第117話 ロックチャイルド家の狂気。
俺はロックチャイルド家がプロテスタント右派の原理主義の元締めだと既に解っていた。
だからこそ彼を殺せば問題ないと感じるのは当然だった。
「お前がロックチャイルド家の家長でイラク戦争の主導者だな。」
「あぁ、そうだ。このWMA資金を略奪して俺達の戦争の資金の為に使わせてもらうからな。」
「ほう。随分とデカい態度を示しているではないか。でもな、貴様がやっている事は非常に最悪だな。」
俺は奴がここでどんな攻撃を仕掛けてくるか分からなかったので、相手の状況を見抜いて次の戦闘行動を取って準備をした。
「Хорошие!!Домой США и ЕС.」
俺は絶対に奴をここで倒してWMA資金の調達を絶対に阻止する事を決意した。
すると…、
トンッ。トンッ。
俺の背後から足跡を聞いて誰かが来ると警戒して…、
「おぉ、シュタイン。お前は無事だな。」
「あぁ、でも緒川二郎先生やチェノフスキー大統領は奴の攻撃で大けがを負っている。だから絶対に、ここで連中を討伐せねばならないんだ。」
「そうだな。シュタイン。」
「あぁ、ジェロディ。奴を殺さないと情報が洩れて間違いなく俺達の平和的な新世界秩序が壊れてしまう。だから奴を倒そうな。」
「あぁ、そうだな。」
当然だ。
俺が奴らを警戒しているのはIWC連中こそ戦争で金儲けしたい連中だと分かっているから…。
故に平和を乱すやり方を平気でやるのは争って金儲けの道具として利用したいから。
更に偽造パスポートまでIWC連中は作っているのは情報を奪う為に至極当然の事だと感じてくる。
何故なら、諜報機関なら偽造パスポートを作成してその国に潜入するのが常識だし、諜報能力は東側の方が優れている。
何故なら、西側諸国だとメディアを介して5割位は東側に情報を持って行かれるから集団で群れないと勝てないのが西側の民主主義及び資本主義だと俺は既に理解していた。
だからこそ社会保守主義の必要性はこの文中からも理解できる。
故にジェロディと俺はここで一気にロックチャイルド家を討伐しなければWMA資金が盗まれる可能性が非常に高いと感じた。
ただ、倒せばよいわけじゃない。
彼らは逃げるから息の根を止めないと情報を抜かれる恐れが十分にある。
だから俺は、ジェロディに奴らを討伐できる確認をさせる為に…、
「ジェロディ。お前は奴らを討伐できるか?」
「分からない。けど、シュタインがこんなに元気よく、奴を討伐する意思がはっきりしたのは凄く有難い。故に俺はお前と共に奴らを討伐して、ЕСを救って見せる。それが俺の役目だから…。」
流石だな。ジェロディ。
貴様の目は事の本質を見抜く凄く良い目をしている。
それ故に、直ぐにアメリカや欧州の悪い面も見抜けたと思う。
これは誰でも出来る訳ではないが、アメリカや欧州を批判する精神があればアメリカや欧州の負の側面が見る事が出来る。
大事なのは知識と常識、主体性であり、性善説や性悪説ではない事を多くの人間は知らない。
性善説は人を信じすぎる故に鴨にされる。
性悪説もまとまりがなく主体性がないので煽りを上手く利用すればこちらも鴨にされる。
この事実を多くの人間は知らないのだ。
それ故にIWCは性善説や性悪説を巧みに利用して信用と対立を利用して主体性を奪い相手を鴨にする戦術を非常にやるのは当然と言えよう。
故に鴨にされない為には自分で主体的に動き、相手の情報をきちんと
それさえ知っていれば、善と悪を使い分けられ、非常に線ンん党で有利に運べる。
IWCの手口等を知るが故…、
俺は、この方法を上手く利用する事が大事だと感じた。
だからこそ、俺はここで連中をどうやれば上手く討伐できるか。
大事なのは性善説や性悪説に染まらず、自分の主体性と真の強さで相手を見極める事が相手に鴨にされない唯一の手段だと解っている以上、相手の情報を見極める事が大事ではないかと感じた。
つまり大事なのは自分の主体性を持ち、芯を強くして、情報を上手く発信する事だと思う。
アメリカの盗聴実態をばらした人間は、実はそんなに性悪説は強くない。
性悪説が強ければ逆に亡命先を選ぶことが出来ないか、欧州に亡命する事がはっきりするからだ。
何故なら、相手を信用しないから人権などで擁護されている欧州に逃げるしかない。
性悪説が強い人間は性強説を唱える人間と違って意見をあまり述べない。
故に情報発信能力が低いから鴨にされる。
だから俺は性善説にも性悪説にも染まらない。
それは俺が主体的な人間になる為であり、性善説と性悪説二元論こそ奴隷民がやる行うだと感じた。
故に俺は…、
「ロックチャイルド。お前の心臓に空気で打ち抜いた。これで終わりだな。」
「ふっ。それで俺を倒せると思ったのか?」
奴が空気の能力を使っても打ち抜けない事に俺は一瞬驚愕した。
何で、奴を打ち抜いたはずなのに、傷が一つもないんだよっと。
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