第151話 元に戻らない妹。

 俺はドロテアを見てある事を思い出した。

 どうやらIWCの洗脳から戻らないドロテアを見た俺は、彼女が本当に洗脳されていると判断した事で俺はある覚悟を持った。

 それは、彼女が戻らないなら改めて殺す以外に彼女を救い出す方法はないと感じた。

 だから俺は能力を発動する為に、ある掛け声を唱え始めて、風の能力を発動しようと思った。


「Домой США.」


 ロシア語の掛け声で風の能力を強化し、彼女を殺す準備に始めた。

 更に俺は、別のロシア語の掛け声を唱え、これからロシア語を言って能力を発動しようと思った。


「Голбки Убийцы.」


 俺はこの言葉を唱えてこれから戦闘態勢を整えた。

 しかし、ドロテアはこの詠唱に何か違和感を持っているせいか、不機嫌な顔をとった。

 なぜだ…。


「ほう。お兄ちゃん。彼女のその能力はロシア語を言う事で発動する奴だな」


「ほう。貴様は俺の発動条件をよく知らない奴らだな。俺が発動するには中二病なる言葉を言えば発動するんだよ。」


「成程。あんたはそういう能力だから我らの不正選挙を止めることに成功したようだな。」


「その通りだ。俺は貴様達みたいな外道と違ってそれだけ世界を変える為に動いている。だから俺は貴様達に付き合っている暇などないからな。」


 俺は彼女が元に戻らない状況を理解しながらこれから俺は彼女を殺してでも救い出す覚悟が必要だと感じながら俺は連中を倒す行動に移行した。


「行くぞ。マリーナ。」


「あぁ、シュタイン。私にキスするんだ。」


「了解。」


 俺はマリーナとキスしてこれから連中との戦闘態勢に走ろうとした。

 マリーナはキスすれば間違いなく超能力を発動できるから猶更だと。


「よし。マリーナ。これで貴様とキスして能力発動条件を整えたぞ。」


「あぁ、ありがとうな。」


 俺はマリーナと共に戦闘態勢を整えたながらこれから我が妹であるドロテアを殺そうと思い、戦闘態勢に挑んだ。


「お兄ちゃん。よくもわたしの前で彼女さんとキスする行為に走ったね。本当に許さないから。」


「成程。哀れなIWCによって洗脳された貴様と違って俺は既にIWCから脱出して世界を変える準備を整えてある。そして俺たちはイラク戦争を本気で止める為に動いているから容赦しないぞ。」


 俺はドロテアよりマリーナの方が余程、身内だと思っていたので彼女の事なんてどうでも良かった。


「ちっ。我らが仕掛けようとしたイラク戦争があんたの仲間であるジョンソンに止められたではないか。」


「ほう。つまり、ジョンソンを殺したのか貴様か。」


「なっ。何。私はジョンソンを殺してなどいないからなね。」


 ほう。

 ドロテアは何か怪しい言葉ばかり言っているけど、俺はそのような行動を見て彼女は妹じゃないと断定した。

 ましてやジョンソンを殺しているから猶更だと…。 


 俺はジョンソンを殺したのはまさかドロテアじゃないかと疑いながら彼女がどうしてそこまでして悪行に手を出そうとしているのか日所に謎だと思いつつ、俺は彼女の行動に非常に警戒した。


「貴様がどうやら俺の仲間であるジョンソンを殺したようだな。」


「なっ。何をいっているの。お兄ちゃん。」


「問答無用。貴様は残念だが、ジョンソンを殺した罪でここで死んでもらうからな。」


「ちょっと、やめて。」


 俺は連中がどれだけ悪の枢軸に崇拝されており、彼女がジョンソンを殺した罪で彼女を本気で処罰しようと思った。

 ドロテアは完璧に俺を殺そうしているから空気を操作して、彼女を貫かせればそれでよいとおもったからだ。


「なら、マリーナ。奴はジョンソンを殺すだけの能力を持っている奴だから手を抜くな。」


「了解。では行くぞ。シュタイン殿。」


「あぁ、そうだな。」


 俺は連中がこれ位の行動している以上、手加減する必要性が薄いと感じた影響でこれから俺は彼女を殺すための手段に移ろうと思った。


「ちょっと。私を殺すなら、私があんたを殺すからな。」


「とうとう、本性が出たようだな。ドロテア。」


 俺はドロテアがIWCとしての本性を出している以上、これから俺は彼女を倒す為の手段に移行した。

 もう、彼女に手加減する余地などないから猶更だと…、


「マリーナ。超能力で彼女の暴走を止めてくれないか。」


「うん。そうだね。」


 俺はマリーナに超能力で彼女の暴走を止めることができれば間違いなく連中の悪魔崇拝を止められると思い、彼女の超能力を発動した。


「くっ。身動きが取れない。」


「あぁ、取れないさ。私はあんたみたいな女が凄く嫌いなんだよ。外道組織の為に忠誠するってどういう輩なんだと。」


 俺はマリーナを見て彼女がここまで怒りが立ち込める状況に俺は凄く感動した。

 最も、俺もIWC内部で9.11の自作自演テロを追及したらデラウェアの刑務所に投獄されて死刑執行を待つだけだったが、マリーナが助けてくれて俺は価値観が変わった。

 仮にIWCから敵に回っても俺は彼女と共についてゆくと。

 そう俺は思いながら彼女がこんなに強くなろうとしている状況に俺も強くならねばいけないと感じた。

 仮に相手がドロテアであっても、俺は決して手を抜いてはいけない相手だと思いながらこれから俺ができる事はできるだけ進めてゆく必要があると感じた。


「なぁ、貴様がそれだけ悪行を行っているならそれ相応の報いをしっかりと示さねばいけないな。」


「成程。つまり私を殺す為ならお兄ちゃんであっても殺すから安心して。」


「あぁ、俺は貴様を殺す覚悟があるからそれは心構えているからね。」


 俺は彼女がここまで気が食っている状況だと思いながら本当に彼女がもとに戻る雰囲気がないとみて俺は彼女を殺す準備を整え、これから戦闘態勢に挑んだ。

 俺はもう、世界を変える為の戦いに励んでいるのだから猶更だと…。

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