第68話 エリーゼ宮崩壊。
何だ。あの野郎は…?
俺が奴の球を蹴っただけでこんな気持ち悪い声を出すとはどういう神経しているんだ…。
「だが、君が勝ったからといって僕を支援してくれた仲間は僕より遥かに強力な輩だらけだと思った方が良い。」
「ふっ。そうだな。俺の妹がIWCの幹部クラスにいるからな。貴様は知っている様に見えたがどうやら場違いみたいだったな。」
「確かに、僕はIWCの命令で動いていたが、詳しい事を奴らは言わなかった。ただ、フランスに新自由主義を生ませてアメリカが仕掛けるイラク戦争にムスリム系難民を送り出す計画はあったが、君のお陰でそれもおじゃんになった。」
「成程。貴様がそこまでしか言わないなら俺は貴様に止めを刺してやる。」
俺はこの男が狙われるのを非常に嫌がった為、奴のアソコを蹴ろうと思った。
「さようなら。マクシム共よ…。」
俺は流石のこの男が生理的嫌悪感を持っていたのでこの男のアソコを思いっきり蹴飛ばした。
チーン。
「あん。僕の玉が潰れちゃったよ。もっと、もっと、潰して。」
「はぁ、キモいんだよ。」
俺は流石にこのキモさに耐えられる訳でなく本気で奴を殺さないとヤバいので開放の掛け声を発動した。
「Этот Голубой в убийцы.」
当然、ロシア語で喋ったせいか、能力をいつでも発動できる準備が出来た。
当然ながら奴のきもさに耐えられなかった俺は…、
「キモいんだよ。マクシム。お前みたいなオカマみたいな声を出す野郎なんて、アメリカやロシアで迫害されて当然だ。」
と、所々支離滅裂な言葉を語りながら、奴を一瞬で殺害した。
すると、俺が奴を殺害したせいか、周囲が妙に物騒な状況となり…。
「J'etais la Capturez-le.(奴を捕らえろ。)」
「やべぇな。奴らが追って来た。なら、あの言葉を放つか。」
俺はある言葉を放って奴らを埋葬しようと思った。
「Французский должен быть мертв.(フランスなんて死んでしまえ。)」
と俺はやけくそに喋り、強大な風の能力を使い、エリーゼ宮を粉々に砕いた。
当然、ここにいるフランスの議員も多くは無くなっているだろう。
しかし、これでエリーゼ宮が崩壊した事で俺はフランス政府による戦争や性犯罪を防ぐ事に成功し、俺は一先ずホッとした。
*********
それから俺はパリの市街地に戻ってから、数分後…、
「シュタイン。アンタは無事なのか?」
「全然、無事じゃないぞ。俺は只今、エリーゼ宮をぶっ壊して壊滅させた。これでフランス政府の悪事は出来なくなるだろうな。」
俺は余裕満々の笑みでエリーゼ宮を破壊した事を述べ、俺はこれで無事に終わるだろうと思っていた。
ところが…、
バチンッ
「何をするんだ。カミラ…。」
「シュタイン。アンタは世界を守ろうとしているのに、この国を無政府状態にしてどうすんの?」
「この国を無政府にしてはいけないのか?」
「駄目だよ。したら、奴らがこの国を余計に支配しやすい構図を作っちゃうから…。」
「嘘だろ…。」
俺はエリーゼ宮さえ、壊せば解決する問題だと思ったが、カミラの話を聞いて、奴らにとってはエリーゼ宮を破壊される事を誰よりも望んでいた事をしっかりと彼女は述べた。
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