ブラックガヴァメント(暗黒国家)

第325話 『ユーロ』の問題を考える。

　俺とエイダはドイツの様子を見ていると明らかに英国よりも経済格差が激しい国になっている事に驚いた。

　やはりというべきなのか『ユーロ』は共通通貨ゆえに積極財政が図れない事で経済対策がうまく発揮できず本気でやろうとすれば財政破綻リスクなどを大きく抱えてしあうが故に動けない国が多いと改めて断言できた。

　なので、俺の考えはあながち間違っていない状況だと改めて理解し、ユーロ加盟国の格差がいかに共通通貨によって引き起こされたものだと改めて実感した。

　そして『ユーロ』加盟国の多くがすでに英国より格差が広がった理由も分析しながらその問題を出して『ユーロ』の不要な理由をはっきりさせようとしていた。

　当然、その要因として考えられるのは通貨『ユーロ』における共通通貨によって財政破綻リスクを生み出す問題がある事が理由で積極財政に踏み切れないにあるのは確か。

　加えて、ЕС離脱によって通貨『ユーロ』が使用できない問題が新通貨発行と同時に1から経済を始めなければいけない状況にあるのだと改めて実感した。

　そういう問題を考えてもいかに『ユーロ』加盟国の制約が大きな悪影響を及ぼしている状況をすごく実感し、それを多くの人に広めなければいけないとも思えた。

　だから俺はエイダに通貨『ユーロ』の問題についてしっかり説明する義務があった。

　そう俺は思いながらこれからエイダに声を賭けながらドイツの経済格差について説明することにした。

「で、エイダ。ドイツの経済格差が広がった要因としてやはり通貨『ユーロ』による影響が非常に大きいと思うがそれであっているよな。」

　そう俺は彼女にドイツの経済格差が広がった要因を伝えながら『ユーロ』のやばさに肌が震え始めた。

　『ユーロ』に加盟している国が非加盟国より経済格差が広がっている様相を見ると如何に『ユーロ』がやばくて危ないものなのかはっきりしてくるからだ。

　そうやって考えると『ユーロ』がいかに格差拡大装置なのかはっきりと浮き彫りにしたことは非常に大きいと思えた。

　すると、彼女は俺に対して優しそうな顔で丁寧に伝えながら通貨『ユーロ』の問題について説明しながら俺の不安を和らげた。

「勿論だよ。通貨『ユーロ』の問題は既に露呈されて来たことは間違いないよ。通貨『ユーロ』によってドイツは積極財政に走れない問題がある他、それによって財政規律の明文化を制定してしまった前科がある。だからそれを考えると通貨『ユーロ』によって大きな弊害が行っている状況を考えるとドイツの経済が良くできなくなる可能性があるのは必然的な状況にあると思うけどね。」

　エイダがそうやって『ユーロ』の問題についいて説明すると彼女の意見は非常にごもっともな状況になっている状況を考え、彼女もすでに理解している状況に俺は安堵した。

　だから、俺も自分の頭で考えながら通貨『ユーロに』に対する弊害は創造以上に加盟国間で大きく生まれてきた状況だと考えて良い考えるとそれだけで悍ましさを理解した。

　だから、俺は彼女にドイツの現状をしっかり報告しながら『ユーロ』不要論を丁寧に説明しながら主権の重要性についても考えることにした。

「そうなんだ。エイダ。確かにドイツが経済でボロボロぶりを見ていると本当に通貨『ユーロ』の弊害は明らかだ。事実、ドイツは積極財政が図れず、ЕСが簡単に崩壊してゆく状況を考えれば如何に通貨『ユーロ』の弊害が大きく生まれてきた状況が出てきたからそれを含めてЕСが諸刃の剣と言っても良いと考えてよいかもしれないな。」

　俺は『ユーロ』やばさを彼女に伝え、『ユーロ』はもろ刃の剣だと改めて考えると確かにこの問題は創造以上にあかん状態になっている実態を知る事で今の『ユーロ』加盟国の悲惨さを思い知った。

　だから、俺は彼女にそうやって伝えた後、エイダはЕС離脱によって経済面でも『ユーロ』加盟国の弊害が生まれている事を理解しながら彼女は俺に経済面の問題でも報告しようとしていた理由がはっきりしていたのが見えていた。

　だから俺はそれを理解した上で欧米の闇を更に暴く姿勢を持とうと思っていた。

　そしてエイダもうすうすと気づいている影響からなのかどんなにドイツがボロボロになってもЕСを離脱できない理由を『ユーロ』離脱による経済リセットの問題について説明し始めた。

「そうだね。ドイツはボロボロだけど、『ユーロ』から離脱すればドイツ経済は完全に1から作りなおさなければいけない状況にあるのは確か。特にドイツは経済大国だからЕС離脱すれば一気に経済の0から作り始めなければならない為、それによって悩む人が多いとも思えるよ。」

　彼女は俺に『ユーロ』の実態やドイツの問題を考えさせられる様子を思うと俺は彼女に重苦しい声で丁寧に伝えなければいけない使命感で溢れた。

　そう俺は思いながら彼女にЕС離脱の難しさの感想を説明した。

「1から作らなければいけない理由はやはり『ユーロ』離脱になて『ユーロ』が使えなくなり、それによって新しい通貨の元で1から作らねばいけない状況にあると思うんだよね。」

　俺は彼女にそう伝えるとエイダは『ユーロ』離脱は経済リセットもあるからそれがかなり離脱の弊害にもなっている事を説明した。

「そういう事。だから『ユーロ』の弊害が生まれる状況を理解するだけでこの問題が非常に大きな問題が生まれてきており、そこから1から作らねばいけない問題が大きく生まれている状況からЕС離脱が出来ない問題が大きく生まれて来る状況に思えるんだ。」

　彼女が離脱リスク伝えるとだから加盟国が離脱しない理由が明確にわかったので俺は彼女に返答した。

「なる程。だから英国がЕС離脱が楽に出来たのも通貨『ユーロ』の離脱が簡単に出来た事が非常に大きい事が分かるな。」

　そう俺は彼女に回答すると彼女は納得した顔で俺に伝えた。

「そういう事だよ。」

　彼女の指摘通り英国がЕСを簡単に離脱出来た背景には当然ながら通貨『ユーロ』を使わない事が理由だと考えるとそれは英国が独自通貨があり、それも完全自国建て通貨だからこそ簡単にЕС離脱を楽に進められ、既存の経済をリセットせずに移行出来た事が大きかった。

　一方、ドイツやフランスはあれだけボロボロになりながらЕС離脱や通貨『ユーロ』離脱が出来ない理由は通貨『ユーロ』加盟国が1から作り直すことからこれは確かに諸刃の剣故に慎重になるのは当然だった。

　そうやって考えると通貨『ユーロ』使用国がそうではない国に比べて立て直しがし難い理由を考えるとこういう部分での弊害が起きている状況にあると考えると非常に分かりやすい内容だと思えた。

　だから彼女は俺に通貨『ユーロ』の弊害を指摘した事で俺はドイツ政府を一変させなければいけないと思えた。

　そして俺はドイツ政府を変える為に動いている。

　当然、ドイツ議会の行動を警戒しながら俺はこれから中に入って突入しようと思った。

「なぁ。エイダ。これから共に入ってドイツ議会を変えてゆこうな。」

　そう俺は彼女に伝えると彼女は嬉しそうな顔で返答」した。

「えぇ。勿論だよ。私だってアンタと共にドイツ議会を変えてЕСを完全に崩壊させて世界を変えてゆきたいから尚更だと思うよ。」

　彼女の笑顔を見て俺もドイツを変えたいと彼女に伝えた。

「そうだね。エイダ。貴様のお蔭でドイツも変えられそうな気がするよ。」

　そう私は彼女のお蔭で凄く助かったのでこれからドイツ政府に突入を始めた。