第130話 СШМを良くする為に。
俺はメキシコの現状を見る事でメキシコがどうしてこうなったのか考えてみた。
「なぁ、マリーナ。」
「シュタイン。あんたもメキシコがどうしてこの様な状況に陥ったのか分かるか。」
「あぁ、分かるさ。メキシコがこういう状況になったのは大体、米が民営化やNAFTAを仕掛けたからだろ。」
「その通りだ。確かにアンタの言う通り、メキシコがこの様な惨状になったのは米がNAFTAを仕掛けた事でこういう闇に陥れたから。そしてTPP、RCEP、AIIBなどはいずれも自由貿易協定で企業側だけが得するものだと理解するべきだと思うぞ。」
「うん。そうだね。俺もアメリカでそういう協定が通された時、アメリカの産業が次々と衰退している状況を目の当たりにして知っているから余計なんだよね。」
「あぁ、そうだな。アメリカだけでなく欧州に追従してもダメなのはわかっているのは当然だよな?」
「ごもっとも。欧米に追従する事は、西欧人に追従する事に等しい。だから、アメリカや欧州に追従したら国が亡びるのだと理解せば良いよ。」
「了解。そう思うと俺は気分が楽になる。だから、マリーナ。貴様と共に行動してくれてありがとうな。」
「えぇ~。こちらこそありがとう。私も納得したから。」
俺はメキシコシティ到着後にマリーナと必ず良くする為に話し合いながらこれからメキシコ大統領府へ向かった。
「なぁ、マリーナ。ここがメキシコ大統領府か…。」
「あぁ、そうだ。ここがメキシコ大統領府でここに不正選挙の温床がある。」
「確かに、不正選挙は2通りある。」
俺は前の韓国大統領選挙の件を参考に、不正選挙には2通りあるが既に解っていた。
その2通りしかないと寧ろ俺は思っている。
まず、1つは機械型。
これは以前、韓国で『
しかし、機械の正体がばれればこういった不正選挙は非常に起こしにくくなる。
何よりも正体がばれやすいからそれが表に出れば非常に解る。
次の2つ目はバイト型。
選挙にはバイトを非常に必要としているので票を破くのを目的で高額なバイトを雇う人がいる。
そして厄介なのはバイト型の選挙なのはメディアに追求しにく、人だから金で弾圧する事が可能だ。
そして、票を破いて無効票にするやり方があり、それも追求しにくいので非常に厄介だ。
それ故に、バイト型不正選挙では、選挙員としてバイトを雇って票を破けば機械を使わなくても、不正選挙を行える可能性は十分にあり得ると俺は感じている。
だからこそ、バイト型不正選挙には特に用心しなければならないと思いながら、これから本格的に大統領府のようすを調べていった。
恐らく現在、メキシコは大統領選挙を行っている可能性は十分にあるだろう。
そして、メキシコ大統領選では、以下の3人が立候補していた。
・ホセ・アナヤ
・リカルド・ミーレ
・オブラドール・ロペス
この3人が立候補している事を考えながらも、ロペス以外は皆アメリカの傀儡候補なのは緒川二郎先生の話で既に理解していた。
だからこそ、俺が選ぶ大統領府は既に1人しかおらず、彼によってメキシコを再生する可能性があると思いながら、これからロペスの選挙事務所まで行く事にした。
すると、何か物騒な音を感じた俺は後ろを振り向き…、
「死ね。シュタイン。」
「Вам Убийцы.お前はここで終わりだ。韓国で良くも不正選挙してでも朴を支援した人間が俺を殺そうなんて100万年早いんだよ。」
俺はそう感じ取りながらこれから連中を風の能力を発動し、これから連中に目掛けて攻撃した。
「くっ。なる程。」
何…。奴がそんなに顔を変えながら攻撃するとは何者なんだ…。奴は異常だ…。
「ほう、俺をこんな程度の能力で殺せると思うなよ。俺はポンぺオ・ジャクソン。IWCの上層部だ。俺は不正選挙を行えば相手をボコ殴り出来る能力を持っているんだよ。」
―――やはりな。
彼が不正選挙をしてでも行える能力がある事は恐らく、彼がその能力を秘めている事だと俺は次第に理解してきた。
ここで奴を絶対に倒さないと確実に俺が逆に殺される状況になる事は間違いなかった。
それ故に、ここで奴を討伐する準備を開始した。
ここで討伐しなければ俺達が逆に殺される事を理解しているからだ。
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