第133話 ロペスが大統領になる重要性。
俺はロペスが大統領になる重要性は既に解っていた。
それは腐敗二大政党を破る条件が既に整っている事がこれまでも既に解った通り、それを変える為にはロペスさんが庶民の為に政治を行う事が非常に重要だった。
そして二大政党制はIWCが支配するには非常に最適なツールだと俺はすでに解っていたからだ。
だからこそ、俺は二大政党制の危険性あそこにあるのだと思った。
そして、何よりも政治の原点は『国民の為の政治が第一』だから余計にそう感じる。
国民の生活を良くしなければ政治は良くならないと思うからだ。
だから俺は庶民や国民の生活を第一にする政党が非常に大事だと感じたのは損為だと感じた。
ロペスさんはまさにメキシコ国民の為の政治をするから本当に凄く頼りになる。
何よりも彼の顔からは凄く優しくて強い笑顔が出てくると非常に安心出来るのはそれだけ彼の覚悟があるからだと思うからだ。
それ故に俺は彼ならWMA資金を提供できると思うとそれは非常に納得した。
これから平和の為の資金を運営するならきっと意味がある事だと俺は感じた。
それ為には、この資金を上手く運営させるには庶民の為に動かす政治リーダーでなくてはならないと俺は感じた。
そしてロペスの顔は凄く信頼できて良い顔をしているし、その条件には完ぺきに満たしている。
だから、俺はロペスを絶対に当選させてWMA資金を提供させようと思った。
彼ならメキシコ国民の為の政治をしてくれると…、
「ロペスさん。もし、勝利したらWMA資金を提供して、メキシコを変えたいと思うがそれで大丈夫なのか…。」
「あぁ、大丈夫だよ。俺は大統領になる覚悟があるし、変える気概もある。本当にアメリカや欧州の支配から脱却したいから俺は大統領になりたいんだ。」
「確かに。その顔を見るとまさにロペスさんなら確実に救い出せると俺は思うよ。だから、俺は不正選挙を追求せねばならないと俺は思ったから大丈夫だ。」
「当然だ。俺が大統領になったら庶民の為の政治をしなければならないからな。」
「だから、ありがとうな。」
俺は彼から出る良い波動や強さを感じる背景には本当に腐敗を進めている現政府の批判票の取り込みと、不正選挙の場所を把握する必要があると俺は読んだ。
そして、それは同時にロペスが大統領になってWMA資金を彼に提供してメキシコの平和を実現させる世界を作らねばならないと感じた。
それが例え、嘘だとしてもイラク戦争を防ぐ手段として反米政権を誕生させれば良いだけだと思った。
それから俺はロペスさんの事務所から出てこれから本格的に不正選挙の様子を他の投票所でも確認しようとした。
とにかく、メキシコシティ内なら間違いなく調査出来るとして機械の票がないのか?そして選挙バイトの中に雇われバイトがいないかを確認する必要があると感じた。
これらの事を考察して、これからメキシコ大統領選での問題をどうやって総括するか考える事にした。
―――ふっ。まずはこの投票所に機械の存在がなし。
最初の場所には機械の投票所がなかった。
俺が出る時にロペスさんの秘書あら投票所の地図を用意されたからそれを覚えて、確認して調べる事が非常に容易だった。
だからこそ、俺は他の投票所でも機械があるのか確認する事が非常に大事だと感じた。
―――ここにも例の機械がないな。
これで2つ目の機械がない事に俺は一安心した。
それから100か所以上回ったが、機械が見られなかった。
しかし、残るは30か所。
ここからが本当の意味で正念場かもしれない。
既に俺の体力は疲弊しているし、開票まで時間がない。
だから俺はその疲弊を超えながらも出来るだけ全てを回ろうとした。
そして、午後7時には全ての投票所を回ったが、機械は存在せず、そのままロペスさんの事務所に戻る事にした。
「大丈夫か。シュタイン。」
「あぁ、俺は大丈夫だ。しかし、メキシコシティには不正選挙の機械がなかった。」
「当然だ。私が地方を調べたらそういった機械が頻繁にあったから間違いなくそこで行わると見込んだ。だが、メディアが取り上げて、嘘がばれて使わない事になったから一先ず安心だ。」
「あぁ、ありがとうな。」
俺はそう思いながらへとへとになっているのでロペスさんの当選を見守りながら事務所で休むことにした。
そして午後8時頃―――。
事務所にロペスさんが来て凄く嬉しい顔で俺は何が起きたのか気になった。
もしかして、大統領に当選したのかと…、
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