アサシン&イラク防衛編。

第166話 ようこそ。エクアドルへ。

 そしてマリーナのワープ能力により、俺はベネズエラからエクアドルまで到着し、ようやく、エクアドルの首都、キトに到着したのだと実感した。

 ここまで逃げれば非常に安心だし、エクアドルなら彼らに捕まる恐れもないから猶更だと。

 そう俺は思いながらマリーナと少し情報のやり取りをしようと思った。


「マリーナ。ここがエクアドルの首都であるキトなのか。」


「あぁ、そうだな。私もここに飛ばされた事で少しだけ非常に安心できる状況に驚愕した。けど、エクアドルの首都に逃げることができてもまだ、予断は許さないからな。」


「判っているさ。マリーナ。連中はここでもスパイを利用して巡らせている可能性が大いにあるからだろ。」


「その通りだ。連中はエクアドルが反米だからといって親米派の連中に変えようとする動きがあるから猶更、警戒せねばならない。」

 

 最も、エクアドルだからといって安心できない。

 なぜなら、反米国家であってもトップが変われば親米国家になる可能性も非常に否めない状況なのはベネズエラの件で非常に分かっているから、油断できない。

 だからこそ、反米国家であっても気を抜かずに行動するしかなかった。


 そして、俺は彼らがこの場所で変な行動をしている様子を見ると俺の体から非常に不安な様子を感じ取れて少しだけ気をおかしくした。

 まさか、軍人に見つかるとは思いもしなかったからな。


 だから、この状況を上手く乗り越えねば間違いなく俺は殺される可能性があると思い、気を引き締めて歩く事にした。

 すると、俺達の前にある軍人が囲ってきたので、俺はすかさず、俺の名前を答えようと思った。


「Кто. это вы? (誰だ。お前は?)」


 なる程。

 ロシア語で答えてきたか。


 故に俺は彼らがロシア語で連中が話しかけたので、直ぐに俺はロシア語で返答する事にした。


「Меня зовут Эндел Шутайн. Является членом в Карапсов Мирие. (俺の名はヱンデルシュタイン。カラプソフ・ミーラの一員だ。)」


 ふふっ。

 ロシア語なら英語より発音しやすくて非常に楽だから覚えやすい。

 それだけ英語は母音があるから言いにくいんだ。

 だが、俺のロシア語を聞いた軍人は更に警戒して俺に向けて銃口を向けた。

 それを察知したマリーナを救うために、彼女は覚悟して彼らに答えた。


「Меня зовута Арександра Малийна. То же Является членома в Карапсов Мира. (私の名はアレクサンドル・マリーナ。同じくカラプソフ・ミーラの一員よ。)」


 俺とマリーナは軍人にカラプソフ・ミーラの一員だと述べ、これから彼らの行動を伺おうとした。


「よし。君たちは飛行機に搭乗して、これからロシアに行ってもらいたい。」


「あぁ、俺はベネズエラでアメリカの傀儡政権を終わらせようとしたら間違いなく彼らによって非常におかしな方向に進んでしまう状況が生まれてしもうた。」


「私も同様だ。マルシヲ大統領を彼らの傀儡から脱却させようとしたら彼らによって殺されてしまった。だから私達はデモ隊の脅威から脱出する為にここへに逃げてきたんだ。」


「そうか。なら、事情は分かったこれからアサシン氏と共にロシアへ逃げろ。」


 なる程ね。

 つまりエクアドルに不法滞在しているから彼らに見つかる前にアサシン氏と共にロシアに逃げろっていう訳だな。

 それは非常に納得する。

 だから俺はここからロシアまで逃げようと思った。


「了解。俺も奴らの脅威から逃げないと殺される可能性があるからそれは非常に助かりました。ですから貴様たちに非常に感謝しています。」


「そうか。その言葉を聞くだけで非常に嬉しいね。だから君たちも早くロシアへ向かうんだ。」


「了解。俺もそう思いますから安心してください。」


 俺とマリーナは軍人たちに連れられてこれからインテルナシオナルマリスカルスクレ空港に向かい、これからアサシン氏と合流する事にした。

 そしてインテルナシオナルマリスカルスクレ空港に到着した俺達は空港前でアサシン氏と合流した。


「おっ。シュタイン殿。お久しぶりだな。」


「あぁ、アサシン氏もぶお久しぶりです。貴様がこうして無事にこの場所に戻ってこれた事を考えるとこれから俺と共にロシアに戻れる状況になるだけで非常に安心できます。」


「そうだな。やっぱり君は凄く強い人間だと思うからこれからロシアに行って共に情報を取ろう。」


「了解です。」


 俺あようやくアサシン氏と話せる機械を持てた事に少しだけ安心し、これから自分で変えた事をおもいだしながら、インテルナシオナルマリスカルスクレ空港の飛行機でロシアのシェレメチェヴォ空港行きの飛行機に乗ってアサシン氏と共にロシアへ旅立っていった。

 そして飛行機を飛びながら俺はアサンジ氏とある話を行おうと思っていた。


「ところでアサシン氏はアメリカを変えたい思いはありますか。」


「あぁ、俺もアメリカを変えたい思いが来ているからここまで逃げてきて凄く良かった。」


「そうだな。俺も今のアメリカ政府は正にテロを隠蔽し、イラクを含めた中東で戦争を起こそうとしているから猶更、非常に危険な臭いが来ているのだと感じる。だから、貴様のいっていることは間違いないと読んでいる。」


「そうか。それなら非常に嬉しかった。君がアメリカを変えたい意志が非常に伝わってくるから私も非常に安心したよ。」


「えぇ。そうですね。俺もその話を聞いて非常に助かりましたから安心してくだされ。」


 俺とアサシン氏は互いに話し合って互いにアメリカを変えたい思いが非常に強く伝わってくると思うだけでロシアに到着したらチェノフスキー大統領にそれを話さねばいけないと感じた。

 そして、暫く話し合ってようやくロシアのシェレメチェヴォ空港に到着後、これからクレムリンまで行く準備を整えた。

 少し安心した同時に少し不安も感じるのはやはり任務の件がここまで引きずっているんだなと我ながら感じた。

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