第134話 当選したロペス。

 俺はようやく選挙が締め切られた午後8時になり、これから選挙の開票が始まると俺は読んでいた。

 すると、8時丁度にロペスさんが現れた事でこれは当確なのかと思い、売れしながらも彼に事情を聴こうとした。


「ロペスさん。その嬉しい顔はどうしたんだ?まさか、当選したのか?」


「あぁ、俺は無事にメキシコ大統領選に当選したから安心しな。」


「そうか。ロペスさんはゼロ打ちで当選したんだな。俺はそれを聞いて凄く嬉しくなった。」


「勿論だ。俺がゼロ打ちで当選しないとこんなに嬉しい顔をしないのは当然だからな。」


「そうだな。その顔を見るとまさにゼロ打ちで当選した顔だと俺は見えるからな。」


 ロペスさんが凄く嬉しい顔をして俺は凄く嬉しくなった。

 嬉しい顔をしていたのはやはり彼がゼロ打ち当選で決まった事が非常に大きいからだと俺は感じた。

 それ故に彼が凄く嬉しい顔をしたのは至極当然だった。


 そして、これから彼にWMA資金の提供のサインについての説明を始める事にした。

 寧ろ、これからWMA資金の提供について書いておかねばならない事例があると俺は予測しているからだ。


「で、これでロペスさんが当選したからWMA資金のサインをして欲しいが、大丈夫か?」


「当然だ。俺は君達がいたからこそ当選した。これからこの資金でメキシコの平和と庶民の安定の為に政治をやるから大丈夫だよ。」


「了解。では、サインしてもらいたい。因みにハンコはだめだぞ。絶対にサインでなければな。」


 俺はこれからWMA資金の契約書についてロペスさんにサインしてこれを守ってくれればそれで良かった。

 彼が当選してWMA資金が提供されると凄く嬉しくなり、これが俺達の本当の意味で勝利だと実感した。


 だから、ロペスさんの勝利した事で非常に大きな世論が京成された事に変わりないと感じた。

 そして、これがアメリカ思考主義の崩壊が始まり、世界中が平和と経済成長の為の路線になると思うと少し恐怖を抱きながらもこれで秩序回復は近いと感じた。


 すると、ロペスが…、


「シュタイン。サインが終わった。これで良いよな。」


「あぁ、後は印刷するから印刷したほうは大事に保管しろよ。」


「そうだな。解った。あとはあんたに任せるよ。」


「あぁ。」


 俺はこれからWMA誓約書を印刷して、これから印刷した用紙の方をロペスさんに提供して、俺はこれでひと段落だと思った。

 もちろん、本物はこれから緒川二郎先生に渡さなければならないから厳重に保管しないといけない代物だったので、保管した。


「よし、これで印刷が終わった。」


「ありがとう。シュタイン殿。これでメキシコは変わる。今後、緒川二郎先生と共に来てもらうと俺もありがたいな。」


「あぁ、その通りだな。印刷した用紙を残しておいてくれ。そうすれば緒川二郎先生が来てくれて助かるからな。」


 俺は彼の行動に感謝しながら、これで本当に嬉しい感情をいだけば確実に何かが変わるだろうと思い、これから日本に向かって緒川二郎先生の例の誓約書を返却しないといけなかったのでロペスさんとお別れして、これから世田谷区の深沢に向かった。

 それから飛行機も無事に搭乗した俺は、これからマリーナとある話をした。


「なぁ、マリーナ。」


「シュタイン殿。アンタはメキシコ大統領選で機械とバイトから起きる不正選挙を警戒して確認して欲しいと頼んだ。で、私も案の定、メキシコの地方で不正選挙の気配を感じられたからな。」


「そうだな。マリーナがいたからこそこうした不正選挙の闇を追求出来た事は非常に大きいと思った。だから、俺は貴様にも凄く感謝したいんだよ。それは貴様がいたから不正選挙を防げたから…。」


「シュタイン…。」


 不正選挙を防げた事は非常に大きいから貴様に感謝したいんだ…。

 俺は彼女に感謝しながらも彼女のお陰で不正選挙を防げたことに感謝しながら彼女が本当に凄く有難いと感じた。

 そして羽田空港に到着した俺は、これから緒川二郎先生の不正選挙を防げたことによって大きな問題を解決できると思うと非常にありがたいと思い、これから世田谷区深沢の緒川二郎先生までVIP車に乗車し、これから緒川二郎先生と話す準備を整えた。


「なぁ、緒川二郎先生。」


「シュタイン君。君のお陰でメキシコは救われたんだ。」


「そうか。『国民の為の生活が第一』はまさにそこから来ているんだと思いますね。」


「その通りだぞ。」


 俺は緒川二郎先生に褒められたお陰でメキシコを救ってくれたヒーローだと感じると非常にありがたかった。

 そして、これから緒川先生に例の誓約書を提出した。


「よし、これが例の誓約書だが、大丈夫か。」


「あぁ、これは確かに彼の筆跡だから大丈夫だ。」


 俺は誓約書を出し、無事に任務が終わって安心した。

 そして羽田空港に到着した俺は緒川二郎先生の専用車に乗ってこれから深沢の緒川邸に向かう事にした。

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