第244話 資料押収。

 そして俺はこの資料を読みながら、カミラに資料を押収させ、次の資料を読み始めた。

 そうする事で、これらの資料の闇がはっきり見えるから猶更だと思いながら。

 そう思いながら、これから9・11に関連する資料を開き、この闇を知ろうと思った。


「こっ…。これは、確か。9・11の計画に関する資料…なのか…。」


 俺はこの資料を見てどれだけ膨大で確実に証拠がある内容で非常に読みごたえがある資料を発見し、これが大きな変化になるように思えた。

 当然、カミラもこの資料を読んで確実にこれは大きくあり得る状況で非常に驚いた内容で何よりだった。


「つまり、日誌のようですね。9・11に関連する内容についても分かるかもしれませんね。」


 彼女の言う通り、この日記を読ませる事で、複数の資料についてよく理解できる内容だから、しっかりと考えないといけないと改めて理解した。

 その意味で、この資料を読み上げる必要性は非常に大事なのだと思うと、決して目をそらしてはいけないのだと改めて理解した。


 そしてその日誌を開いて俺は9・11の状況について読み上げる事にした。


「成程。この日誌は9・11の2年前の10月から明らかにこの問題が出ている。そしてアメリカの予算年度は10月からだから、その意味を考えても去年の10月から明らかにこの問題が出てきているといえるな。」


 そう俺は思いながら、この事件の経過が凄く読める内容で非常に分かりやすい内容で凄くまとめられた日誌で9・11の正体についてよく判る内容で何よりだった。

 するとカミラは、この資料に何か違和感を感じて、これから彼女は俺に何か説明しようと思った。


「つまり、一昨年の10月。即ち2000年の10月2日からこの計画が行われている事は確かだな。」


「その通りだ。カミラ。そして、2000年10月2日は月曜日だからその意味を考えても10月2日から予算を通じて9・11を起こす準備をしていたといえるな。」


「成程。つまり、アメリカは10月2日から予め、この予算を組んで犯行を行ったと考えて良いんだな。」


「その通りだ。10月1日は日曜日だから、2日の月曜日から始まる予算を利用してこのような事件を起こしたと考えて良いかと。」


 俺とカミラは、10月2日から行われたアメリカの予算を利用して、2001年の9月11日火曜日にこの事件を起こしたと考えて良いと思った。

 彼らは不思議と1と7が使われる事が多く、2001年9月11日は火曜日なのでスーパーチューズデーに併せた動きが見えて何か非常に気色悪いものが見えて少し怖かった。

 故に、この事件は既にサウジアラビアや欧州と手を組んでこの事件の自作自演を行おうとしているのは明白であり、10月はアメリカの予算年度の始まりの月だからその意味を考えても1年位前から既に9・11事件を起こす印象があるのは確かだった。


 そして、10月から予算が始まる上で一昨年の10月からその予算をアメリカや欧州に既に作ってそれから約1年後の去年9月にそのような事件を起こした事は間違いなくあり得ると考えた。

 当然、この予算は、表向きの予算と異なりメディアなどでは報道されないのでその意味でも非常に警戒するべき案件なのだと改めて理解した。


 又、メディアがこの問題の予算が報じられないのは軍産複合体との癒着は勿論、欧米が起こしたヤラセ事件を口実にイラク戦争に持ち込ませる為、メディアが軍産複合体などに忖度して報じない事は明白だと考えた方が良いと理解した。

 だから、この問題を調べると非常に危ない闇が見えてきて、いかにこの問題がアメリカのみならず、欧州などでも既に行われている事案だと思うと、それだけで非常に警戒しないと、イラクが崩壊する危険性があった事は明白だった。

 幸い、イラク戦争は既に失敗に終わった影響からなのか、欧米の利権は事実上、崩壊し、彼らは逆に追いつめられる状況が非常に構成されて非常に安堵した。


 そして9・11の実行国にサウジアラビア、UAEなどが掲載され、それによって欧米の闇が次第に暴かれるようになってこちからしても非常に安心できるようで何よりだと思った。

 だから、この資料の意義は思っている以上に十分な効力を持つと改めて思うとそれだけで非常に有効な文書だと理解できた。


 そして、一昨年10月から去年9月11日までの日誌を読んだ後、資料を回収し、更に標的リストの建物についても非常に事細かく書かれた。

 その中でも、標的になった建物の計画はこの資料にあったので俺はそれを読んで非常に驚愕した。


「どうしたの?シュタイン殿。」


 カミラは俺の驚いた目をした事で非常に驚いた影響からなのか、彼女は俺に話しかけた。

 当然、俺は彼女にこの事情について話そうと思った。


「カミラ。貴様に行っておきたいことがある。この資料を読むと標的になる施設がアメリカや欧州の施設に限定され、自作自演事件を起こす為に、既に標的にする建物は選ばれており、更にWTCの壊し方についても明らかに明記されているからこれだけでも非常にやばい資料なのが分かる。」


 あまりにも驚愕なので彼女がこの問題を理解させる為に、俺は彼女にこの資料を多く見せ、9・11の実情を知らせようとした。


「確かに。これだけの多くの資料が沢山あるとしたらこれは非常にあかん事例そのものだな。しかし、こんなに多く資料を隠しながら、9・11の実行でWTCだけが標的になったのはやはり自作自演と疑われて当然だよな。」


「そう。そして単なる自作自演だけでなく一般人も既に多くの人が犠牲になっている事例を考えるとそれだけでアメリカのヤバさがはっきりと分かる上、欧州もそれに追従する行動で批判されて当然かと。」


 俺は、俺はできるだけカミラにアメリカや欧州。

 しいて言えば西側の軍産複合体の件についてしっかりと話さなければいけないのでその意味を含めて、欧米が起こした自作自演事件でWTCだけが狙ったのは欧米の意図的な工作があると感じた。

 この資料を読めば確実に西側全体のヤバさが見えるから猶更だと。


 他にもホワイトハウスやペンタゴンなども標的になっていたが、それを狙うとあからさまばれるからそれを防ぐ為にWTCだけに限定した理由もはっきりとアメリカとサウジアラビア、欧州が既に事前に打ち合わせてして行われたものだと考えた方が良いと感じた。

 そしてそれらの資料を全て押収した後、俺は外に出ようと思った。

 すると、車の前でアーミンたちが既に資料を押収する準備をしていたのでこれから俺は彼らと共に資料を後ろの車の中に入れた。


「シュタイン殿。これで9・11の資料は全て押収された。これから2台の車でこれから一緒にイランに帰還しような。」


「あぁ、そうだな。そうして一緒に変える事で、9・11の闇についてしっかりと暴いてゆこうな。アーミン。」


 彼らの鉱石について評価しながら、アーミンたちと共に2台の車と共にサウジアラビアの9・11関連の資料を車に投入した後、リアドを出発し、これからテヘランに到着後に全ての資料を暴こうと思った。

 そうすれば、9・11事件の真実が見えるから猶更だと思いながら…。

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