に悩んでいる最中だった。
すると、私の周辺から何やら足音の音が聞こえてきて…、
「ほう。貴方は私の事をIWCの連中だと察知出来たのね。」
と私は彼女を見て警戒した。
すると彼女の顔が豹変し…、
「あぁ、私はあんたみたいなIWCの連中の気配は普通じゃない事を察知できるレベルから安心しな。」
と私を『カラプソフ・ミーラ』の一員だと判ったような言動を取った。
当然、私は彼らが普通に普通は来るのはおかしいと思って…、
「あんたみたいな、IWCの連中が何故、ここにいるんだ。」
と即座に返答した。
すると、彼女は凄く怖い目で私を見て、例の私を殺すような目で何かを語ろうしてた。
「ほう。そういう事か。だが、貴方の仲間は私達が開発した気象兵器『バール』を破壊している最中だが、果たして無事に彼女はかえって来るのかわからないな。」
と話を聞いてカミラに何か起きたのだと不安がよぎった。
その話を聞いた私は、カミラが気象兵器を破壊させる事で失敗すれば洪水に飲まれ彼女は死に。
仮に、壊して生き残らせても雨雲の関係で待たなければならないので、ここに戻って来れない状況を作り出す殊に成功した事で彼らの汚い手口を改めて感じた。
当然、奴はカミラをここに戻らせない戦法を利用したから、奴の手口は当然ながらあくどくて巧妙といえる。
もし、仮に彼女が本当に殺されたとしたら私は奴を絶対に、許さないと思った。
だが、彼女は何か雨を降らす能力を持っていそうな気がしたのであの雨雲を感じ取って能力使用を避けながら、時間稼ぎしようと思った。
「ほう。私の計画を既に察知していたとはな。」
「なぜ、わかる。」
「既に、その目からしてしっかりと雰囲気を分かるから当然なんだよ。」
「成程ね。つまり、あんたは私の行動を予測するが、それはあんたの契約能力でなくIWCの訓練された能力な訳だね。」
「その通りだ。」
奴は完璧にIWCの人間だと判る。
そして、その話を聞いただけで私の体から鳥肌が立つ程の、寒気がしてきたのでこの状況なら何かあるかと不穏な感じをしながら私は彼女を睨む以外になかった。
だが、ここで超能力を使用する訳にはいかない。
なぜなら、先のトニーの戦いで契約能力の解除条件から外れてしまったからその時点で非常にまずい状況だと判っていたからだ。
そう思いながら私はとにかく、ゲオルグが戻ってくるまでこの状況をしっかりと時間稼ぎする以外になかった。
だから私は奴の名前をしっかりと暴こうと思った。
「で、あんたの名は…、」
だが、奴は自分の名前を暴かれるのを恐れた所為なのか…、
「ほう。私の名前を暴こうとするが、甘い。あんたはここで名乗らずに死ぬのだから当然、この雨でな。」
と語るのを極力避けようとしていた。
「ちっ。やっぱりそう来たか。」
彼女の言動を見て私は非常に苛立ちを隠せなかった。
当然、奴の言動を聞いた私は彼女が既に雨を降らしの能力だと実感した上で、発動条件もものすごい温度の高い環境で行動する事なのだと感じた。
そして砂漠は普段は厚いが、雨になった時は土が水を吸収してくれないので何かあると土砂災害が起きやすくなる。
そして私は気象兵器をカミラが壊して既にその雨雲を起こした状態なら間違いなくバグダッドは崩壊すると予測した。
「おい。あんた。まさか、洪水を起こして破壊する気まんまんだよな。」
「その通り。だが、貴方はそれを止められると思わない方が良いよ。」
彼女の狂気を見て本当にこの洪水兵器のヤバさを本気で感じている状況が強く表れている状況なら私ができる状況は既に限られていた。
…ここは彼女を止める以外にないと思うな。
そう思いながら私は体術でこの状況を乗り越えるしかないと感じた。
「ほう。あんたは空手の技術を持っているようだね。」
「あぁ、私はロシアのチェノフスキー大統領が空手や柔道、ムエタイなどを勉強しているからそうやって止められる状況があると私は思っているんだ。」
私は柔道や空手の武術を勉強して相手の弱点をしっかりと止める以外にないと感じた影響からここで絶対に止めなければいけないなと思った。
そしてここで止めなければ間違いなく本気で彼女を止めなければいけないと感じた。
そういう問題を思考しつつ、これからどういう問題をしっかりと解決しながら、自分でバグダッドが洪水で沈む事だけはしっかりと避けたかった。
すると、誰かが足音がしたので私はそれを感じ…、
「大丈夫だ。マリーナ殿。」
と語った。
そして私は…、
「ゲオルグ殿。あんたが大丈夫で何よりだよ。」
と語り、その言葉を聞いてだけで彼が無事である事が何よりも安心した。
「大丈夫だよ。雨雲が消えたから安心しな。」
「ちっ。私の計画が…。」
ゲオルグの行動で雨雲が抑えられて安心した。
そして今こそ、奴を仕留めなければ間違いなく私達の生き残れあないと思ったのでこれからゲオルグと協力して奴を倒そうと思った。
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