第23話 Перный Миссии. (初任務。)
俺とマリーナは『カラプソフミーラ』の寮から出発し、モスクワ西郊にあるベラルーシ駅からブレスト中央駅までの列車に乗る事にした。
「シュタイン。これからベラルーシ駅からブレスト中央駅まで向かってそこからポーランド経由でベルリンに行くぞ。」
成程、キエフがダメな理由か。
確かウクライナは今、アメリカによって支配されており、ボルシュキンが
俺も同感だ。ウクライナが
更に、アメリカに批判する人を投獄している事からそこを経由するのは危険なのは同意する。
だから…。
「マリーナ。故に安定しているベラルーシを経由し、そこからドイツのベルリンまで進んでいく訳だな。」
「勿論だ。なら、ベラルーシ駅から列車で少し休もう。」
「あぁ。そうだな。」
俺とマリーナはベラルーシ駅で話しながらこれからプレスト中央駅までの列車に搭乗し、ようやく2人だけの個室である事を話そうと思った。
「マリーナ。欧州の状況はどうなんだ。」
俺はアメリカに長くいた為か、欧州の事情は非常に疎い。
だが、マリーナはフランス出身で欧州の任務を頻繁に引き受けてきたから
だから今、欧州がどんな状況なのか聞こうと思った。
「シュタイン。欧州の状況について知りたいんだね。」
あぁ、そうだ。俺が知りたいのは欧州の状況だ。
「欧州は今、移民・難民によって各国が乗っ取られつつある状況だ。更に同性愛というもので男達は皆、同性の性行為ばかりやって●イ●に感染している。」
やはり、欧州が移民や難民によって崩壊しつつあるか。
最も、同性愛も移民並みに危険なのは俺がアメリカ在住時、南部のキリスト教の教えを律儀に守っている住民から聞いた話だ。
その話によると同性愛を犯罪行為になるという教えがあり、特にカトリックやロシアの主流宗教である正教会がその傾向が強い。
プロテスタントはそれらに比べて同性愛に対しては甘い傾向がある一方、宗派によってはカトリックや正教会以上に厳しい姿勢をとる宗派もある。
アメリカの軍需産業と密接な福音派が特にその傾向が強く、彼らは軍需産業を栄えた確信犯である一方、同性愛などを禁じる部分では凄く評価できる宗派でもあった。
勿論、イスラム教、ユダヤ教といったアブラハム宗教だけでなく仏教、ゾロアスター教、ヒンドゥー教なども同性愛に対しては非常に厳しい姿勢をとった事はIWC時代に俺は既に収集していた。
だから、一神教も多神教も同性愛に対して厳しいのは当たり前であり、性病や少子化の要因になり、社会や文明が衰退する事は容易に判断できる。
だから、俺は宗教の良し悪しを考えないと情報戦が上手くいかないと思った。
「だから、マリーナ。俺は宗教を復権させずとも、同性愛を禁じる事は大事だと思う。」
「そうね。同性愛は女性の●女を増やし、女性差別に繋がるから決して許されないね。」
俺達はそう思いながらブレスト中央行きの列車で話し続けた。
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