第120話 Мировой Убийцы Больбы на Перный.

「シュタイン君。ジェロディ君。君達はIWCから天皇と我が国が拠出しているWMA資金を防衛してくださり非常に光栄だと思った。だから君達2人にはWMA防衛をしてもらわねばならないけど、大丈夫か?」


「御意。チェノフスキー大統領さんも無事で何よりで非常に安心しました。俺は連中を殺していれば恐らくWMAの情報は口封じされるでしょう。けど、油断してはならないと思います。」


「そうだな。シュタイン君。俺は連中がWMA資金を奪ってくる可能性が非常に高いから、それを阻止させる以外に方法はないから、現状では必死に防衛するしか手段はないと思います。」


 ジェロディ、チェノフスキー大統領。

 貴様達の言う通りだ。


 連中はWMA資金を狙って俺達を襲ってくる。

 故に連中を追う払う為にはこの資金を守らねばならないといけなかった。


「そして緒川二郎先生。俺はWMA資金を守る事、そして天皇陛下を守る事が何よりも大事だと思います。天皇陛下や貴様に何かあったらチェノフスキー大統領に助けが来るかもしれません。」


「あぁ、ありがとうな。最も僕は、渡部真三を倒しただけで凄く有難いからな。」


「御意。俺はこれから残りの連中を討伐して見せます。」


「あぁ、その気で行けよ。シュタイン殿。」


「了解。俺は絶対にWMAを守って見せるから…。」


 俺はこれから本格的に連中を倒せる準備を始め、連中の傀儡であった渡部真三が殺害した影響で天皇陛下の影響力を保てた事は非常に光栄だ。


 とにかくIWCはWMA資金を狙って攻撃してくるからここで連中を止めねば、間違いなくイラクが侵攻される事は避けられなかった。

 そしてこのWMA資金をまぐって、第一次世界諜報対戦が始めると感じた。


 ロシア語で言えば、


『Мировой Убийцы Больбы на Перный.』


 と読むからな。


 つまり、情報戦を上手く利用して、連中の修正を上手く逆手に使えば比較的勝利が導けると感じた。

**************

 それから俺は、緒川二郎先生をシェレメーチェボ空港までお見送りして、彼の飛行機が飛び立った後、クレムリンに戻る事にした。


「チェノフスキー大統領。どうやら、第一次世界諜報大戦がはじまるのは避けられないようだな。」


「あぁ、世界諜報対戦は間違いなく、WMA資金とイラクを巡る大戦になるのは間違いない。そして奴らは自作自演のテロを用いて利用する事件を乱用するだろう。」


 つまり、連中は世界諜報対戦は情報を利用して相手を追い詰める行為を考えるから連中を上手く討伐させないと非常に危険な状況まで追い込まれるから何としてもここで連中を討伐せねばならなかった。


「御意。つまり、連中はWMA資金を狙うからこそ、阻止せねばならぬと。」


「その通りだ。シュタイン。君はアメリカの実態をばらす上で着々と準備を進めているとな。」


「その通りだ。連中はこれからこの資金を狙って世界諜報対戦を仕掛けてくると。」


 連中はあの資金をまぐって諜報対戦を仕掛けてくるのは間違いないと俺は実感した。


 連中は金がないと戦争を仕掛けられない事を分かっているから間違いなくこの資金を狙ってくる。

 故に連中をここで阻止させる事が俺達の唯一の勝利だと感じた。


「で、チェノフスキー大統領。奴はこの資金を奪う為に何かを仕掛けてくることは間違いないだろ。」


「あぁ、IWCは金の力が第一だからこの資金を狙ってくる。同時に戦争は金がないと出来ないからこそ、狙ってくるのは間違いない。」


「つまり、この資金を連中から守らねば俺達が負ける事になるんだな。」


「その通りだ。シュタイン殿。君は凄く分かりやすい考えと攻略法を出してくる。つまり、WMA資金が狙われるとなると、このクレムリンも非常に危ないと思うな。」


「当然だ。クレムリンは非常に標的になるのはジェイコブの件を見ても明らか、故にこのクレムリンを守らねば。」


「その気で行くんだ。シュタイン殿。」


「あぁ。そう行くぜ。俺は絶対に妹であってもWMA資金を渡さないからな。」


 連中がこのWMA資金を狙ってくる以上、俺はこの資金を上手く防衛する事で勝利と世界平和が導けると感じた。


 同時にこれから本当の戦いになるのは避けられなかった。

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