ブラックガヴァメント(暗黒国家)

第322話 通貨『ユーロ』の弊害を考える。

　俺は通貨『ユーロ』の弊害について改めて考えてみた。

　『ユーロ』は様々な問題で弊害が起こる通貨となっており、その影響でEUに対する不満がさく裂するのは当然だと思えた。

　なので俺はユーロが欧州における災厄などを起こしている要因だと考えるとこの通貨を野放しにする事は危険だと思えた。

　そして特筆すべき点では通貨『ユーロ』は共通通貨であり、自国建て通貨ではない事。

　裏を返せばそれによって財政破綻するリスクがあり、加盟国はそれが原因で積極財政を踏み切れない状況になっていると改めて理解した。

　だから積極財政に踏み切りない行動になっており、それによって経済格差が広がるシステムになっている状況があるのは明らかだと考えた。

　そう言う状況を踏まえて俺は通貨『ユーロ』が共通通貨故に加盟国が財政破綻になる問題を踏まえてこれは流石に拙い状況にあると思えた。

　だからこそ加盟国間の格差に反発する姿勢から『ユーロ』の体制自体に非常に違和感を理解する状況が明らかなのは当然だと理解できる。

　それによって反発が高まっている状況を理解するとそれだけで通貨『ユーロ』のやばさを改めて理解できたと思えてきた。

　だから俺はこの通貨『ユーロ』の落とし穴についてチェノフスキー大統領とエイダの2人でしっかりと議論してゆこうと思った。

　そうする事で通貨『ユーロ』の問題点をあぶり出せると思ったのでそれについて彼らに説明した。

「それで、通貨『ユーロ』に加盟している国がそうじゃない国に比べてデフォルトしやすい状況があるのはやはり共通通貨故に自国での通貨発行権がないからそれを返さないといけない状況から不況でも緊縮財政をやらざるを得ず、それで格差が拡大する政治になると思えるんだよな。」

　そう俺は共通通貨『ユーロ』の問題についてエイダとチェノフスキー大統領に伝え、彼らは俺の様子を見ながら頭で悩んでいる状況だった。

　確かにこの通貨発行権の問題は難しいし、共通通貨はまさにグローバリゼーションの発送であり、新自由主義の思考にも見えるから尚更、複雑な思考で考えなければいけない状況なのは明らか。

　特に共通通貨である『ユーロ』によって大きな問題が起きている状況を理解している事を考えるとそれによって反ЕС政党が大きく躍進する要因があるのだと理解出来た。

　そうやって考えながら俺は彼らを見ていると非常に悩ましい状況にあると思いながらこの通貨『ユーロ』によって加盟国は嫌でもイラク戦争に加担せざるを得ない状況にあるのだと改めて理解した。

　宗主国のドイツを除いて…。

　どこの国もそんな状況だった。

　だから俺は彼らに複雑な事を伝えてしまった影響でどうやって行動すれば良いのか悩みながら彼らは俺をジーと見つめながら何か考えているのか分からない状況で俺はどう考えればよいのかわからなかった。

　なので俺はその行動を見て俺は何か間違っていたのかなと不安を感じる以外に他ならないと改めて理解した。

　あぁ。

　俺はこの説明についてどう考えればよいのだろうか…。

　そう俺は間違えた説明をしている状況を試みて本当に俺は拙い状況になっていたのだと思うと凄く不安で溢れていた。

　俺は9.11の実態を暴いたのに西側の多くの国の指導者はそれを認めないどころか俺を本気で潰しあう奴らばかり。

　それが俺が欧米に対して絶望感を生み出し、それによって俺は欧米を許さない感情であふれださせるようになったのは当然だった。

　だから俺はそれを思うと欧米に対する反論感情が生まれる事が今の俺にとって大きな弊害を生み出しているのだと理解した。

　すると、エイダは英国の状況を踏まえながらこれから丁寧に話し始めたので俺はその意見を聞きながら話し始めた。

「うん。私も通貨『ユーロ』の問題は考えれば考える程、非常に悩ましい問題だと思う。けど、私達英国がEUを離脱出来たのは寧ろ通貨発行権があり、独自の通貨『ポンド』があったからこそ楽に出来たかもしれないかもね。だからこそEUや『ユーロ』に不満を持つ国が増えるのは寧ろ当たり前の事だし、シュタイン殿の説明によってそれによって経済格差などが上がっている状況を考えるとそれだけで通貨『ユーロ』を任せたら拙いと思ったよ。」

　そう彼女は俺に説明しながら『ユーロ』の問題について丁寧に回答した。

　当然、彼女は頭で悩みながらも俺にそうやって丁寧に伝えている状況を考えると俺は彼女達の思考によって非常も悩ましい状況にあると思いながら私の思考をより強めなければいけないと思えた。

　当然、それによって俺が考えるべき方向性がしっかりと見えてきた様に思えて凄く嬉しそうに思えてきた。

　だから俺は通貨『ユーロ』の門谷ついて彼らが悩んでいる状況を思いながら俺は彼らに通貨『ユーロ』の問題は通貨発行権にも大きく影響している状況にあると改めて理解するとこれは崩壊しなければいけない状況だと理解した。

　それがあるからこそ『ユーロ』のやばさを垣間見える内容として出てきたのは当然だなと思えた。

　だから俺はそこを思いながらこれから俺は通貨発行権の問題を踏まえて通貨『ユーロ』の弊害について説明する事にした。

「なる程。エイダさん。俺も通貨『ユーロ』に統合された事で新しい通貨の発行権を作り出すのが非常に厳しい状況にあったからЕСの加盟国でЕС離脱が出来たのは『ユーロ』非加盟国が多いのは独自の通貨発行権があるから容易に離脱出来る事が多いだろう。逆にフランスやイタリアなどの通貨発行権がなく『ユーロ』加盟している国は新たな通貨発行権を1から作る必要があるからこそЕС離脱しにくい状況にあるあるから経済でも1から作る必要性が離脱の弊害になっていると思うんだ。」

　そう俺は彼らに指摘するとこの指摘がチェノフスキー大統領も理解した影響からなのか、通貨発行権がない国によって大きな弊害を生み出した事によって通貨『ユーロ』は積極財政を使えない。

　ЕС離脱すれば1から通貨発行権及び経済を作らねばいけない状況になる。

　だからそれらが難しい状況に追い詰められているからこそこれが『ユーロ』加盟国の弊害がここまで見えている状況にあると改めて理解した。

　だから俺はこの弊害について考えながらチェノフスキー大統領はそれについて説明した。

「シュタイン殿。通貨『ユーロ』はやはり国体を破壊させる制度である事は確実なのが俺も理解出来る。だから通貨『ユーロ』によって破壊されたЕС加盟国は離脱すれば今までの制度は全て破壊され、完全に1から経済や体制等を作らねばいけない状況にあると改めて理解出来るな。」

　チェノフスキー大統領の意見を聞きながらも私はこの状況について丁寧に伝える事で彼らがチェノフスキー大統領の弊害について良く理解出来る状況を踏まると通貨『ユーロ』は確実に加盟国の滅ぼす為の装置なのは俺が見ても非常に明らかだと理解出来た。

　だから俺は通貨『ユーロ』の弊害を考えながらЕСの格差拡大政策と国体破壊は寧ろ、共通通貨『ユーロ』によって引き起こされている者だと思えた。

　そして通貨『ユーロ』を護る為に欧州の軍需産業がアメリカ政府や軍需産業と共にイラク戦争未遂を起こし、それによって利益を生み出せていたのだと思うと俺は非常にぞっとして寒気が出た。

　当然、『ユーロ』で加盟国間の経済格差を出している状況を思うと俺はそれでぞっとした。