第169話 アメリカの陰謀はどこまでも

 俺は9・11の自作自演の話を聞いてこの状況に非常に恐怖を感じた。

 なぜなら、彼らはそうやって嘘の事件をでっち上げ戦争に導く事を理解しつつも、その本質が非常に恐ろしい事をよくわかっているから。

 だからそれだけ聞いても悍ましさを感じたゆえに、俺の体から鳥肌がたった。

 そして俺はその恐怖所にチェノフスキー大統領やアサシン殿に素直にそれを伝えてみる事にした。


「つまり、連中はそうやって相手を追い込ませようとする行動をする訳か。道理で俺の体から非常に鳥肌が立つし非常に恐怖を感じてくる。」


 彼らの行動のおぞましさを感じたゆえに、彼らに素直にこのことを伝えた。

 すると、チェノフスキー大統領が俺の顔を見て頷きながら向き合い…、


「あぁ、その通りだ。IWCの連中は真実を語る度に彼らを殺害して隠蔽まで行っているから非常に危ない奴らだと思うからな。だから、鳥肌が立つのは当然だ。」


 と、俺に伝えた。

 そして俺はその話を聞いて非常に恐怖を感じた。

 すると、アサシン殿は俺の顔を見て…、


「あぁ、確かにそれは言えるな。だから私はそれが嫌で英国のエクアドル大使館まで逃げ、エクアドル政府に同行し、エクアドルまで逃げてきたんだ。」


「成程…。そういう事か…。」


 と俺に対してエクアドルに亡命した理由を率直に語った。


 けど、どうして彼がエクアドルまで逃げてきたのか考えてみた。

 やっぱり、あるのはアメリカの影響のある国に逃げるとそれだけで彼が捕まる可能性があると見ているからだろうか。

 そういう雰囲気を感じたので俺はそれを基に更に考えた。


「う~ん。」


 けど、思い出すには非常に頭が混乱してどうすれば良いのか悩んでいた。

 だが、アサシン殿がエクアドル亡命の情報を聞くと非常に危ない雰囲気のように感じて俺には非常に言葉にするには非常に重苦しさを感じた。

 つまり、真実を語る人間にとって彼らは非常に危険だと判っているからだろう。


 だから正義感や罪悪感が強い人はIWCの人間として雇いたくない。

 寧ろ、忠誠心の強さを出した人間ほど、IWCに雇いたい理由を考えると彼らがいかに自分たちの為に動く必要があるのかはっきりしてきた。

 だから真実を漏らすものに対しては容赦なく叩き潰す行動が非常に目に見えるのはその為なのだと実感した。

 そして連中は何を隠しているのか考えていると奴らによって殺される状況があるなら俺はそれを用いて考えつつ、連中がイラク戦争を起こしたい理由についてはそれが非常に関係あるのだと感じた。


 だから俺は…、絶対に…、このIWCが起こした戦争犯罪についてしっかりと問わなければいけないと感じた。


「アサシンさん。チェノフスキー大統領殿。IWC出身の俺が言うには連中は戦争で金儲けしたい思惑があると俺は思います。だからその金儲けに対して非常に都合の悪い人間を抹殺する行動に出るのはごく自然なのだと感じます。」


「成程。つまり、連中はそういう事を隠蔽するために都合の悪い人を殺害して追い込ませる行動を平気でやっている訳だな。」


「その通りです。連中はそういう事を平気でやってのける上、我が駄妹のドロテアは完璧なるIWCの忠誠心で身内である俺すらも殺そうとしていた。だから、貴様達もそれが判っているからか、奴らの都合が悪い人間は仮に身内であっても容赦しない行動がどこかにあるかと俺は思うのです。」


「成程。シュタイン殿。君は良い事をしっかりと勝手くれた。だから君にはしっかりと感謝せねば。」


「了解です。それと緒川先生はベネズエラ大統領の件について聞きたいのですがどうでしょうか?」


「大丈夫だ。緒川総理大臣もベネズエラの任務に関しては間違いなく失敗する事を分かっていたから君を攻めていない。ただ、これからIWCの連中が君たちや我々、そして緒川総理大臣や天皇陛下などを狙ってくると思うからしっかりと警戒して倒さねばいけないと俺は思うぞ。」


「了解です。俺は連中が何か起こすのかわからないが、いずれにせよ、あ奴らの悪行にはしっかりと叩き潰さねばいけないと俺は思います。」


「あぁ、その気で行くんだ。シュタイン殿。」


 チェノフスキー大統領の言葉を聞いて俺は覚悟を持てたので彼に素直に伝えようとした。


「えぇ。大統領の言う通り、俺は連中を倒してイラク戦争の闇をしっかりと暴いていこうと思います。」


 と彼に伝えた。


 俺は連中が何を考えているのかはっきりと判らなかったが、それでもチェノフスキー大統領の影響で連中を倒してイラク戦争を阻止しなければいけない事だけははっきりと決意できた。

 だから俺は連中を倒す為にこれから動くことは奴らの闇をしっかりと暴き、特に軍需産業計の利権とイラク戦争を連中が起こしたい動機をしっかりと暴かなければいけないと感じた。


 その為にも俺ができる事はこれからクレムリンに出向いて彼らの闇をしっかりと暴く事なのだと思うと緊張はしたものの、それが俺の使命なのだと感じた。

 そして連中は世界中でアメリカや欧州の戦争プロパガンダ情報を流すことを考えるとそういう問題を含めて自身がしっかりと考えていかねばいけない行為なのだと感じた。

 ゆえに俺は連中が何かを考えている行動に対して非常に批判するのはそれが非常に大きいかなと思いつつ、連中をしっかりと裁くことが非常に大事だと実感したので気分を落ち着かせて話を続けようとした。


「チェノフスキー大統領。貴様に少し話したいことがありますが大丈夫ですか?」


「えぇ。我に存分と話してくれたまえ。」


「IWC連中はどうやって政府の中枢に入るのか推してもらってほしい。」


「成程。連中は大金を出して操作しようとしているからそれをしっかりと警戒しろ。」


「了解。」


 俺は彼の言葉を聞き、連中の行動がはっきり判ってきたのでその行動を見てしっかりと潰そうと思った。

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