ブラックガヴァメント(暗黒国家)

第227話 水で電子部品を壊せばAI戦車は止まる。

　俺は水で電子部品を壊せば間違いなくAI戦車を確実に破壊できると思い、その行動についてしっかりと観察する事にした。

　そうすれば、AI戦車の動きがしっかりと把握できるから猶更だと。

　同時に、AI戦車は人工知能が設置されているから、相手の行動を見て行動する一方、どうしても電子部品が多く組み込まれているから非常に壊れやすい。

　それ故に、戦車の故障が多くなりやすいのも電子部品が原因で壊れやすい状況が生まれやすくなるからそれが弱点でもあると感じた。

　同時に機会が壊れる事が大きいのは電子部品が多くある事も原因だという事しっかりと覚えておけば最新型の電車程、それが顕著になるのも非常に分かりやすい。

　故に、そういう意味を加味したとしても水で電子部品を壊せば間違いなくAI戦車は止まると思った。

　だから俺はシリア軍の皆さんにこれからAI戦車の壊し方をしっかりと教えてあげようと思った。

「よし。シリア軍の皆さんで水を用意して電子部品を破壊しに行くけど、大丈夫か?」

「シュタイン殿。それはどういう事なのか教えてくれないか?」

　シリア軍の兵士がAI戦車にしらない事が多いと思ったのでこれから彼にしっかりと覚えさせる事を念頭にあの戦車の壊し方をしっかりと覚えさせようと思った。

「勿論だ。AI戦車は無人な点では非常に厄介な戦車。」

「成程。つまり、人がいないから壊れても相手側にとっては非常に有利な状況が生まれるんだね。」

「その通りだ。だからAI戦車は厄介だと言われるんだ。けどな。水や電子部品を止めれば間違いなく、電子部品が壊れて機能停止になると俺は考えているよ。」

「成程。つまり、AI戦車は電子部品が原因で水につけると壊れて非常に弱体化する事は大いにあり得るから水を予め用意する必要があるんだね。」

「その通りだ。」

　俺は彼らにそれを語りながらAI戦車の弱点についてしっかりと彼らに教えた。

　そうする事で、AI戦車の弱点に対して非常に分かりやすいく覚えてくれるから猶更だと。

　そして俺があのAI戦車の壊し方に対して非常に実戦する必要があると思った為、これから彼らに教える意味でも能力で壊し方を教えようと思った。

「じゃぁ、俺がこれからあのAI戦車を壊すから一緒に戦おって、実践してみようか?」

「そうだね。シュタイン殿。俺もそうやって実践する事でAI戦車の弱点についてよくわかるかもしれないから猶更だと思うね。」

「だな。実践でAI戦車を壊す以外にないと俺は思うからな。」

　彼らの話を聞いて実践する事で戦車が壊れる様子を見て彼らは本当に地震での強さを改めて出しているのだと思った。

　当然。シリア軍の皆様がこうやって少数精鋭の束で行動している状況を見て俺もこのAI戦車を壊している様子を見て実践するシリア軍は素晴らしい。

　これが欧米の多国籍軍ならあり得ない光景だと考えているからだ。

　故に、彼らによってシリアの平和を守る姿勢が見えて非常に面白いなと思った。

　そして、AI戦車を壊す際に注意すべきは、小型放射能が仕込まれている点だ。

　小型放射能が仕込まれている時点で非常に厄介な存在なのは俺は既に明白だと分かっていたからだ。

　何故なら、9・11のWTC崩壊の際にニューヨークは大きな放射能の雰囲気を既に感じ取れた上、ニューヨークの一部地域では放射能汚染による奇形児が既に沢山生まれている話も聞く。

　その為、あの9・11の手口で使われたように米国や欧州政府はそういう手段を使って自作自演テロを起こし、それを口実に戦争に繋げて行ったのは間違いないと実感した。

　だから俺はシリアのアドル大統領を守り、欧米多国籍軍を確実に中東から全面退去する事で中東の平和が守れると改めて感じた。

　その意味を考えて、欧米多国籍軍は世界中に災厄を持ち込んでいる状況を踏まえて、これから俺は風の力で何としても雨雲を作る以外にないと思った。

　…とにかく、風の力で雨雲を構成し、その雨雲から飴を降らせれば間違いなくAI戦車は確実に壊れる。

　そう思いながら、俺は雨雲風を発動する為に、次の詠唱を唱えて能力を発動しようと思った。

「Проснись дождевое обдлако. Проснись дождевое обдлако. Проснись дождевое обдлако.」

　そうやって俺はロシア語で雨雲を起こす詠唱をしながら、俺の契約能力を発動した。

　これを発動すれば間違いなくAI戦車を壊す事が出来るからだ。

　弾薬で壊すと逆にAI戦車の爆風による被害が増えるからそれで壊すしかないと。

　そう思いながら、俺は雨雲風の能力を発動した。

　…よし、俺の雨雲の風が起き始めた。これなら、間違いなく最大の火力でAI戦車を洪水で破壊できる。当然、壊れた際に火も飛び散らない。

　そう思いながら、俺は雨雲の竜巻を発動して、その竜巻を利用して一瞬でAI戦車を一層する事にした。

　そうする事で、AI戦車の被害を間違いなくシリアに及ばせる事がない事が分かっていたから猶更だと。

「すごい。あんたはそうやってロシア語を詠唱しながら契約能力で一瞬で崩壊させたことは凄く嬉しいね。」

「あぁ、ありがとう。寧ろ、そうやって言われるとそれだけで俺は凄く嬉しくなるよ。」

　皆のお陰で非常に元気が湧いてきた感じがして、それが原動力となって今まで最大の力が発揮できたと思った。

　そして強力な竜巻によりAI戦車は皆取り込まれてそれから物凄い水量によってAI戦車は壊れてゆき、一時期は爆風もあったが、あっけなくAI戦車は非常になくなったと思った。

「よし。シュタイン殿。あんたのお陰でAI戦車を殲滅する事が出来て何よりです。」

「ありがとう。勿論、貴様達がそうやってこの国を守りきれたお陰で皆が凄く良い方向に行って凄く嬉しかったと思うから皆に感謝したい。」

「ありがとう。シュタイン殿。やはりあんたはアメリカの悪い部分を知っているから我らは非常に助かっているから。」

「ありがとう。皆がそうやって言ってくれるお陰で俺は凄く嬉しさが湧いてきて何よりだから大丈夫だよ。」

「あっ。ありがとうございます。シュタイン殿。」

　俺は彼らがここまで非常に欧米の多国籍軍を倒せた事でシリアに平和が来ている事を考えればそれだけ彼ら欧米の多国籍軍は既に貧弱な体制しかない事は明白なのだろうとはっきり思えた。

　そう思い名ながら別のシリア軍が更に朗報が出た影響からか俺になにか問いかけた。

「シュタイン殿。更に朗報です。シリアから欧米の多国籍軍はAI部隊を含めて一斉に撤退した事でこの国に平和が戻ってきています。」

「あぁ、そうだな。米軍も欧州も所詮は多国籍軍の延長に過ぎない。そういう軍隊は統率力がないから数だけ多くて能力がない奴が多いから少数精鋭で纏まれば間違いなく倒せるんだよ。」

「成程。」

　少数精鋭の凄さを彼らに教えた後、ようやくシリアに平和が戻った事で一安心した。

　これで俺のお陰でシリアの平和が持ってきたから猶更だと。