第236話 崩壊するアル・ムッシュリフ宮殿。

 そして俺はカミラを掴みながら俺は風の能力でアル・ムッシュリフ宮殿から脱出を開始した。

 それからこの宮殿から脱出するために、絶対に俺はここで死んではいけないと思わせる為にしっかりと自分で行動する意思をしっかりと示した。

 当然、カミラは俺の様子を見て非常に危ないと思いつつ、これから彼女は俺を何か考えているのか非常に考えながら、様子を伺った。


「ねぇ。シュタイン殿。あんたはこんな状況の中で絶対に脱出する意思と準備を持っているとは流石としか言えない。」


「あぁ、そうだな。だから、俺は絶対にここで死ぬわけにはいかない。なぜなら、9・11の事件の真相を暴く為にもここでどういう理由で生きてこのUAEを脱出しなければいけないから猶更だな。」


 カミラが心配しているが、俺は絶対にここから脱出しなければいけないのは9・11の自作自演を暴く上で非常に重要な使命が確実にあるからだ。

 その為、ここで死ぬわけにはいかずに絶対にUAEを脱出して9・11の真実についてしっかりと暴かなければいけない使命を改めて感じた。


 そう俺は思いながら、確実に9・11の実行犯達を倒さねばいけない覚悟を示しながら絶対に奴らの闇を暴いて、この世界に真の平和を見出そうと思った

 そう思いながら、俺は連中が行った闇の経路を知った事で、欧米の軍産複合体の支援ルートがはっきりした。

 そしてこの情報をイランやロシア政府に届けないといけない使命感から何としてでも俺は、このアル・ムッシュリフ宮殿を脱出しなければいけないと思うとそれだけで絶対にここで俺は崩壊に巻き込まれてはいけないと同時にこの経路をロシアやイランに伝える使命感を持って行動せねばいけないなと感じた。


 そして俺は風の能力で見事にアル・ムッシュリフ宮殿を脱出した後、ようやく空の上から町を見ながら、上空からアル・ムッシュリフ宮殿が崩壊する状況をしっかりと目に焼き付けようと思った。

 崩落するアル・ムッシュリフ宮殿を見るとこれで欧米の終わりが非常に見えてきたのだと改めて思った。

 すると、カミラは俺の様子を見て確実にアル・ムッシュリフ宮殿の崩落で何か感じ取った事があったので俺は彼女に顔を向けて事情を聴こうと思った。


「なぁ、シュタイン殿。このアル・ムッシュリフ宮殿が見事に崩壊している様子を見ると、UAEの政権が崩壊したみたいで、欧米の中東支配の終わりに見えるね。」


「あぁ、そうだな。この崩落によって中東の勢力バランスに変化が出来て確実に欧米の影響力の低下が出て来るのだと改めておもな。」


「だね。シュタイン殿。」


 彼女の言葉を聞いているとUAEの崩落によって中東の勢力バランスに大きな変化が起きるのは間違いないとカミラも読んでいたと思うと、UAE崩壊で欧米の影響力が確実に落ちているのが分かっていた。

 故に、俺はそう思いながら、アル・ムッシュリフ宮殿が無事に崩壊した様子を見届けた後、確実にイランの潜水艦迄確実に戻らねばいけないと改めて思った。


 どの道、UAEは崩壊するのは確定だ。

 更に、これによってカタールW杯は確実に中止に追い込まれ、FIFA関係者は大量逮捕されるのは確実だ。

 カタールW杯は中東のサッカー賭博利権で作られた噂すらあったし、カタール自体がUAEやサウジアラビアと同様に欧米寄りの姿勢をとっていたからその疑惑が確実に見受けられた。

 寧ろ、UAE崩壊とカタールW杯中止、FIFA関係者の大量逮捕は確実にセットとしてついて来るのは確実で、UAEでゴタゴタが起きればカタールW杯は中止になり、FIFA関係者は大量逮捕は確実に起きると見ていた。

 それ故に、UAE作戦の成功ぶりを考えるとまさに、俺の行動によって成功できたのだと改めて思った。

 そして、イランの潜水艦迄到着後、俺はこれからイラン軍と共にイランへ帰る準備をしっかりと始める事にした。


「よし。イラン軍の皆。UAEの王族は崩壊した。これからイランへ向かって一緒にここから去ろうな。」


「了解です。」


 そう俺は言いながら、イランの潜水艦で地下を潜りながら彼らが確実に追ってこないか確認する準備をした。

 奴らはアル・ムッシュリフ宮殿が崩壊したとはいえ、その責任をイランの責任にさせる危険は非常に大きい。

 何故なら、UAEは親欧米国家で欧米の上層部たちがもみ消しをする為にこういう事をするやる可能性があると見ているからだ。


 故に、これからの後処理をいかにUAEに押し付ける為に小型カメラでその証拠を渡し、これを使って確実にUAEの責任逃れを無くす準備を始めた。


「よし。これで無事にUAEの実態を暴く事が成功したし、現在の王族政権を崩壊させる事に成功した。」


「ですね。シュタイン殿。」


「だが、欧米はUAE崩壊をイランの責任にするし、アル・ムッシュリフ宮殿に関しても同様の処置を行うだろう。」


「だな。連中の隠蔽を防ぐためにあんたは小型のカメラを既にアル・ムッシュリフ宮殿に入る際に、既にカメラを用意して侵入したから、このカメラで見事に証拠を残しているだろ。」


「勿論だ。そうでなければ奴らがどういう行動をするのか非常に厄介だから猶更警戒が必須だと思うからな。」


 そう思いながら、俺はイランなどによってアル・ムッシュリフ宮殿が倒れた印象操作をさせない為にも絶対に証拠としてこのカメラで音声までしっかりと残しておかねばいけないと思うと俺の使命のそこまで既に重要だとされた。

 俺が出来る事はこれだけしかないが、それでもこのカメラ映像によって間違いなくUAEが不利になる証拠が残る事は間違いないと思った。


 そして3時間後…。

 カメラの分析が出来て非常に良い報告がイラン軍からきたので俺はそれに対応する事にした。


「よし。シュタイン殿。無事に証拠となる映像が出てきて何よりです。UAEのアル・ムッシュリフ宮殿の崩壊は間違いなく、UAEの王族が自作自演として仕掛けた物だという証拠が出て何よりです。」


「あぁ、そうだな。それによって非常に助かったからこちらとしても凄く助かる。」


 俺はその報告を聞いて非常に安心した。

 何より、彼らのUAEにおける自作自演対策をやったお陰で非常に元気になっている状況だと思いながら、連中は確実にこの場所から消えて何よりだと改めて感じた。

 その意味を含めて俺はイラン軍には非常にありがたいと思いながら、この変化についてしっかりと変えて行こうと思いながら外に出る準備をした。


「で、シュタイン殿。この映像を見れば間違いなくUAE崩壊の状況はUAEが自作自演した証拠になるし、何より声で証拠が残っているから猶更だといえますね。」


「ありがとう。そう言われると凄く助かるから。」


 俺は彼らに感謝しながらイランに到着後、これでUAE任務が終えて一安心した。

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