第208話 Домой Телий.

 俺とアビーム大統領はテリーの猛攻の影響で、非常に危険な状況まで追いつめられ、戦線恐々した。

 なぜか…。

 それは、奴の腕を外して攻撃する技は本体から離れて攻撃するのでアビーム大統領の護衛が非常にやりにくいからだ。

 しかも本体が攻撃している状況でもこちらが攻撃される状況を考えると、奴は非常に厄介な相手な上、その腕によって気を抜けば間違いなくアビーム大統領に殺される状況が大きいと実感したから猶更、奴らの攻撃に対して非常に警戒するのも当然だと思った。

 なにより、片方の腕を倒してももう片方の腕でアビーム大統領を攻撃する行動を取ると間違いなく俺では彼を守れなくなるだろう。

 だから奴の腕が外れる攻撃を持っている事に驚きを隠せずにいたのも非常に納得した。

 だから俺はテリーの攻撃方法を見てどうやればアビーム大統領を守れるのか頭の中で考えて戦略を練っていた。。


 しかし、アビーム大統領が銃を持ちながら攻撃するタイミングを見て彼もまた、契約能力者だった事が明らかになった以上、ここで彼らを倒さねばいけないと思った。

 そしてあの銃でテリーの腕を止められるのか俺はよくわからなかったのでその意味でも、彼に聞いてみようと思った。


「で、その銃で奴を倒せるのか?」


「あぁ、大丈夫だ。ジョンソン。これから俺は奴の腕この銃で倒して見せる。それに奴の弱点も判っているから大丈夫だ。」


「だな。頼むぞ。アビーム大統領殿。」


「えぇ。こちらこそ生きて帰って来いよ。」


 俺は彼の言葉を聞いて非常に安心できる状況で戦闘に対しても問題なく挑めると思った。

 何より、彼の姿勢を見ていると非常に強い意志を感じ、何としてでもアメリカや欧州の魔の手からこの国を守らねばいけないと強く感じてきたから猶更だと…。


 故に俺は彼のこの意思を受けながら、奴を絶対に倒さねばいけないと感じた。

 だから、俺は奴本体を絶対に倒して見せると思いながら…。

 すると、アビーム大統領が俺の顔を見て何か託そうとする不運息があったので俺は彼の言葉を聞いてみようと思った。


「ジョンソン。お前はテリー本体を狙ってくれ。そして、俺は腕を対処するから。」


「了解。だから、俺はテリー本体を攻撃するから大丈夫だ。」


 彼の言う通り、俺はテリーの本体を焦点に当てて、これから戦闘する準備を整えた。

 そして俺は刀で奴本体に目掛けて攻撃する準備を整え、これからテリーの前に現れて戦闘準備を整えた。


「ほう。お前がここまで来ていた状態なら本気でお前を倒す行動が出るのかな?」


「あぁ、大丈夫さ。でも、俺は貴様達の所為でMI5から逃げざるを得なかったから猶更、ここで守るから安心しな。」


 連中が何を考えているのか俺には判らない。

 だが、俺はテリーの本体を本気で殲滅する為、契約能力を発動し、戦闘態勢を挑んだ。


「だが、貴様の腕がない状態なら俺はあんたを倒せるから大丈夫だよ。」


「ほう。俺は腕がないなら簡単に倒せると思うんだな。だが、残念だが、足で攻撃できるから猶更大丈夫だよ。」


 連中が何を考えているのかわからないながら、ここでテリーの本体を殺さないと間違いなく俺もアビーム大統領も殺される可能性があるとすら強く感じたので、本気を出した。


「貴様。本気で俺を殺そうとしているなら、俺だって決して容赦しないから。」


「だな。だからお前を足で蹴り飛ばして倒すから覚悟しろよ。裏切り者が。」


 連中が俺の事を裏切りもの扱いされている以上、俺はここで決して負けてはいけない状況がはっきりしてきたのでここで彼らを倒す準備をしようと思っていた。

 彼らの外道ぶりと非人道ぶりの実態を知っている以上、ここで連中を倒さねばいけないと思うとそれだけでも絶対に大事にしなければいけない使命を多く感じた。


「貴様がアメリカや欧州の利権を守る為、イラクを侵攻するなら貴様をここで倒して見せるから絶対に覚悟しろよ。」


「成程。だが、俺のケリでその日本刀をへし折ってやる。」


 奴は完全に俺に対して非常に敵意を持っている状態で非常に怖かった。

 しかし、彼がここまで豹変した理由は言うまでもなく、俺が裏切り者で欧米の意向に従わない事が大きな理由だからだと感じたから当然だ。

 だから、俺は本気であの契約能力を発動しようと思った。


「俊足。速突。」


「ほう。俺を背後から攻撃しようとする行動は正に、悪質だな。でも、俺をこうやって倒せると思いなら甘い。」


 背後から、速突しようとしたらテリーが物凄い速度で反撃を始めている状況からも非常にやばい状況なのは肌で感じた。


 だから俺は奴らがこういう攻撃から一瞬でねじ伏せる行動を見て非常にやばいと思いつつ、ここで一撃を与えねば間違いなく奴らに殺されるのは明白だと感じた。


「ジョンソン。お前はまさかここまでして俺を倒そうするのか。でも、俺はこの程度の攻撃では簡単に反撃が可能だよ。」


 彼の言葉を聞いて異様な雰囲気を感じてしまった以上、彼らが何を攻撃するのかわからなかった。

 でも、この一撃をかける為に黙想しながら雑念を抜いてこれから奴に対して大きなダメージを与えようと思った。


「だが、貴様はこれで終わりだから安心しろ。」


「おっ。お前、俺をそれで倒そうとするのか。」


「あぁ。けど、貴様を倒さねば間違いなく俺が殺されるから本気で貴様を倒すから。」


 連中をここまでしてでも倒さねばいけないと思うとそれだけで必死の本気さを強まり、これから彼らを倒さねばいけないと改めて感じた。


「お前。その目を見ていると非常に怖い目をしている状況がしてきて非常に危ない。まさか、俺をその刀で殺すのか。」


 テリーは俺の本気を見て非常に恐怖を感じるようで何よりだと思いながら奴を攻撃した。

 これで奴を倒せるとは思わんが、それでも大きなダメージを与えて戦闘力を大幅に落とせばこれで何とかなると思った。

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