第110話 空気三角木馬で逃げるIWC。

 トルドー。


 貴様は結局、三角木馬で痛めつけられる状態で苦しむ快感を得たようだな。

 ふっ。

 寧ろ、その方が俺にとっても好都合。

 その方が、IWC討伐の際に非常に効力があると俺は感じたからだ。

 だから、もっと痛めつければ良いだけだ…。


「ほら、空気三角木馬で痛めつけられる事が非常に良いだろうが。」


「痛って~。何だ。この空気三角木馬は、痛いよ~。でも、気持ち良いな~。」


 奴らはこの三角木馬で非常に痛めつけられる事で奴らは非常に苦しむと感じた。

 だが、本系の三角木馬では得られない気持ちよさを俺は得られる事を知っていた。


「さぁ、空気三角木馬でさよならだ。快感と痛みを極めつけて最後は、どうなるかな?」


「くぅ。俺はこれで死んでしまうのか~。」


「無駄だ。お前はこれで死ぬから、何も言う事もない。そしてマリーナやゲオルグを酷い目に遭わせたから絶対に、殺すから駄目だよ。」


 俺は奴らを絶対に殺さなければならないと感じるとこれで仕留められると感じた。


 マリーナやゲオルグは死んでいないが、かなりの重傷を受けている。

 凄く危険な状況だから奴らを苦しめて倒す事にした。


「貴様はここで殺して、終わらせる。」


 俺はこの能力を感じて、これで全員が倒せると感じた。


「シュタイン。アンタは凄く頑張った。とにかく私はともかくゲオルグがかなり重症になっている。とにかく、誰か援護して欲しい。」


「分かった。マリーナ。貴様達はここで待っていろ。」


 俺はマリーナやゲオルグを救う為に何をすればよいのか考えながら、これから奴らを討伐する準備を始めた。


**********


 その頃、私は天皇陛下や緒川二郎先生が無事なのか確認しながらこれで本格的に大丈夫なのか確認した。


すると…、


「緒川二郎先生…、大丈夫だった…。」


「あぁ、大丈夫だ。僕はシュタイン君の影響で非常に助かった。」


「そうか。ありがとう。」


 私はシュタイン君が皇室や緒川二郎先生を救ってくれた事を思うと非常に安心して過ごせたと感じた。


 だから…、


「緒川二郎先生。アンタが無事でこれで緒川二郎先生政権樹立が出来るね。」


「ありがとう。カミラ。」


 私と緒川先生の顔が非常に良い顔になり、これで非常に安定的な状況で非常に助かったと感じた。


 そして、緒川先生の近くにいた高貴なお年寄りを見た私は彼の様子を見て…、


 私は…、


 私は…、


 この人が天皇陛下だとはっきりと解った。

 彼の覇道からは邪悪な波動が出てこない。


「こんにちは。」


「カミラ。私を救ってくださって非常にありがとう。シュタイン君や君が私や緒川二郎先生を救ってくださり、ありがとうね。」


「御意。私やシュタイン君達は皇室や緒川先生を救う為に動いてくれたと思う。だから、貴方や緒川先生が無事で何よりですもの。」


 私は天皇陛下や緒川先生が無事で何よりだと感じたお陰でこれから本格的な緒川先生の皇室就任式はこれで始まるのだと思うと非常に安心した。

 邪悪な波動が出る時は私の顔色が凄く悪くなるもの…、

 しかし、天皇陛下にはそれを感じてこなかった。


 だから、私は安心出来る人だと感じた。


 シュタイン君…、


 アンタが日本を救ってくれたことは非常に誇れると思う。


 これで渡部真三を中心としたアメリカ傀儡政権が終わると思うと私はホッと出来た。


 アメリカや欧州の傀儡になると国がおかしくなるのは古今東西共通している。

 私はそれを知っていた。


 そしてこれから、皇室中心の政権になる事に私は少しずつであるが、安心感と本来の日本が生まれると感じた。


「緒川二郎先生。貴方が第99代内閣総理大臣だ。」


「御意。僕が総理大臣になった事で皇室を守って見せますからご安心を…。」


 私は彼と天皇陛下の様子を見ると凄く安定的で非常に波動の良い雰囲気を醸し出してくれて何よりだった。

 そして緒川二郎先生の覇道も凄くよいね。


「緒川先生。内閣総理大臣就任。おめでとう。」


「ありがとう。これで日本は救われるから大丈夫だ。」


「そして、天皇陛下。貴方が無事で何よりでした。」


「カミラ。貴公は凄く頑張った。これでアメリカ傀儡政権や徳田家の排除が本格的に始まる。それを協力してくれた君は感謝するよ。」


「ありがとう。天皇陛下殿。私は絶対にイラク戦争を止めて見せるから…。」


 私は天皇陛下や緒川先生の顔を見て何よりも無事だと思いながら、IWCの残党に関して非常に警戒していた。


 彼らが来なきゃ、良いが…、


 彼らが天皇陛下や緒川二郎先生を狙ってくると私は警戒した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る