第79話 Выходит, Вырьбого.(出たら、戦え。)
ドイツ首相官邸府に誰もいないと感じた俺たちはとりあえず、この官邸府から出る事にした。
どうせ、誰もいなければこんな場所に行っても得しないからな。
そう感じた俺はこの不気味なドイツ首相官邸府から出ようとする時だった。
その時…、
「おやおや。彼方達が例の『カラプソフミーラ』の一員ですか?シュタイン、ゲオルグ。どうやら彼方達が我がIWCとDVDの計画を妨害しているようですね。」
「貴様は誰だ。そして俺達がここに侵入する事を何故、知っているんだよ。」
「そうだ。俺達の計画を妨害するとはどういう事だ。」
俺は白髭のおじさんが何故、こんな場所でいるのか良く解らなくなり、どうしてユンケラ首相がここに来ないのか不可解だった。
「だって、ユンケラ首相はゲオルグがプログラムを弄っているのを分かった時、ここから西にあるケルンに列者で逃げたのですから。だからここにはいないぜ。」
「ほう、貴様が例のDVDの所長なのか。」
「そうだ。私区はDVD所長のフランク=ベーメ・アルベルト。ユンケラ首相の命令で貴様達を殺害する為にここへ来たんだ。さぁ、公開しなさい。ユンケラはケルンへ逃げたからこれで安心して貴様達を無事に殺す事が出来るから最高なんだぜ。」
「貴様、何て外道な輩なんだ。こんな外道な行動をやれるとはとんだ犯罪者だな。」
「犯罪者…。えぇ、何を言っているのですか?」
どうせ、俺のことを犯罪者といって殺人をするんだろ。
この、DVDの連中が…、
「だって、貴方達の方がこの国の根幹を変えようとする犯罪者じゃありませんか。イラク戦争計画はアメリカや欧州を中心とする新世界秩序計画を実行する為の計画で何よりも中東が破壊されればこの国の大企業『Wagen Vollkser Fatter.』などの奴隷労働で俺たちが潤うんだよ。」
連中はやはり、中東の戦争の目的が奴隷労働の募集なのだと俺は感じた。
つまり、ユンケラ首相は官邸主導の統制経済を行い、不公平な格差社会を作り上げる事で欧州連合とアメリカ合衆国を1つの国にする事に計画していた。
つまり、アメリカを批判する人は欧州を擁護し、欧州を批判する人はアメリカを擁護する。
このやり方をする事で最終的な敵はロシアに向かう事になり、アメリカや欧州のいう事を聞かない国を次々と征服する手段として利用して来たわけだな。
つまり権利主義と権威主義は上と下の違いだけで中身は一緒なのだと俺は感じた。
だから、ロシアでは欧米の退廃文化に対しては異様に警戒しているのは容易に解る。
解る上に、アメリカと欧州の八百長争いをする事でアメリカと欧州の新世界秩序計画が徐々に完成されつつあると感じた。
つまり大事なのは上下左右の争いでなく、バランス感覚を養う事が重要であり、左右の思想や1%VS99%の争いではない事を十分に肝に銘じないとこの論理に騙される訳だと俺は感じた。
「なら、ここで俺は貴様達を潰して見せる。ゲオルグ、貴様はやれるか。」
「あぁ、電化製品を改造して兵器に変えたから俺は十分に戦える。」
「分かった。なら、俺も行くぞ。」
ロシア語で例の言葉を言えば良いんだ…、
「
俺はこのロシア語で能力発動条件を解放し、これから連中を本気で殺さなければ逆に殺されると思い、臨戦態勢を整えた。
―――連中がこんな悪い事をするなら俺は連中を倒して見せる。
俺は、ここで気を抜いたら確実に殺される危険性が極めて高いと実感したので決して手を抜かずに、戦闘態勢を整えた。
って、おい。
DVDつてどんな組織なんだよ。
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