ブラックガヴァメント(暗黒国家)

第221話 シリア多国籍軍壊滅作戦06。

　奴女が俺の契約の能力の行動を既に予知している。

　なぜなら、その予知能力こそ奴女の契約能力なのは明白だからだ。

　だから、俺は奴女に行動を読まれている事を理解しながら彼女の予知を外す行動しなけば間違いなく彼女を倒せないと考えていた。

　恐らく、奴女の契約能力が予知能力なのは既に知った上で俺の能力を見通している事は間違いない。

　だから、奴女はIWCの契約者の中でも相当な実力者で力だけが戦闘とは限らないからそこまで実力を占めているのだろうと考えた。

　そして奴女の予知能力を応用して0.1秒でも攻撃を回避できる能力を用いている事を思うと非常にやばいと思い、俺は体を震えながら彼女の攻撃を見極めようとした。

　何より、奴女は普通ではない何かを隠しているから何か危ない雰囲気があると思いつつ…。

　そして、俺は奴女の能力も使用でシリア軍をどうやって倒すのか既にわかっていたので俺は奴女にその意見をぶつけた。

「成程。貴様の能力は既にシリア軍を討伐する為に予知能力でシリア軍全滅を狙っていたのは既に解るからな。。」

　彼女が俺の行動を読んでいるのか判らないが、既に彼女の予知能力でシリア軍を全滅に追い込ませようとする意図が見えているのは確かだと感じた。

　当然、彼女は俺の言葉を聞いて彼女が余裕を持った顔で俺の語りかけた。

「その通りだ。寧ろ、予知能力を身につける事で私はあんたを倒すには非常に最適な能力を持っているから猶更、その知能であんたを倒せると確信しているからな。」

　成程。

　奴女は既に俺を倒すことまで想定しているとはな…。

　当然、奴女は、俺の能力を察知してているあたり、この予知能力は非常に危ない契約能力だと実感した以上、俺は奴女に警戒して当然なのだと改めて実感した。

　そういう意味を考えて、彼女がここまで行動を予測してくる事を察知すると非常に何か不気味な雰囲気が漂っており、これで本当に大丈夫なのかと非常に不安を感じた。

　なぜなら、俺がいくら無造作に攻撃しても奴女は予知して俺の能力を避ける可能性があると考えているからだ。

　そういう行動の想定を含めても奴女の予知能力は非常に危ないと理解した上で、彼女がどういう能力を使用するのか警戒した。

　当然、奴女も自身の名前を公開しない理由についても何か不気味な雰囲気を感じてきたのでそれについても非常に警戒する事にした。

　故に奴女は何を考え、どういう意味でシリア侵略を狙っているのか?

　勿論、IWCの手先なのは当然なのでそれは普通だと考えている。

　そう思いながら俺は奴女の顔を察知しながら名前を暴く以外にないと思った。

　ゆえに俺は奴女の名前を口にする事にした。

　確か、IWCの上層部だからこそ、その名前を知っているからだと…。

「成程。貴様は確かIWCの多淫で有るキャサリン・レイラといって良いな。」

「なる程。私の顔を察知して名前を察知したのか。確かにその通りだ。私は、キャサリン・レイラだ。そしてシリアにやってきたのは確実に中東の利権を維持したいためだよ。」

「やはりそういう意味か。なら、俺は貴様をここで倒して見せるから当然だな。」

　成程。

　つまり、IWCの上層部の連中だったか。

　故に、奴女の肩書を知ったことで、奴女は非常に厄介な状況だと実感した以上、本当の名前を知る事で奴女の目的がはっきり見えてきた。

　ゆえに、IWCは奴の影響が非常に大きいのは間違いないと確信しながら、奴女はシリアでどのような行動をしてきたか。

　それが、はっきり見えて何よりだと思い、俺は全力で奴女を止めようと思った。

「つまり、貴様がシリアに来たのはIWCによる侵略を成功させる為だな。なら、俺は貴様やIWCの野望をここで絶対に止めて見せる。」

　そう思いながら俺は彼女の行動を止める為にも絶対にここで死ぬわけにはいけないと改めて思った。

　そして俺はロシア語であの言葉を能力発動の詠唱代りに使用して能力発動条件を始めた。

『Мой Борьбы на Вас Атакой.』

　そういいながら俺はロシア語で中二病言葉を語り、これから彼女をしっかりと攻撃する準備を始めた。

「あんた。その能力をどうやってつけたのか理由を聞かせられぬのか。」

「はっ。貴様にそのような能力発動条件を聞かせられぬ。聞いたら情報を奪いから猶

更だ。」

　俺は彼女にそのような能力を聞かせる訳にはいかない。

　そういう意味を考えてここで絶対に彼女を止めねばいけないと改めて感じた。

「だから貴様はこの風と共にふっ飛ばされろ。」

「ほう。その風か。だが、私はそんな大規模な風でも既に避けられるからな。」

　彼女は俺が風の能力を発動しても非常に冷静でいられる事は正に予知能力の影響なのだと実感した。

　当然、彼女は予知能力を見て非常によけられたと同時に彼女がここまで避ける能力が非常に優れている状況は非常に危ないと感じた。

「成程。つまり、風の能力によって避けられる状況を考えると非常に危ないのは当然としてそういう状況から避ける能力があると思うと非常に危険だと改めて実感できたな。」

　彼女の行動を把握してそういう状況が非常に多くあると思うと非常にやばいと改めて実感できた。

　寧ろ、そういう能力を持っているからこそ俺は相手に読まれない行動を非常に把握する必要性があった。

「だが、私にそのような風の能力は既に通用しない。なぜなら、私の能力によって既に予測して回避できるから猶更だ。」

　彼女がここまで回避する能力を考えると非常に危ない能力を持っているのだと改めて感じ、非常に恐怖を感じてきた。

　すると、彼女は自身の能力をフル活用したのか…、

「で、このシリア軍兵士を私が捕獲した。それであんたは私を殺せるのか?」

　と余裕ある行動を取って彼女がここまで悪質な行動をしている状況に対して非常に恐怖心を募った。

「貴様。そういう卑怯な手を使って戦うとはどういう事だ。」

　彼女がここまで悪質な行動してシリア軍兵士を捕虜として利用する行為に俺は怒りが募ってきた。

　だが、下手に攻撃すれば彼女の余地能力からシリア軍兵士が逆にやられかねない傾向も感じて非常に危ない。

　そう感じながら俺は彼女の行動を察知しながらどうすれば彼女を倒し、シリア軍兵士を救えるのか悩んだ。

　恐らく、奴女は予測して俺の攻撃を利用してシリア軍兵士を殺害しようとしているのが俺でも見えるから猶更かと。