第118話 主体性で善悪二元論を打ち破れ…。
「ほう。その程度の子供じみた空気弾で俺を倒せると思えるのか?」
俺は奴が何も傷つく事ない状況を見て凄く恐怖を抱いた。
「貴様。俺の攻撃を喰らっているのに、何故、無事でいられるんだよ。」
俺は奴の能力を見て凄く恐怖を感じた。
「俺の契約能力は鋼の身体を得る事で球などを防ぐことが出来る能力だ。能力発動条件は10万円以上の金で買いもすれば十分に能力が発動できる。つまり、金で買い物すれば俺の身体も鋼になる事は…。金で俺の身体強化を買うのに等しい。」
「何…。」
俺は奴が鋼化する能力に唖然としたものの、この鋼の能力を打ち破るには別に特別な能力を使う必要はない。
何故なら、鋼は火を付けて熱で溶かせばよいのだから。
しかし、ここでマッチを点火させるとクレムリンが火事になってロシアが西側メディアにバッシングされ崩壊してしまう。
だから、俺はマッチを持っている事を知りながらも彼にそれを悟られない様に警戒しながら、奴の攻撃を察しながら状況を判断した。
「ジェロディ。貴様の能力に俺は任せる。」
「あぁ、分かっている。ここで言ったらヤバい事だからな。」
「当然だ。だから頼むぞ。ジェロディ。」
「お前のやりたい事は分かる。けど、ここでは使えないが、奴に悟られると非常に危険だと分かるのは上級諜報員だ。」
「当然だ。嘘を就くなら目的持って言わなければならない。そうでない嘘は簡単に見透かされて、騙されるだけだからな。」
「なら、俺はあの能力を発動して、奴を追い込むか。」
俺はクレムリンの引火を防ぐ為に下手に攻撃を出せない以上、彼に戦闘を任せるしかないと判断した。
だから、ジェロディ。
貴様にここは任せる。
「よし、1回表だ。ゲームスタートするぞ。」
ジェロディ…。
お前の戦闘能力は木の棒を使って攻撃するのか。
―――いや、違う。
寧ろ木の棒なんて補助に過ぎない。
それどころか野球の話までしている事から恐らく奴は野球を使って攻撃するだろう。
だから、俺は奴がロックチャイルドをバットで吹っ飛ばしたら能力発動のチャンスだと感じた。
「ほう。この木の棒で俺を倒せると思っているのか?」
「ウロチョロするな。もう既に試合が始まっているぞ。」
「試合だと…。」
―――ふっ。試合というのは野球の事だな…。
だとすれば、俺は奴が野球の試合に没頭させながら、ここでやつを仕留める能力を仕掛るのは当然だ。
故に野球を利用した契約能力をやるなら、能力発動条件は紛れもなく、この能力で奴を殴る能力だとはっきりして一安心した。
「1番、ジェロディ。2番、シュタイン。」
―――何で俺が言われるの。俺がまさか参戦するとでも…?
「大丈夫だ。お前は名前だけで何も起きない。」
「そうか。」
―――流石は、ジェロディだ。
奴は野球を上手くやり込んでいるし、主体性を求めて動いて居る以上、本当に奴は強くて逞しい。
それはそうと、俺はこれから奴がクレムリンから出たら一気に攻撃する準備を始めた。
「
俺はこれで一気に奴らを倒す準備を始めていた。
後は、ジェロディ次第だと思いながら…。
俺は状況を伺った。
********
「さぁ、来い。ロックチャイルド。」
「あぁ、俺の鋼の肉体で一気にボコボコにして見せる。」
流石はロックチャイルドの奴だ。
でも俺は軽く棒を振って、相手を見極めて…。
「ピッチャー。ロックチャイルド投げた。」
―――今だ。
俺は奴の動きが分かった以上、腰を上手く使いながら一気にここで連中を仕留める準備をした。
「嘘。俺がこんな連中にやられるなんて…。」
「誰がこんな連中だって言いたいんだ…。」
*********
凄い、奴がこの能力を利用し見事に奴がロックチャイルドをぶっ飛ばし、某は金属バット化して、奴はクレムリンの外に出た。
それを俺は当然、見逃してはならないと思い…。
「Нет Английского Язык. Этот Голвые Ублудокой.」
俺は空気の能力を利用しながら一気に空まで飛んでマッチを着火して、奴の鋼の身体に攻撃した。
これで奴を仕留められると…、
そう俺は、感じた。
同時に今が奴を追い込める最良のチャンスだと感じた。
ここで、攻撃を逃せば、クレムリンに家事を巻き込まれるから…、
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