第174話 典紀さんのまとめ。

 俺は既にIWCの件や9・11のテロ事件の件について皆に語ろうと決意した。

 なぜなら、9・11の真意を話さないとこれからイラクで止める理由がはっきりしない事が明らかになるからだ。

 そう思いながら、気を落ち着かせてこれから皆に本気で9・11の真意を語る内容を考えていた。

 勿論、9・11やIWCの件はある程度は皆に語っているが、詳しい内容を俺は語っていなかった。

 なぜなら、その時はトルドーというアメリカのスパイがいたことが要因であり、それで言えないのは明白だったから。

 更にこれから失敗が許されない状況になると猶更、神経質になっていた。

 そして、これから皆にこの件について本気で語る決意をした。


「皆。これから俺がIWCの件でしっかりと話すからちゃんと聞いてくれた前。」


「御意。シュタイン殿もどうやら彼らの行動に何かあるのか既にわかっているだろ。」


「あぁ。既に彼らが9・11の自作自演テロについてしっかりと語らない行為をしたからこれからしっかりといわねばいけないと感じたからな。」


「そうか。それなら話は早い。だからしっかりと聞くぞ。シュタイン殿。」


「ああ。貴様の言う通りだな。」


 これから真意を語るが、いきなり真意を言えば失敗する。

 まずは場の雰囲気を落ち着かせながらこれから本題に入ろうとした。

 何より典紀さんに言われた通りの言葉を聞いて本気で俺は彼らの行動原理や目的についてしっかりと話そうと思った。


「では、行くぞ。まず、IWCがイラク戦争を起こす理由は言うまでもなく石油利権が関与しているといってよい。」


「どういう事だ?シュタイン殿。」


 どうやらマリーナがイラク戦争と利権について疑ってかかってきたようだ。

 だから俺は彼女にイラク戦争で石油利権について疑問を解消する為、それらの関連についてしっかりと話そうと思った。

 話せば事情が分かるから猶更。


「まず、戦争を起こすには金と石油の存在が非常に必要だ。」


「金と石油…。」


「あぁ、石油に限ったことではないが、燃料資源を彼らは狙っているんだよ。」


「そういう事か。つまり、燃料資源というという事は石油の他に天然ガスも多くある事なんだよな。」


「その通りだ。つまり燃料資源を彼らは狙っている事になる訳だからそれを彼らが独占して金儲けするのが奴らの手段だといってよい。」


「成程。つまり、燃料資源で金儲けしたいがために戦争を起こすわけだな。」


「その通りだ。マリーナ。」


 彼女の出来る限りの事は行ったが、それでも不安はある。

 だから俺は彼女に出来るだけ詳しく説明したいと思いながら、彼らがイラク戦争を起こす目的に1つは燃料資源と大筋な関連を述べた。


 そして9・11のやらせテロでサウジアラビア、アメリカが共同で自作自演テロを起こした行動などを考えるとアメリカは石油利権を狙っている事をしっかりといわねばいけないのでそれについて彼女に語ろうとした。


「だが、マリーナ。彼らは石油の為に何故、自作自演テロを起こしたのかわかるか?」


「シュタイン殿。その質問から彼らは石油を欲しがる理由があるのか?」


 どうやら、マリーナは石油との関連について凄く疑っている様子なのでそれを解く為にも俺は確信部分を避けながら彼女にそれを教え、核心部分を考えさせる方向を示した。


「あぁ、そうだ。彼らは他にも目的があるからこういうやらせテロを起こすんだ。それは軍需産業を潤わせるためにイラク戦争を引き起こしているのは間違いないからな。」


「成程。つまり、軍需産業を潤わせるためにそういう行動に出るわけだな。」


「その通りだ。軍需産業を潤わせる事で彼らの利益達成が実行されるのだ。」


「成程ね。ありがとう。シュタイン殿。」


 どうやら彼女は納得したようで俺は一安心だった。

 けど、更に彼女に出来るだけこの件をしっかり語り、この意見の真相や目的についても話さないといけないと感じた。

 そうしないと彼女も詳しい事を理解できないし、他の皆にも理解できないから猶更だった。


 そう、俺は思いながら彼らがそこまでくるった行動をしている状況は理解しながら話の続きを始めようとした。


 すると、ゲオルグがその話を聞いて手を挙げた。


「で、シュタイン殿。彼らは何故、燃料資源を狙うのかわからないけど、どうしてななのか教えてくれ。」


「ゲオルグ。何故、彼らが燃料資源を狙うかというと戦争を実行するには石油や天然ガスなどの燃料資源がないと動かせないからだよ。」


「成程。そういう事だな。つまり、燃料資源が無いと戦争を引き起こせない事が既に明白なのが判る気がした。ありがとう。」


 俺は燃料資源を狙う理由は乗り物を動かせない事を理解できるからその件についてしっかりと彼らに語る事にした。

 何故、燃料資源を彼らは狙うかと…。


 尚、中国はレアメタル等が多く採掘できるからその面では資源大国だ。

 だが、燃料資源はそこまで取れるとは思っていないから見事に合っているから狙わないのは当然だと感じた。

 だから、彼らは戦争を実行する為に燃料資源を狙って金儲けしていたのは間違いなくそれが原因なのだと実感し、それをしっかりと頭で覚えておこうと思った。

 すると、カミラが俺の話を聞いて彼女は俺になのか問いかけようとしていた。


「シュタイン君。」


「どうした。カミラ。」


「シュタイン君は、IWCが戦争の為にあると言うけど、それは石油や金融を抑え得ている事が主な理由じゃないの?」


「その通りだよ。カミラ。あんたの言う通り、彼らは資源を利用して金儲けしたいがために、そういう行動をする。特に石油や天然ガスは乗り物の燃料や化学製品作成に多く使用されるから当然ながら多く使用するのは当たり前だと思っているからな。」


「成程。そういう事だね。」


 カミラも凄く納得した様子なのか、非常に良い顔で凄く良い目をしていた。

 そしてその話を聞いて典紀さんが何か言おうとした。


「シュタイン殿。貴様の言う通り、IWCがイラク戦争を起こしたい理由は石油などの燃料資源だと見ている。そして戦争で金儲けする輩が間違いなくバックにいるからそれを止める為に行動しよう。」


「あぁ、そうだな。」


 俺と典紀さんは互いに了承し、これから本気で彼らの討伐する準備を整えた。

 おそらく、彼らは燃料資源の為にイラクを狙ってくると。

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