第239話 サウード家宮殿に突入する。

 そして俺はサウジアラビアの異様な様子を見て何か不気味な様子に警戒しながら、サウジアラビアでは何故、サウジドリフトが横行するのか大体、想像できた。

 理由はサウジアラビアの王族は、地位はあるけど、そこまで優遇される訳じゃないのでそれがドリフト運転となって非常に危ない運転が目立つ事が理由なのは大体、うっぷん晴らしのためにそういう運転して目立ちたいことが主な理由だ。

 なので、その異様な状況を警戒しながら俺は、ザルード家の宮殿迄歩く事にした。

 尚、サウジドリフトはザルード王族以外の運転は簡単に取り締まりされるので決して真似してはならない。


 そう思いながら、このザルード家の宮殿を見ると、この異様な不気味さに何か隠れながらもこのリアドの街は非常に何か不気味な雰囲気を隠す上で、何かありそうだと感じた。

 だから俺は、カミラにこの事情について異様な感じについてしっかりと彼女に話して彼女がどういう雰囲気を感じているのか話してみようと思った。


「なぁ。カミラ。」


「どうした。シュタイン殿。」


 俺はカミラにリアドの街の異様さについてしっかりと話そうと思った。


「リアドの街に何か違和感に感じないか?」


 そう俺は言いながら、彼女がこの町の違和感についてどういう雰囲気があるのか話してみようと思った。

 そして、カミラもそれを感じ取れた影響からか、リアドの街の異様さについて何か感じとるように俺に何か話そうとした。


「あぁ、そうだな。確かに、リアドの街は他の街に比べて異様に封建的で変な運転が多いからこそ、車の運転が非常に危ない印象が非常に見えるね。」


 どうやら彼女もリアドの街の危ない運転の多さに異様に感じながら、この町の絶望さについて何かを感じ取れた。

 そういう意味を考えて俺はこれから彼女に何か警告しようと思った。


「そうだな。カミラ。だから、リアドから戻る時もそういう運転には非常に気を付けないと逆に俺達が奴らの運転に惹かれる恐れがあるから当然だな。」


「そうだね。シュタイン殿。あたしもそう思っている。だから、王族を倒しても決して油断せずに出ないと逆に危ないなと思うね。」


 彼女の言葉を聞いて俺はこの異様な危なさについて非常に感じ取れて何より安心した。

 当然、カミラもこの町の異様さについて少しずつ気づきながらも、この異様な雰囲気は少し危ない印象も感じた。

 そう俺は思いながら、これからザルード家の宮殿を裏口から入る事にした。

 何故、裏口から入るかというと表から入ると彼らの攻撃によってやられかねない状況に陥る事、王族には何人もの人がおり、子孫には約1000人以上の王子がいる事を既に理解しているから猶更だった。

 そう思いながら、俺は、これからザルード家の違和感に気づきながら、裏口から突入する以外になかった。


 そして裏口から入った俺達は、この異様な宮殿の不気味さは何か危険な臭いをしながら、俺がどこでばれるのか非常に不気味な雰囲気を感じながら、慎重に宮殿についてどんどん突入する準備を整えた。


 そして地下道を切り抜けた後、俺は裏口まで出て、ようやくザルード家の宮殿についた様に思えた。

 そしてここから、ザルード家の家長を倒さなければ間違いなく、欧米の闇が追及できないと思ったので、慎重に奴らに見つからないように入る事にした。


 すると、王族の人間が既に現れた様子が見えたので、俺はここから既にロシア語やペルシア語で中二病言葉を唱える事にした。

 逆にここでロシア語で唱えないと奴らの能力に殺される可能性があるから猶更だと。

 そう思いながら、俺はロシア語を唱え始めた。


「Спой для меня к розлуке. Твой голос и руки.」


 俺はロシア語で、見事に掛け声をかけて能力を発動する準備をした。


 更に次の発動する為に…、


「Нежно вернут былое. Новеки запомни...」


 と更に強力なロシア語で掛け声も強化された。


 そして、更に強化する為…、


「Нополниа любовыю Путь вечному покою. О,отрада души беспризарной. Спой мне спокойно.」


 俺は十分に掛け声を語った後、これから俺が出来る事はこれから最大限の能力を発動して、サウード家を倒す事だと思い、能力を発動した。

 そうする事で、俺はザルード家を倒せる能力が開花されるから猶更だと思いながら、突入する準備を整えた。

 当然、俺の行動に王族も流石に驚いた影響からか…、


「おい。これは流石にあかんだろう。」


 と王族は俺を見て非常に警戒した。

 当然、奴を見て、俺はここで奴を倒す覚悟を持った。


「ほう。俺をここまで恐れられるなら俺は貴様達を絶対に倒して見せるから覚悟しろよ。」


 彼らが非常に恐れている状況ながら、この恐怖を感じる様子は正に俺が出来る事は奴らを確実に倒さねばいけないものだと改めて感じた。

 その為、俺は連中の闇を暴く上で非常に大事な行いだと思いながら連中がどこまで俺を恐れ、どういう能力や実力を持っているのかお試しに拝見する事にした。

 そして俺はザルード家に対して不意打ちで風の攻撃を始めた。

 そしてその風の攻撃に奴らは驚いたせいか、非常に動揺していた。


「ちっ。俺達をここまで追いつめるとはどういう神経だ。」


「ほう。貴様達が王族の真の能力なのか。つまり、王族は体を1つに纏まって合体して強力な能力を出すのが契約能力で王族の遺伝子でしか発動出来ない能力だな。」


「その通りだ。しかも、全ての王族がもっている訳ではない。だから、この契約能力を持っている人は確実に特別な契約能力を取得して得ているんだ。」


「成程な。」


 俺は連中がどういう行動を持っているのか大体想像できた。

 つまり、ザルード家の遺伝子がなければ合体系の契約能力が使用できないのは非常に明白であり、それで纏まった攻撃したからサウジアラビアは守られてきたのだと改めて理解できた。

 この定理を理解すれば奴らの契約能力の構造が見えたから猶更だと。

 そう思いながら、俺は奴らの契約能力を考えてみた。


 …成程な。この能力はザルード家の遺伝子がないと発動出来ない。そしてその能力発動条件はザルード家を守る事以外にないのは明白だからな。


 俺はザルード家の契約能力発動はザルード家を守る力がなければ能力が発動出来ない事は非常に読めていた。

 そういう意味を考えて、連中のザルード家を守る力を逆手にとって俺はその袋を破って身内主義的な行動を超えた能力を上げて行く事が非常に大事なのだと思いながら、俺は連中をしっかりと倒す準備を始めようと思った。


「成程。貴様達はザルード家を守る事で強力な能力を発動できる事が明白なのか。」


「あぁ、その通りだ。だから、俺達を倒しても別のザルード家がお前を倒すだろう。」


 連中の行動を見て、非常に良いヒントを得たと同時にザルード家の絆を破壊すれば間違いなくそれを破壊できると改めて理解できた。

 そしてサウジドリフトの件を見ても分かる通り、一部の王族はトップへの不満が溢れているのは明白。

 つまり、彼らをうまく活用すれば間違いなく、ザルード家を崩壊出来ると思うと、これは良いヒントになった。

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