第196話 カミラが戻ってきた。

 ようやく、米軍が収まった状況の中、これからIWCが送り込んだテロリストがいないか確認した。

 何故、IWCが送り込んだテロリストが潜んでいる事を確認するのか…、

 それは、9・11の事件を調べるというまでもなくアメリカやサウジアラビアの自作自演が行われている状況が非常に大きいのが判っているからだ。

 ゆえに、そういう意味を含めて本気で米軍がどこかに潜んでないか私とゲオルグでしっかりと確認しようと思った。

 ゆえにゲオルグと共に米軍の様子を報告をしっかりと行おうと思ったので…、


「ゲオルグ殿。どうやら、彼らは町に潜んだ形跡はないようだな。」


 と私は素直に米軍がいない事を彼にしっかりと報告した。

 すると、ゲオルグもその件についてはよく理解しているせいなのか…、


「あぁ、彼らはここに潜んだ形跡がない事は裏で何か隠している状況があると俺は思うな。」


 と語る一方、彼らIWCの連中がどうやって潜んでいるのかしっかりと確認しようと思った。

 故に連中が何処に潜伏している状況の中、私は神経を最大限に発揮して彼らをここでしっかりと倒さねばいけない。

 出ないと、潜伏した米軍やIWCの連中によって私達が優先的に殺されることをよく理解しているから当然かと。

 ましてや9・11の犯人はイラクでなくサウジアラビアや米国、英国、フランスが作り出した自作自演なのに彼らは否定するのは自分たちの犯罪行為がばれるのを恐れるのが理解しているから当然だと感じた。


 故にこれから私はゲオルグ殿とそれぞれ手分けしてバグダッドの街を調べる事にした。

 当然、この付近は雨の影響で本当に誰もいない状況の中、この町に米軍やテロリストがいない状況を確認し、とりあえずは一安心した。

 そしてゲオルグ殿が戻ってきて、これから報告などを行う事にした。


「しかし。本当にこの町は何があるのか私にはわからない。けど、連中が気配を感じさせないレベルの暗殺のプロだと思うと油断できないね。」


 彼の言う通りIWCなどの諜報員は暗殺のプロなのは至極当然だ。

 だから連中がどこかに潜んでいないか神経をとがらせながら、私はゲオルグ殿に話しかけ、状況を報告した。


「こちらもいなかったが、嫌な雰囲気を感じる。」


「あぁ、連中はしっかりと潜伏するから非常にやばい行動を取るだろう。」


 やはりゲオルグもやはり神経をとがらせた事に驚きながらも彼も本当に非常に強い神経で私も彼に何かを伝えたかった。

 出ないと、この異様な雰囲気に妙に危険性が理解できないからだ。


「で、ゲオルグ殿。本当にこの町は何か異様さを感じないか。」


「確かに、IWCが支援したテロリストの気配を感じないのは何か隠しているのか僕にも判るからな。」


 この状況に何か異様な状況があると思いつつ、この鳥肌の状況が私やゲオルグも連中が何かを隠しているのかよくわからないものだと感じた。

 米軍がいないし、彼らが送り込んだスパイもいない。

 いや、気配を感じないかもしれないなら既に別の場所にいるかもしれない。

 そう思いながらこの異様な雰囲気は私にも本当に変えなければいけないと思いつつ、絶対に動かそうと思った。

 そうしながら神経をとがらせて後ろから妙な寒気が出たので背後から確認した。


「おい。ここにテロリストはいるだろうが?」


 と背後を確認しながら彼らが襲ってくると警戒した。


 すると、背後にいる誰かが…、


「大丈夫だよ。マリーナさん。」


「カッ。カミラさん。あんたは生きていたのか。」


 後ろを見たらカミラさんが本当に生きてきている状況の中で本当にこの状況なら私は非常に安心できると感じた。


「カミラさん。あんたは無事に生きていて助かった。」


「ですね。本当にマリーナさんやゲオルグさんが生きてくれたおかげでこちらも非常に助かって何よりです。」


 彼女の言葉を見て本当に良い使命感が出たと思いつつ、この思いが本当に良い印象が来ているのだと感じるとそれだけで非常に嬉しいと思った。


 だから私はカミラがどうやってここまで戻ってこれたのか理由を聞こうと思い…、


「カミラ。あんたはあの大雨の中、どうしたんだ。」


 と質問した。

 すると、カミラさんは即座に返答して…、


「マリーナさん。私は雨が大降りの中で例の雨雲を発生する機械を壊して、暫く雨が降れない場所に逃げていました。」


「成程。つまり、雨が降れない場所に逃げたことであんたは無事に生き残れたんだな。


「そう。そういう思いがあるからこそ本当に非常に助かったから非常に助かったよ。」


 彼女の言葉を知りながらも私は本当に無事に生きているだけで非常に嬉しかった。

 だから私も彼女に感謝しようと思った。


「カミラさん。あんたがこうして生き残れた事を私は光栄に思います。ですから、これからIWCの連中を潰しましょう。」


「ですね。マリーナ殿。」


 彼女の顔を見ると非常に嬉しい。

 故に、私は彼ら米軍を倒さねばいけないと思うとそれだけでこの町に米軍が多く潜んでいる状況があると思いながら、奴らがどこにいるのか確認した。


「で、カミラ。米軍はどこに潜んでいた。」


 私は彼女に米軍の居場所について質問し、彼女がどう返答するのか非常に不安だ。

 けど、彼女の波動を見ると非常に良い波動をしていた間違いなく本物のカミラだと思った。


「えぇ。どうやら、米軍基地があった場所は例の気象兵器によって大洪水を起こして多くは流れ落ちた場所が殆どみたいだよ。」


「そうか。つまり、雨に流されて亡くなったようだな。」


 どうやら、洪水で亡くなった米軍が多いようだな。

 まさに気象兵器の恐ろしさを改めて感じさせられる。

 故に、彼らの言葉を聞いて本当に大きな変化が起きている状況を肌で感じながらこの鳥肌は別の場所に米軍やIWCが作り出したテロリストがいるのだと思った。

 そう、イラクの戦争の際に、アメリカは米軍と米国が養成したテロリストを利用してイラクを侵攻する事で大きな問題を引き起こした。


 だから私はこの恐怖に対して非常に何か隠されながら本当に大きな恐怖が強く感じる状況を思い出し、彼らは何かを隠している状況で米軍やテロリストの居場所を感知させた。


「どうやら、イラク大統領府に彼らが潜んでいるようだ。ゲオルグ殿。カミラ。共に行こう。」


「だね。マリーナ。」


「そうだな。マリーナ。」


 私はこれから大統領府迄戻る事にした。

 大統領府に戻ってアビーム大統領を守らねばいけないと思いながら…。

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