第237話 撤退する欧米軍。

 そして俺はUAEの崩壊を見て次々と中東から欧米多国籍軍が撤退する様子を見て非常に大きな変化を感じた。

 欧米の多国籍軍がUAEから撤退すると同時に、欧米の軍隊がヨーロッパの方に逃げてゆく様子を見て、この変化が間違いなく欧米の凋落を象徴する内容で何よりだと改めて思った。

 そしてUAE陥落で欧米の崩壊が来たことで俺は凄く安心できたので気をとりとめてこの様子をしっかりと見る事にした。


 …成程。UAEが陥落した事によって欧米多国籍軍の撤退がより進んだように思えてなによりだ。これで、UAEは別の方法で良くなるだろう。


 そう俺は思いながら、UAE陥落と欧米多国籍軍が中東から次第に撤退した事により、UAEは別の方法で非常に回復するように思えた。

 それ故に、俺は欧米多国籍軍の勢力が弱まる構図の良さを感じながら、欧米多国籍軍がこうやって徹底してゆく様子を見るだけで、非常に安心できたと改めて思った。

 同時にこの撤退の様子を見ると、中東の勢力図に大きな変化を感じ取れるのは間違いないと感じた。

 そしていなくなった多国籍軍を後に俺はカミラにこの様子をしっかりと話そうと思った。


「なぁ。カミラ。」


「どうした?シュタイン殿。」


 カミラに欧米多国籍軍撤退をどこまで上手く言えるのか分からない。

 けど、この撤退によって、欧米の力が非常に弱まって行く様子は非常に格別な感じがしてきて非常に安心できると思った。

 だから俺は、この崩壊するUAEの状況を見て欧米とロシア、イラン連合による中東の勢力図の変化を感じ取れた状況を感じながらも、これから中東に大きな変化が起きると思うと、それだけで中東の光の希望が見えてきたような気がした。


 そして、崩壊したUAEから欧米多国籍軍撤退した状況を彼女の報告すれば、欧米が逃げる先について分かると思うから、それについて彼女にしっかりと伝えようと思った。


「なぁ、カミラ。俺達がUAEの王族を無事に滅ぼした影響で中東から欧米多国籍軍が次第に撤退していったな。」


「だね。そういう状況を考えると欧米の多国籍軍が次第に消えてゆく状況は欧米の敗北となって中東の真の光が見えるような気がしたね。」


「そうだな。カミラ。」


 彼女の言う通り、欧米の多国籍軍が次第に撤退していく様子を見ると、本当に欧米多国籍軍は中東で敗北して去り行く様子が見えて、欧米の時代の終わりが見えてきたような気がした。

 そして多国籍軍が中東から次第に撤退してゆく様子を見て中東の勢力図や平和などに大きな影響があると思った。

 そういう状況だからこそ、私は欧米多国籍軍の急激な撤退が俺が見えた影響で次第に中東の平和が戻ってきた様に思えて何よりだった。


 …欧米多国籍軍が去って、中東の平和が戻ってくる様子を見ると、それだけで非常に大きな変化が出るのは何だろうか?


 俺は欧米多国籍軍が去る様子を見て、色々と考えたい事があったのでそれについて頭で考える事にした。

 当然、俺はそう考えながら、中東から相次いで欧米多国籍軍が撤退してゆく中で、この変化をじっくり考えながら、欧米の敗北によって欧米の本質が見えてきたような気がして、嬉しいながらも何か不気味さを感じた。

 そして、カミラに中東で残る欧米の拠点について話そうと思った。


「で、カミラ。欧米多国籍軍が中東で大分撤退したから残りはサウジアラビアだけかい?」


「う~ん。それは分からんな。」


 俺はそのような話をして、彼女がどういう反応を返してくるのか非常に気になった。

 そして俺はその話を彼女にする事で、欧米の牙城が崩れる件についてしっかりとそうと思った。


「でも、サウジアラビアが9・11の実行犯で中東の親欧米利権の巣窟だと思うから、サウジアラビア対策が必要かと。」


「成程。サウジアラビアを攻略すれば確実に欧米の牙城を崩壊出来るのはその為だね。」


「そういう事。だから、欧米多国籍軍が撤退する様子を考えながら、欧米の敗北ぶりを考えると欧米の衰退が如実に表れているといって良いかと。」


「その通りだ。シュタイン殿。」


 俺とカミラがそうやって互いに言いながら、回復した影響から本当に自分はこれで良いのか非常に考えていた。

 その意味を考えて、回復した世界観を見るとそれだけで非常に不安が強くありながら、イランに戻ってこれから大統領府にて、バニサドル・シャハラーム国防総省から事情を聴いてみようと思った。


「バニサドル殿。」


「おはよう。シュタイン殿。どうやら中東での欧米の多国籍軍の撤退する様子を見て彼らの動向状態について調べているようだね。」


「あぁ、その通りだ。寧ろ、俺はこの問題をしっかり調べて9・11の戦犯は欧米ではないかと思うからそれを知って、欧米を倒してほしんだ。」


 そう俺は言いながら9・11の真犯人が欧米政府だと思っているからこそ、中東での欧米多国籍軍の戦犯についてしっかりと彼から聞き出そうとした。


「よし。シュタイン殿。これから中東での欧米の多国籍軍の変化を改めて理解できるなら一緒に話そう。」


「了解です。バニサドル殿。」


 バニサドル殿のが俺に対してきちんとして説明をしてくれる状況を思うと、それだけで俺は凄く嬉しいと思った。

 この変化によって凄く安心できる状況だと思いながら、バニサドル殿は間違いなく欧米の多国籍軍の行動についてしっかりと説明できるから猶更、彼からの情報を聞き出さねばいけないと使命感を持ちながら、これから俺は彼にしっかりと、欧米の多国籍軍の動きについてしっかりと調べようとした。


「では、シュタイン殿。これから欧米多国籍軍の動きについてしっかりと説明するからちゃんと聞くんだぞ。」


「了解です。」


 俺は彼の話を聞く覚悟をしながら、これから欧米多国籍軍の動向について調べた。


「では、欧米多国籍軍が残っている場所は親欧米国家を除いて調べると、後はパキスタン、アフガニスタン、カザフスタン周辺だけになっているからな。」


「つまり、アフガニスタンやパキスタン以外で欧米の影響力が低下している様子を見ると、新欧米側の国について調べてくれないかな。」


「勿論だ。新欧米国家はサウジアラビア、トルコ、UAE、クウェート、カタール、ヨルダン、レバノン、エジプト、イスラエルなどだ。その内、UAEは陥落し、トルコは既に欧米の衰退で方針転換しているから、まずはサウジアラビア陥落とアフガニスタン、パキスタンなどの救出を先にやるべきだな。」


「あぁ、そうだな。貴様のお陰で中東情勢が見えて凄く助かった。故に貴様に感謝したい。」


 そう俺は言いながら、中東の情勢での変化を感じ取れた影響で非常に安心できたので、これから行く国はあそこしかないと改めて思った。

 あそこに行って欧米の影響力を中東からそがないとイラク戦争が通されるから猶更だと思い、行く覚悟をした。

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