第183話 分類不能。
8月177日……
今日は運命の戦いの日。前回の戦いから
22時……
全員が既に集まっていた。
『ジュウザブロウさん! 体は大丈夫ですか?』
【今日何回聞かれるんだ、その質問は……。大丈夫だよ。まぁ、戦うことはできないけどな】
ジュウザブロウさんは同じ質問にうんざりしつつも、元気そうなアピールをしていた。とりあえずはよかった。とにかく、今日を乗り越えなくてはならない。
『そうだ。Demiseについては新しい情報はありましたか?』
【あぁ、それなんだが……】
【Demiseについてわかったのは、5体であることです。分類がどうもわからず、分類不能型としています】
『そうか、ありがとう。5体か……』
【前に6体を相手にしたこともあるし、なんとかなるやろ。まぁ、ヒカルさんもおるしな】
リオンさんが冗談交じりに言う。
『それ、やめてくださいよー……』
【へへっ、いいじゃねぇか。ヒ・カ・ル・さ・ん】
『もう、グレンまで……』
みんな笑っていた。決して浮かれているわけではない。リラックスしつつ、程よく緊張感もある。この雰囲気は悪くない。時間は、23時になろうとしていた。
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