第134話 戦いに向けて。
エンジの話は続く。
【
【えーっと……。各Demiseの担当者とコアの場所かな?】
【あぁ、そうか。担当者については……。ジュウザブロウさん、いいですか?】
【わかった。2人ともありがとう。当日も言うが、担当を伝える。2体いるモノは、A、Bと呼称する。
人型Aはオレ。人型Bはジン。異形型Aはイツキ。異形型Bはヒカル。既視型戦闘機はアスカ。既視型犬はグレン。
以上だ。聞き逃したやつはいないか?】
全員が顔を見合わせ、様子を
【あれ、俺はどないすれば……?】
確かにリオンさんの名前は呼ばれていなかった。
【リオンはベース付近で待機だ。何かあったら他の者のところへ応援に行ってもらう。判断はリオン自身か、エンジにしてもらう】
【俺はお留守番ってことやな。わかりました】
【他にはいないみたいだな。次は”コア”の場所を頼む】
【はい。オイラが話すよ。
人型はどちらも頭部に。
異形型Aは3本ある角のうち、左の角がコアです。
異形型Bは尻尾。
既視型戦闘機は2本ある尾翼の左側。
既視型犬は鼻がコアです。
以上ですが、大丈夫でしょうか?】
全員が
【よーし。それじゃあ話は以上だ。エンジ、ハルヒ、ありがとう。みんなもそれぞれ自由にしていいぞ】
みんなが動き出す中、俺だけが動けずにいた。
『……やらなきゃ……勝たなきゃ……』
俺が自分に暗示をかけるように
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