第144話 シュタインの功績。

 俺はモハティールさんが無事に当選した事で、これから彼にWMA資金に関する署名を行っている最中だった。

 なぜならWMA資金は彼が首相にならなければ渡す事が出来ない資金だと俺は解っていたからだ。

 故に俺は彼に署名をさせてこれからWMA資金の詳しい状況を彼に教える必要があると感じた。


「よし、これで貴様は無事に署名を終えた。これで天皇陛下からWMA資金がマレーシアに無事に送金されるから大丈夫だから安心しな。」


「ありがとうございます。やはり君達は本当に救国者なんだね。」


「その通り。俺もアメリカの貧困を勅で見ている。それを実行しているのはIWCといわれる関係者だからな。」


「IWC関係者は、確かに誰かの支持の下で動いているからな余計に警戒せねばならないからな。」


 俺だった元IWCの人間だ。

 しかし、9・11のやらせテロの影響でこれはアメリカ政府の自作自演テロの可能性が非常に高くなったのでこれは非常に駄目な行為だと俺は非難するべきだと感じた。

 だから俺は捕まったけど、ロシアに亡命し今はこうして世界を変える為の準備を行おうとしていた。


「その通りだ。だから俺は緒川二郎先生にサインを署名しながらチェノフスキー大統領にもWMA資金の管理を頼んでいる。」


「つまり、連中がどれだけの悪事を働いても既に『カラプソフミーラ』の別働隊が既に連中の討伐を働いているから尚更だ。」


「その通りだ。つまり連中を追い詰めるためなら何をやっても良いわけだな。」


「その通りだ。」


 俺はモハティールさんと雑談を含めた話をしながらこれから俺は奴らの行為をどうやって処罰するのか考える必要があった。

 だが、モハティールさんと話してみると彼の人柄の良さを凄く感じる事が出来る。

 アメリカや欧州の政治家の多くはこういう表情をしている人は非常に少ない。

 それにトップが変われば全てが変わる事はいくらでもある。

 俺はそう思いながらモハティールさんの人柄の良さを改めて感じた。


 しかし、連中はどれだけ危ない行為をしていてもそれ位の罪状を逃れられる行為だから尚更、警戒する必要があるのは当然だし、それ相応の報いが非常に必要だと思っているから尚更、気を付けねばならないだろう。


 だから俺は連中をどうやって倒すのか非常に考えなければならないと思いつつ、これから連中を倒す為の様々な策を練らねばならなかった。

 それ故に連中をこれから厳しい処罰する為の方策を学んで連中を倒す方法を考察していた。

 連中は臆病者で卑怯だから正攻法のやり方は絶対にない。

 寧ろ、スパイの世界では成功のやり方何でやらないし、そんなのはスポーツの世界だけだと俺は思う。


 そう思いながら、モハティールさんがWMAの署名を終えたのでこれから緒川二郎先生の連絡を取ろうとした。


「もしもし。緒川先生。」


「シュタイン君。君は本当に署名を終えたのか。」


「その通りだ。俺はモハティールさんの署名を終えたから尚更だ。」


「解った。これから日本にもってくれないか。」


「了解。マレーシアもこれから平和になるからな。」


「うん。ありがとう。で、モハティールさんは僕と非常に関係が良好で凄く人当たりがよいが、本当に素晴らしいお方でしょう。」


「あぁ、彼は90歳以上なのに凄く元気で能力がある人が非常に多くて助かっている。だから、俺は彼に惹かれる要因があるのもわかります。」


「はっはっは~。さすがはモハティールさんだな。でも、君は本当に強い人間だから強くなるのも頷けられる。」


「そうだね。俺はモハティールさんが当選して非常に嬉しいからな。」


「そうだね。その気持ちを持って連中の闇を暴こう。」


「了解。」


 俺は緒川二郎先生がこんなに嬉しい声で俺と話していられる様子を見ると本当の意味で世界を変えられる要因はそこにあると感じた。

 だから俺は連中をどうやって倒すのか考えながら連中がどれだけの非道行為をしていたのかしっかりと総括する必要があった。


 故に俺は連中を倒す方法をこれから考えようと思った。

 それが非常に嬉しい条件なら本当に世界を変えられると思いながら、俺もこれから連中の膿を追い出そうと思った。


「では、俺はこれから日本に戻って緒川二郎先生と天皇陛下に対面してくる。」


「えぇ、緒川二郎先生ですか。なら、私も少し同行して彼と会ってもらいたいと思います。」


「了解。そうしてこそ新しい世界を作れると俺は思うから尚更だと思います。」


「うん。そうだね。シュタイン君が頑張ってくれたから今のマレーシアがある。その事に敬意を持とうね。」


「ううん。貴様がいたからこうしてマレーシアを良くできた。だから変えてゆこう。」


 俺はモハティールさんと話してこれから緒川二郎先生と話す準備を始めていた。


 天皇陛下と緒川二郎先生と話せる対面があればきっと、この世界を変えられると思うから尚更、彼らの重要性は間違いなく必要だと思いながら緒川二郎先生の元に戻った。

 もちろん、モハティールさんの情報も話さねば。

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