第83話 バイエルン狂想曲01。

 ドイツ一の経済都市バイエルンは租税回避地タックスヘイブンとして有名だ。

 租税回避地タックスヘイブンとは大企業が税金を減らす為にある地域を指し、この場所に大企業の税金を納める事で合法的な税金を納める事が出来ると土地だ。

 つまり、この租税回避地タックスヘイブンがバイエルンに存在したのはドイツ国内で大企業の為の税金逃れを行う場所として非常に最適な場所だと推測できた。

 それ故に、ここに大企業の本社を設置する事でドイツ企業の多くはここに税金を低くする事で自分達の利益を上げていったのだった。

 そして、バイエルンという製薬会社は、このバイエルンという租税回避地タックスヘイブンの中でも特に敷地が広い。

 バイエルンはアメリカのGMO作物大手、モンサントと連携しており、この2社で世界のGMO作物を中心に進めていたのだ。


「ゲオルグ。貴様は、これからバイエルンに突入出来るか?」


「あぁ、バイエルンの警備は凄く厳重だが、この手の大企業の本社には警備室があるはずだ。その警備室を襲撃すれば良い。」


「分かった。А ты конпанские из Этот Убийцы. Этот из Домой конпание Стоп в борбы Ираке.」


 俺はこのロシア語で発音しながら、バイエルンという製薬会社の闇と軍産複合体の癒着を調べる事にした。

 バイエルンは製薬会社でモンサントと連携しているなら米軍産複合体の都合で動いて居ると俺は思う。

 だから、俺はこの企業の実態を暴けば欧米の価値観は崩壊すると俺は思っていた。

******

「貴様は誰だ。」


「А ты кто? Этот германские голубой.روسیه برایه 」


 俺はこの言葉を巧みに利用して連中を追い詰める事を厭わなかった。

 連中はアメリカの為に動く。

 ドイツ国民を為に動かないなら俺たちで倒すだけだ。


「貴様。この不審者め。」


「Чёрт возьми!! Этот голубой в германские.」


 俺はこんな1企業の為しか守らない武装警備員を俺たちの能力で抹殺を試みた。

 当然、連中を殺害したら警備員の首を切断させ、頭部に爆薬を詰めればそれで良い。

 頭部の死体があるとそれだけで犯人がばれる可能性があるから俺はIWC時代の知識を利用してゲオルグの手助けをした。


「ゲオルグ。俺は爆薬を詰めるから貴様は、この企業の警備構文セキュリティプログラムを破壊してくれ。」


「了解。」


 俺は少なくても警備員がいる部屋が他の部屋より警備が薄い事は一瞬で分かる。

 何故なら、警備員が監視するのに自分達の行動を読まれる事は非常に危険だと解っているからだ。

 それ故に警備員がこの部屋で隠れる事で俺たちは裏の情報を差し出す事が可能だとはっきりしてきた。

********

 僕はシュタインの命令で電子機器の中にいる。

 当然、この電子機器は監視カメラのモニターから侵入する事が出来た。

 それ故に俺は電子構文で監視構文を弄れば無事に解決すると思っていた。

 故に電子世界で警備構文セキュリティプログラムを書き換えればそれで解決すると感じた。

 案の定、警備構文セキュリティプログラムを書き換える事が出来た俺はこれで警備構文セキュリティプログラムの影響が無くなった事で俺は元の世界に戻る事にした。


「シュタイン。警備構文セキュリティプログラムの書き換えを終えた。君の方は大丈夫か・…。」


「あぁ、大丈夫だ。」


 彼が僕の様子を見て一安心したのを僕は感じ取った。

 ただ。警備構文セキュリティプログラムを解除しても彼らは何か仕込んでいると思いながら、僕は引き続き警戒した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る