第246話 普通の1日。
イツキさんとの戦いの後、1時間ほどシャルを振っていた。汗だくになりながら、家へと帰った。
レイヤー0に戻り、すぐさまシャワーを浴びる。汗と汚れを洗い流し、さっぱりとした。今から寝たら、また変な時間に起きてしまいそうだ。今日はこのまま起き続け、生活リズムを矯正しよう。
ぐぅ〜……
腹の虫が鳴いている。とりあえず、カップラーメン作ることにした。ラーメンを
『そうか……。もう終わるんだな……』
食べ終わったカップラーメンの容器を横に、右腕で
『久しぶりにオリオンでも行くか……』
駅前のオリオンカフェへと向かった。昼過ぎとはいえ、ちょっとした行列ができていた。だが、ほとんどは持ち帰りのようで店内は空いていた。席を確保し、行列に並ぶ。10分もしないうちに自分の番が回ってきた。注文は『オリオンコーヒー』。いつも通り、甘いコーヒーだ。家から持参した小説を読みながらリラックスした時間を過ごした。コーヒーの香りが俺を包み込む。小説が一段落したところで時計を見ると、もう夕方の時間になっていた。
『ずいぶんと長居してしまったな……』
少し申し訳なさを感じながら、店を後にした。コンビニでおにぎりを買って家に帰る。ゲーム機を起動し、しばしゲームの世界へ飛び込んだ。
…
『ふぅ……』
一息つくと、外はもう真っ暗だった。テレビのリモコンを操作し、クイズ番組にチャンネルを合わせる。それを見ながら、買ってきたおにぎりを頬張る。あと1週間もしないうちに世界が終わるとは思えない1日だ。ビニール袋におにぎりの包装を詰め込み、ゴミ箱へと放った。ベッドの上で横になり、目を
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