第168話 アメリカの手口。

 俺はアサシンやチェノフスキー大統領の話をしていると俺の使命がはっきりしてくる。

 なぜなら、アサシンさんやチェノフスキー大統領が俺の行動を見ているからこそ俺の役割がはっきりと判ってきたからだ。

 だから俺は彼の目をそらさないでしっかりと現状を受け止めながらしっかりと見る事で彼らにしっかりとベネズエラの件について語ろうと思った。

 嘘をつけば俺は殺されることは間違いないと実感したから猶更かと。

 そう俺は緊張しながら、彼らに説明しようと決意した。


「すまない。アサシン殿。チェノフスキー大統領。俺は彼を救い出す事ができなかった。それで俺は上手く口に出来なかったんだ。」


「あぁ、知っている。確か、ベネズエラのマルシヲ大統領を守れずに晒首の状態でさらしてしまった事に対して非常に悔やんでいる事じゃないかな。」


「…。あぁ、そうだ。」


 俺はマルシヲ大統領に対して悔やんでいる状況に対して公開しながらも、彼らに対してベネズエラの件についてはっきり言わないと逆に殺される可能性があった。

 だから、俺はここでしっかりして彼らに言おうと思った。


「あぁ、マルシヲ大統領は奴らIWCによって殺された。けど、俺はトルドーというこの国のスパイを締め出すことには成功したから猶更安心した。」


「そうだね。君のその言葉を聞いていると凄くわかるな。」


「成程。マルシヲ大統領は守れなかったのは、わかる。で、トルドーを締め出せたことは君にとっては非常に大きな一歩だったと思うよ。」


「御意。アサシンさんの言う通りで、俺はトルドーと戦い、kㇾらを倒すことで連中を締め出すことができたことは非常に大きな事だと思います。ですから、俺はアサシンさんに褒められるとIWCを締め出さないという使命が出てしまいます。」


「…そうか…。それは良いね」


 俺は彼らによって安心して褒められると非常に強い使命で自身でもIWCを倒さねばいけない事を強く思うようになって絶対に勝とうと思う気持ちが非常に先行した。

 そしてIWCを止めないとイラク戦争が間違いなく行われる状況は間違いないと実感したから、ここで俺もしっかりしなければいけないと感じた。


 すると、チェノフスキー大統領が俺やアサシンさんの言動を見て、ポーカーフェイスみたいに表情を変えない姿勢を取りながらも彼は納得した。

 そして彼らはアサシンさんについていろいろ気になっているようで…、


「で、アサシン殿。君はアメリカの手口について語ってくれないか。」


 と話し、それをアサシンさんがすぐに納得し…、


「えぇ。勿論です。チェノフスキー大統領殿。」


 と、簡単に承諾してくれた。


 そしてこれからアメリカやIWCの手口についてしっかりと語らねばいけないと思うとそれだけで非常に強い意志を示さないといけないとなるとそれだけで俺は緊張感が走り、彼が何かIWCの裏情報を知っている状況だと猶更、俺は彼の証言をしっかりと知らなければいけないと感じた。


「では、行きますよ。アメリカというよりはIWCの行動が何よりも問題だと思う。」


「アメリカよりIWCとはどういう意味だ…。」


 俺はその話を聞いてアメリカよりIWCの方がいかに酷くて危険な組織なのかははっきりしていた。


 なぜなら、9・11テロは自作自演だとバラすと逆に俺を投獄してきた上、その事件をアメリカ国民に知らせなかったことは承知の事実だからだ。

 だから、俺はIWCの危険性はそれではっきりしている他、彼らは軍需産業と密接につながっているから非常に警戒せねばいけないと感じていた。

 だからこそ、俺はIWCと軍需産業のつながりを彼らにしっかりと説明しようと思った。

 そうすればこの事件の構造をはっきりと判ってくれるから…。


「IWCがはっきりといって危険だといえるのは軍需産業との綱がりが非常に密接だからに他なりません。」


「つまり、IWCより軍需産業のつながりの方が非常に危険なのだといえるんだな。」


「はい。その通りです。チェノフスキー大統領殿。アサシン殿。」


 俺は言えるのはそれだけだ。

 けど、俺はチェノフスキー大統領の返答を聞いた事で連中がいかに軍需産業利権を守りたい思いが非常に募っていたのかはっきりしてきた。

 彼らはIWCは軍需産業を守る事で利権を守る事が出来ると…。


 そして軍需産業利権の強さはアメリカの多国籍企業が租税回避地タックスヘイブンとして有名なデラウェア州にある事からもそれがはっきりしてくる。

 故に軍需産業がここで租税回避地タックスヘイブンを多く利用している事を考えると間違いなく軍需産業とIWCの関係性は非常に高いと読んだ。

 ましてや国外ならとにかく、国内なら租税回避地タックスヘイブンの場所を特定しにくい可能性が大いにあるからだ。

 なので、その件を彼らに説明しようと思った。


「で、そのIWCがイラク戦争を仕掛けようとして、9・11の自作自演テロを平気でねつ造していることは既にご承知の通りだから、IWCの連中を止める事でそれらが全て止められることは間違いないな。」


「その通りだ。だからIWCの連中が9・11を自作してイラクを標的に狙っている事からもそれが一層、強いと感じるのはその為なんだ。」


「成程。そういう訳か。」


 俺は連中が何か怪しいと思いながら彼らによってイラクが崩壊する可能性があると考えながらアメリカがいかに多くの人間を盗聴して殺害しようとする行動に非常に危なさを感じるようになり、決してそこで油断してはならなかった。

 だから俺はその話を聞いて確実にIWCの息の根を完全に止める使命が出たのだと感じ、俺が奴らを破壊せねば間違いなく腐敗が進むと理解していた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る