第149話 妹を救い出す為に…。

 俺はドロテアの様子を見て本当に彼女は大丈夫なのかと疑念を感じた。

 なぜなら、ここまで気が狂った妹を見て彼女がここまでおかしくなっている現実がはっきりと見えているからだ。

 ゆえに俺は彼女が奴らによって間違いなく洗脳されていると実感できた内容だった。

 なので俺は彼女に失望した様子を受け取りながら…、


「ドロテア。貴様は本当にIWCの手先で失望したぞ。」


「ほう。私をそうやって追い詰めるとはどういう神経をしておるのだ。馬鹿兄貴。」


 ほう。

 俺をバカ兄貴と叫ぶのはホンマに生意気な妹になったな。

 まぁ、あんたはそうやって洗脳されている現状を見て俺は貴様を殺さねば間違いなく情報を漏らす危険性からここで殺す準備をした。

 同時にそれが彼女を救い出す要因になる事も俺は知っているから猶更だと…、


 ゆえに、俺は彼女が完璧に自分で考える力を完璧にを失っており、これが思考停止した人間の末路だと思うと、非常に悔しくて哀れだと感じた。

 さらに実の妹だけあってその悲しさはさらに強く表れていると感じるのは当然だと感じてきた。

 だから俺は、本当に彼女に何をすればよいのか非常に判らなくなっている状況だった。


 どうして俺の妹がこんな状態になったのだろうか?

 もしかするとIWCによって洗脳されて自我を失っている体と俺は薄々と感じてきた。

 だから、俺は彼女がここまで変わってしまった理由を考えながらこれから俺が大事にしなければいけない事を思い出した。


 そうだ。

 もう彼女は俺の身内でも仲間でもない。

 そう思うと非常に気分が楽になって安心できる状況が非常に生まれるのは当然だ。


 だから、俺はあんな碌でもない妹よりマリーナの方がよっぽど身内らしくて凄く安心できるのはそこが理由だと感じた。

 そう俺は思いながらマリーナにある事を話した。

 もちろん、貴様とドロテアに関してだ。


「マリーナ。」


「どうしたんだい。シュタイン殿。」


「貴様の方があんなクズな妹よりよっぽど身内だし、凄く信頼できる仲間だから共に戦おうな。」


「あぁ、そうだな。シュタイン殿はよくわかっている。」

 

 そうだな。マリーナ。

 俺は、あぁ言うクズな妹よりマリーナの方がよっぽど優しい上、身内らしくて非常に話しがいがあると解っている以上、俺はマリーナに感謝した。

 そして、これから連中を倒す為に2人で協力する事が非常に大事じゃないかと感じながら彼女を戦闘態勢に挑もうと感じた。


「よし。連中を倒そうか。」


「あぁ、そうだな。」


 マリーナ。

 貴様は本当に成長した。

 だから俺も成長したと同じようにこれを忘れてはいけないと感じた。


 だから、俺はドロテアがあぁいう行為をしている以上、絶対に倒すべき事を倒さねばならないと実感した。

 そしてマリーナのほうがドロテアよりも見網とらしいと。


 だから連中が行った悪魔の行いをこれから俺は我が妹を含めて倒そうと思った。

 もう、ドロテアは俺の妹でも仲間でもないから。


「ドロテア。貴様はもう、身内なんかじゃないからな。」


「成程。馬鹿兄貴はもう私を見捨てた訳だな。」


「そうだな。だから俺は貴様を殺してでも救い出して見せるからな。」


 俺は妹がここまで狂っている以上、俺が出来る事は奴にWMA資金を提供させない事、そして奴らの為に戦争を止める事が非常に大事なのだとはっきりした。


「だから、ドロテア。貴様みたいな外道な奴は俺が殺すから公開しろよ。」


「ふふっ。そうだね。そう思ってくれるなら私はあんたを殺す以外にないと感じたから安心しな。」


 俺は彼女がここまで狂っている状況を見ると本当にドロテアがIWCによって洗脳されておかしくなっている状況を見て、俺は彼女がもう死んで救い出す以外にないと思った。

 確かに俺の兄であるガウクが本当にドロテアが洗脳されている話を聞いたことがあるが強ち合っている事に俺はそれを実感する状況を作り出したのは当然だとみた。

 だから俺はドロテアがそこまでIWCによって洗脳されている状況を見て俺が出来る事は彼女を殺して救い出す以外にないと感じ、俺はもう彼女に容赦なく戦いを挑むことに抵抗なく挑めると感じた。


 だから俺はロシア語を語って我が契約能力を発動しようと思った。


「Концов Мировой. Новый Больбы на началов.」


 ロシア語を利用して俺は能力発動を出し、これから連中を倒す為の準備を始めた。


「シュタイン。私も能力を発動するからキスするんだ。」


「あぁ、そうだな。」


 俺は能力発動条件を開示し、マリーナにも能力発動する条件を整えた。

 そして俺とマリーナはキスをして本当に能力発動する条件を作り出し、本当にこれから連中を倒す為にあらゆる手段で連中を倒すとなると本当に彼女の意思の強さを感じ、俺もそれを支えようとした。


「よし、ありがとう。シュタイン殿。」


「あぁ、マリーナ。こちらこそありがとうな。」


「いえいえ。でも、これから彼女の倒しましょうか。」


「そうだね。」


 俺は連中を倒す為にマリーナと共にドロテアを倒す戦いを始まった。

 そしてここで倒さねばベネズエラを倒す事が出来なくなる恐れが十分にあると思いながら戦闘を始めた。

 彼女が目覚めないなら殺して救った方がマシだと。

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